kurogenkokuです。
362冊目は・・・。
使える!「孫子の兵法」
齋藤孝 著 PHP新書
著者の執筆された本は好きなのでこれまで何度も読みました。その中で本書はアマゾンのレビューが低い。なぜだろうと思いあえて購入してみました。
確かに「孫子の兵法」について、著者の考えと強引に結びつけているとも感じ取れる(「道、天、地、将、法」の解釈など)部分がありますが、役に立つものも多かったのではないかと感じています。
具体的には・・・。
「彼を知り己れを知らば、百戦して殆うからず」
⇒戦うためには自己分析の必要性あり。
「兵を形すの極みは、无形に至る」
⇒相手の出方に応じて変幻自在に布陣することが必要。
「兵には、走る者有り、弛む者有り、陥る者有り、崩るる者有り、乱るる者有り、北ぐる者有り。凡そ此の六者は、天の災いには非ずして、将の過ちなり。」
⇒結局、敗因とは外部環境のせいではなく、トップの(経営判断)過ちである。
まあ個人的には「孫子の兵法」について関心が出てきたのが収穫です。
【目次】
第1章 勝負は戦う前についている!
第2章 「勢」を味方につけよ
第3章 ビジネスパーソンが考えるべき「策」とは
第4章 強い組織は「将」がつくる
第5章 そして、いざ“戦闘”へ

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