常に「挑戦者」であることでkurogenkokuは成長を続けます。
そしてkurogenkokuは「人の痛みのわかる診断士」を目指します。
2007/1/26
kurogenkokuです。
今回でこのシリーズも最後にしますが、合否を決める上で最も重要なことを書きます。
それは『受かりたいという気持ちの強さ』です。
さらに踏み込んでいえば『試験当日の受かりたいという気持ちの強さ』です。
もちろん試験に臨む皆さん「受かりたいという気持ち」を持っています。
これまでの自分もそうでした。
ただ今回は明らかに何かが違ったんです。
もう何回も取り上げたのでしつこく感じるかもしれませんが、自分が経験した「あの感覚」を伝えたいだけです。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/1169.html
前の晩は気持ちが高ぶりほとんど眠れなかったけれど、それは理由になりません。
「受かりたいという強い気持ち」があれば、集中力は持続できます。
本試験当日は自分だけを見てください。
「合格するんだ」ということ以外は何も考えないでください。
その日だけは「いやな奴」に徹してもいいです。
全員が合格できるのであればそれはそれですばらしいことですが、合格を掴むためには周りの受験生に負けたらダメなんです。
その結果、自分は「あの感覚」を体験することができました。
これで不合格だったら引退
合格したならば、今後何度2次試験を受けても合格できるのだろう
そう思いました。
合格に至る学習プロセスや課題は人により異なるものですが、「受かりたいという気持ちの強さ」は誰しもが持たなければならない必須条件だと思っています。
ですからこれまで皆さんが抱いてきた以上に「合格に対する想い」を持って本試験に臨んでください。
P.S
DANDYさん。
仕事は大変でしょうし、学習時間の確保もままならない状況になると思いますが、「試験当日の受かりたいという気持ちの強さ」を持つだけでDANDYさんならきっとやり遂げてくれそうな可能性を感じます。
是非頑張ってください。
終わり

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2007/1/25
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2007/1/24
kurogenkokuです。
今日は自分の長い受験生活の中で、絶対に触れておかなければならないことについて書きます。
それは今の自分を語る上でかかせない「3人の戦友」の存在です。
T.Sさん
S.Iさん
N.Sさん
平成14年、TBCに通学していたのですが、以降同じ目標に向かって励ましあってきました。
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私にも「診断士受験をもうやめようと思ったとき」がありました。
それは平成14年の2次試験に不合格になったときです。
答練や模試の成績から絶対の自信をもって試験に臨みましたが、あえなく撃沈。
その年1次試験をパスしていたため。平成15年の2次受験権利はありません。
人間誰しもそうですが、1度乗り越えたものを1からやり直さなければならなくなったときの「へこみ具合」は半端じゃありません。
自分には再び1次試験を乗り越える気力がありませんでした。
試験後。戦友の皆さんと会う機会がありました。
今でも覚えています。
3人からかけられた言葉を。
「2次試験の会場にkurogenkokuさんが戻ってくることを信じています」と。
その言葉は簡単に裏切れませんでした。
独学でしたが1次試験を再度クリアし、戦友たちが待つマンパワーの2次答練に顔を出したとき、3人が本当にうれしそうに声をかけてくれたのを覚えています。
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なかなか2次試験に合格できない戦友のメンバー。
そんな時、必ず誰かが救いの声を投げかけます。
『雨が降るまで雨乞いを続ける』
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/13.html
ちょうど2年前、N.Sさんがメンバーに向けて書いたメールです。
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戦友たちの「その後」ですが・・・。
T.Sさんは平成17年の試験を最後に診断士受験から引退されました。
