常に「挑戦者」であることでkurogenkokuは成長を続けます。
そしてkurogenkokuは「人の痛みのわかる診断士」を目指します。
2005/6/30
今回から【マネジメント理論】のうち最後の【リーダーシップ理論】に入ります。
【リーダーシップ理論】
リーダーシップとは「目標達成に向けて人々に影響を与える個人の力」です。
ここでは「オハイオ研究」「ミシガン研究」「マネジリアルグリッド」「PM理論」「フィードラーの理論」をとりあげます。
【オハイオ研究】
オハイオ研究によれば、リーダー行動には「構造の設定」と「配慮」の2つがあるとしました。
(構造の設定)
課題を与え、集団活動を方向づけるリーダシップです。
(配慮)
組織構成員の対人関係の満足度を高めようとするリーダシップです。
「構造の設定」の度合いを高くすれば、「配慮」も高くする必要があるとされています。
【ミシガン研究】
リカートを中心に行われ、上述の「構造の設定」を生産志向、「配慮」を従業員志向と解釈することで、生産性の高い組織と低い組織について影響を与えるリーダーシップの特性について分析しました。
(リカートのシステム4)
リカートは管理システムを業績の低い順から高い順に、下記のように分類しています。
@独善的専制型
A温情的専制型
B相談型
C参加型
そして管理者はこのC参加型の管理システムを目指して、リーダーシップを発揮すべきとしています。
(連結ピン)
リカートは全体的な組織は各集団が別の集団と重なり合うことによって成立するとしています。
ここでその重なり部分において影響をもつ人を「連結ピン」と呼びました。
【マネジリアルグリッド】
ブレークとムートンが考案した理論で、横軸に「業績への関心」、縦軸に「人間への関心」をとり管理スタイルを類型化しました。
(9・1型)
業績に関する関心が高く、人間に関する関心が低いリーダーシップです。
機械的に目標を与えてしまう点が特徴としてあげられます。
長期的な成果が期待できないといわれています。
(1・9型)
業績に関する関心が低く、人間に関する関心が高いリーダーシップです。
部下を助ける管理行動が特徴ですが、人間関係が円満になる反面、成果は期待できません。
(1・1型)
業績に関する関心が低く、人間に関する関心も低いリーダーシップです。
何事にも無関心で、管理者として最低レベルです。
(5・5型)
業績に関する関心も人間に関する関心も中程度のリーダーシップです。
よってすべてにおいて中間的な常識人間がとるリーダーシップです。
(9・9型)
業績に関する関心も人間に関する関心も高いリーダーシップです。
部下の自己実現と組織の目的を一致させる理想的な管理行動といえます。
次回もリーダーシップ理論について取り上げます。

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2005/6/30
おはようございます。
kurogenkoku@4時30分起床です。
FSP宣言します。
【本日の学習】
MP生産技術事例A再復習
企業経営理論更新
ロジカルシンキングトレーニング
ロジックで解く財務

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2005/6/29
今回も【モチベーション理論】のつづきをとりあげます。
【アージリスの未成熟・成熟理論】
アージリスは、人間は幼児の段階から成人の段階に成長する過程において7つの次元で変化がおこり、未成熟から成熟へと移ろうとする「未成熟・成熟理論」を提唱しました。
(7つの変化)
(未成熟) (成熟)
@行動の能動性 受動的 能動的
A他人への依存 依存的 独立的
B行動の単純性 単純 多様
C興味の持ち方 浅い 深い
D行動の展望 短期的 長期的
E自らの地位 従属的 優越的
F自覚 欠如 発達(自覚と自己統制)
以上より、アージリスは成熟を求める従業員のモチベーションを向上させるためには「職務拡大(職務を水平的に拡大すること)」や「目標管理」などが有効であると主張しました。
【ハーズバーグの動機付け・衛生理論】
ハーツバーグは人間が働く場合に「衛生要因」と「動機付け要因」の2つがあると考えました。
(衛生要因)
職務に対する不満は防止できるが、充足されても積極的な態度につながらないものです。
下記のようなものがあります。
・会社の方針
・監督、監督者との関係
・作業条件
・給与
・対人関係 など
(動機付け要因)
充足されれば、積極的な行動につながるものです。
下記のようなものがあります。
・達成
・承認
・仕事そのもの
・責任
・昇進 など
以上よりハーズバーグは、動機付け要因の実現のためには、自己実現の場を与えることが必要とし、「職務拡大」ではなく「職務充実(職務を垂直的に拡大させること)」が有効だと主張しました。
【ブルームの期待理論】
ブルームは人間が欲求に基づき行動する際の個人差を解明するために、期待理論を提唱しました。
これは「動機付けの強さは、努力が業績に結びつく確率の高さと、その業績から得られる報酬の高さを比較し、主観的判断によって決まる」とするものです。
次回から【リーダーシップ理論】に入ります。

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2005/6/29
おはようございます。
kurogenkoku@4時30分起床です。
FSP宣言します。
【本日の学習】
MP生産技術事例@再復習
企業経営理論更新
ロジカルシンキングトレーニング
ロジックで解く財務

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2005/6/28
今回から【モチベーション理論】に入ります。
ここでは「マズローの欲求5段階説」「マグレガーのX理論・Y理論」「アージリスの未成熟・成熟理論」「ハーズバーグの動機付け・衛生理論」「ブルームの期待理論」をとりあげます。
【モチベーション理論】
モチベーションとは、仕事に対する動機づけ、意欲のことで、モチベーション理論は「欲求理論」と「過程理論」の二つに大別されます。
「欲求理論」が組織を構成する人の欲求とそれを満たす方法を分析しているのに対し、「過程理論」はそのプロセスについて踏み込んでいます。「欲求理論」の代表的なものには「マズローの欲求5段階説」、「過程理論」の代表的なものには「ブルームの期待理論」があります。
【マズローの欲求5段階説】
マズローは、人間の欲求は5段階に分け、低次元の欲求の欲求が満たされると、人間はさらに1つ上の欲求を目指すようになるとしています。
これが欲求5段階説です。なおこの欲求については低次元から順に並べると下記のようになります。
@生理的欲求
人間が生きる上で必要な衣食住などに対する本能的な欲求
A安全の欲求
安定的生活を求めたいとする欲求
B所属と愛への欲求(社会的欲求)
他人との関りや他者との愛情を充足したいとする集団帰属の欲求
C尊厳欲求
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬されることを求める欲求
D自己実現の欲求
自分の能力、可能性を発揮し、向上を図りたいとする欲求
【マグレガーのX理論・Y理論】
マグレガーはX理論 とY理論の2つの人間観を提唱しました。
「欲求5段階説」との違いとして「人間は低次元の欲求をすでに満たしており、さらに高次元の欲求を満たすためにはY理論に基づいた動機づけを行わなければならない」と主張しました。
(X理論の人間観)・・・性悪説的人間観
本来人間は怠け者で、上から指示や統制を行うことが必要
(Y理論の人間観)・・・性善説的人間観
人間は本来自分の立てた目標に向かって努力する
よって「目標による管理(後日登場)」が具体的方策として有効であることをつきとめました。
次回も【モチベーション理論】のつづきをとりあげます。

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