kurogenkokuです。
1203冊目は・・・
【kindle版】
ゼロコロナという病
藤井聡 著 木村盛世 著 産経新聞出版
デルタ株 去ったと思えば オミクロン
今朝もワイドショーを見ていると、感染者数について相変わらずマスコミが煽りまくっていました。そのうち無症状の方も多くいるというのであれば、実際に検査を受けていないため判明していない感染者数はその何倍もいるでしょう。いま出ている数字は氷山の一角かもしれません。
個人的には人が命を落とすような状況は避けなければなりませんが、風邪の症状程度という方が多いのに、感染者が増えた増えたと煽りまくるメディアはいかがなものかと。
そんなことは無視して、これまで通り、大人数での飲み会を控えたり、マスクを着用したり、手洗いを励行したり、可能な限りリモートワークを継続し、人との接触機会を減らすのは大切なことだと思っています。そういうひとりひとりの心がけで、コロナとうまく付き合っていく。仮にコロナにかかってしまった人がいても批判しない。
他国はすでにコロナとの付き合い方を見直しているのに日本は従前から変わらずですね。
本書が大切にしているのは「データ」です。何か判断するためにはデータの裏付けが必要です。「不安」「感情」が先行し、きちんとしたデータを見ない。「死亡者数が40万人を超える。コロナは怖い感染症だ」とメディアでさんざん煽った先生がいました。今日現在死亡者数は1.8万人です。1.8万人出てしまったことはいけないことですが、きちんとその傾向を分析し、正しい対処方法を冷静にマスコミは伝えるべきと考えます。
くり返しますが、コロナを無視しろとはいいません。定められたルールに従って生活し、感染症対策と経済活動を並行して進めればよいのではないでしょうか。経営相談に対応している立場なので、経済的困窮に見舞われている方を数多くみているからかもしれません。あまり言いたくありませんが、支援先に自殺者も出ました。
ですから「過剰な対応」は見直さないといけないなぁと思ったりしています。
【目次】
第1章 コロナ虚言・妄言・暴言
第2章 コロナ死か、?自粛死か
第3章 上から目線と専門バカ
第4章 『シン・ゴジラ』の世界
第5章 コロナでばれた日本
第6章 死を受け入れられない日本人

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