kurogenkokuです。
1134冊目は・・・。
【kindle版】
「超」入門 空気の研究 日本人の思考と行動を支配する27の見えない圧力
鈴木 博毅 著 ダイヤモンド社
山本七平の「空気の研究」はこれまで読んだ本の中でも、特にお勧めしたい一冊ですが、あまりに難解です。したがって本書を読みました。
【空気の研究】
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空気とは、非常に強固でほぼ絶対的な支配力を持つ「判断基準」であって、それに抵抗する者を異端として、「抗空気罪」で社会に葬る力を持つとしています。もう少しわかりやすく言うと、その「判断基準」は意図的な「前提」によってつくられていて、現実を都合よく隠微することができます。
これと正反対に「水をさす」という言葉がありますが、これは「現実」を土台とした「前提」であって、その一言が一瞬にして「空気」を崩壊させるようなイメージです。
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【目次】
はじめに 今も昔も日本人を支配するもの
第1章 日本を支配する妖怪の正体
日本人が逃れられない「見えない圧力」
第2章 なぜ日本人は集団だと狂暴になるのか?
日本的ムラ社会を動かす狂気の情況倫理
第3章 なぜ日本人は感染しやすいのか?
日本人を思考停止に追いやる3つの要因
第4章 私たちはこうして思考を乗っ取られる
空気の拘束を生む3つの基本構造
第5章 なぜ日本人は「常識」に縛られてしまうのか?
新たな拘束力となる水の思考法
第6章 「日本劇場」を操る「何かの力」
支配者にとって空気は世論をつくる最強の武器
第7章 どうすれば空気を破壊できるのか?
巨大な圧力に抵抗する4つの方法
おわりに 空気を超克する新たな時代の創造

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