kurogenkokuです。
317冊目は
強育論-The art of teaching without teaching
宮本哲也 著 Discover携書
●「親が子どもに対して学習を無理強いするのは子どものためではなく、自分の不安を解消するためであり欲求を満たすためなのです。だから子どもが拒絶するのです。」
●「ゆとり」という言葉に反感を覚える人はいないでしょうが、実態は「なまけの教育」「堕落の教育」です。
●子供を育てるということは生き方を伝授するということです。親に守られ、夫に守られ、ひとりで生きたことのない人がいったい子どもに何を伝授しようというのでしょうか?
●「効率的で無駄のない学習法」なんて存在しません。各自が思考錯誤の末、自分なりの学習法を見つけるしかないのです。
表現が傲慢かつ過激で読み手にとって刺激的過ぎると感じかるもしれません。でもその合い間に教育者ならではの「愛情」も読み取れます。
アマゾンの評価が非常に高い本ですが、その評価にたがわず教育のあり方に一石を投じてくれる良書だと思います。
【目次】
第一章 賢い子育て 愚かな子育て
第二章 自立を見守るまともな母親 自立を阻む有害な母親
第三章 学習に王道はあるか?
第四章 頭のよくなる学習法 悪くなる学習法

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