研修が充実したのは、良い受講生に恵まれたという気もしています。13人の精鋭ですが、10時間、真剣に受講されていました。
どうもkurogenkokuです。
2日間の研修、いかがだったでしょうか。
10時間という短い研修でしたが、経営改善・再生支援に使う基礎知識、そして支援へのかかわり方など総合的にお伝えしたつもりです。
全国7,000人以上の経営指導員がいますが、経営改善・再生支援にかかわっている人って本当に少ないと思います。というよりほとんどいないですね。経営指導員向けに、このテーマで講義を行う機会は少ないです。
コロナ直後は、国の制度等でじゃぶじゃぶに資金が供給されました。倒産しているであろう事業者の多くが救われています。私も支援先には「とにかくお金を借りて乗り切りましょう」といいました。
これから時間が経つにつれ、その資金が枯渇してしまったり、返済に息詰まる企業が増えるでしょう。
勝負はここからです。
これから経営改善・再生支援が必要になる企業。要因は様々です。
もともと手元流動性が低い飲食業や宿泊業は、経営努力とは関係なく資金繰りに窮する可能性があります。またその他の業種でも、取引先等の経営不振により、自社もそのあおりを受けてしまうなんてことがあるかもしれません。
一方、そのような外部要因だけではなく、「経営者そのもの」に問題があるケースもあるはずです。
kurogenkokuは経営改善・再生支援の本質を、
「経営者のこれまでを変える仕事」と言いました。いまが悪いのは「経営者」に問題があるケースがとにかく多い。
ただし、そんな経営者でも我々は見捨ててはいけません。粘り強く支援にあたることです。
経営者を変えるためには、我々の本気度が試されます。チャラチャラした気持ちで支援にあたっても経営者は変わりません。我々が覚悟を決め、毅然とした態度でぶつかってください。甘えは許さない、その一方で滅入った時には心の支えになる。銀行等の外部機関の理解を得るためには、彼らより勉強していなければなりません。「〇〇さんに言われたら、断れません」という存在になることです。
その繰り返しが、多くの会社を救います。
13人の卒業生の皆さん。
頑張ってください☆

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