常に成績がトップクラスで、私が背中を追い続けてきた方です。
人間的にもすばらしく、心の『師』と仰いでいます。
また新たな目標を見つけてがんばっていらっしゃいますし、きっと成功する方だと信じて疑いません。
S.Iさんは残念ながら、今年の1次試験を落とし、2次試験に進むことができませんでした。
昨年、結婚するなど「診断士受験以外のところで集中したい」と本人からの宣言もあり、受験に打ち込みにくい環境であったと思います。
S.Iさんは診断士をあきらめたわけではありませんし、いつかきっとやってくれると信じています。
でも海外転勤になったら受験できるんですか・・・。
それだけが心配です(笑)
そしてN.Sさん。
私と一緒に長かった診断士受験生活に終止符を打つことができました。
仕事はいつもハードで、またお子さんも誕生され、社宅ではめでたく自治会長に昇格(笑)
ほとんど学習時間が取れない中でつかんだ合格。
連絡いただいたときは本当にうれしかったです。
そんなN.Sさんを見て「どんなにつらくてもそれ以上にがんばっている人がいる」と自分に言い聞かせることができました。
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孤独に勉強したほうが合格に近かったかどうかは正直わかりません。
でもこの3人の戦友の存在がなかったら、今の自分はなかったでしょう・・・。

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2007/1/23
kurogenkokuです。
今日は最後の「B誰が読んでもわかる文章で書く」です。
素直に書けば良いのに、わざわざ難しい言葉に言い換えてみたり、体言止めを用いすぎて文章のつながりがわかりにくくなったりするケースです。
かつての自分(場合によっては今もこの癖が抜けていないかもしれない)にあった「悪い癖」です。
読んでいてストレスを感じてしまいます。
専門校ではじっくりと解答を読んでくれるかもしれませんが、本試験で数多くの答案を採点する場合、こういった文章は読んでもらえない可能性があります。
ところで前回の「冗長的な表現を避けること」と「難しい言葉を使うこと」は意味が違います。
「キーワード」の考え方も同じです。
1次で習ったキーワードを使いなさいといわれると、1から10までガチガチな「用語」で固めてしまう方がいます。
現に平成13年の私がそうでした。
与件に書いてあることをコンパクトに表現すれば、それが「キーワード」になります。
コンパクトにまとめたものを、論理的にストレスを感じない文章で伝えるトレーニングこそ大事ではないかと感じています。
ちょっと話が変わりますが、kurogenkokuは「○○面」という言葉はあまり使いません。
受験校によって切り口を推奨しているところがありますので、あくまでも好みによりますが。。。
自分は今回の2次試験において事例Vの第2問で1度「プラス面」「マイナス面」という切り口を使っただけでした。
ロジカルシンキングの本を読むと「MECE」を習います。
「マーケティングミックスの4P」「生産管理のQCD」が代表的ですが解答すべてにこれらの切り口を多用する人がいます。
今年の生産事例第3問を見てもそうです。
「C社が国内で生き残っていくための提案」が問われましたが、「品質面では」「コスト面では」「納期面では」と3つの切り口をすべて盛り込むとどんな企業でも通用する提案のように感じてなりません。
「C社ではどれが重要なのですか?」と切り替えしたくなります。
このようにすべてに切り口を盛り込まなければいけないと考えてしまうとしつこい印象も受けますし、字数が少ない設問の場合、解答が薄くなってしまいます。
結果として与件から離れた解答になる可能性も考えられます。
ただ切り口を使うと便利なこともあります。
「@解答をひとつに絞らない」で書いた「あらゆる可能性を考え、代替案を探す作業」では、これらの切り口を使うことによって解答可能性を漏れなく抜き出すことができます。
そのうち「与件から確実にいえること」を抽出し、優先順位を考えて解答に落とし込めばよいと思います。
以上@からBまで長々と書きましたが、あくまで自分が克服しなければならないと感じた「気づき」です。
これらのトレーニングを積んだ結果、答練や模試の成績も安定してきましたし、添削コメントに「与件に忠実な解答です」とか「うまくキーワードを使っています」とか書いていただけるようになりました。
癖と言うのはなかなか抜けないものですが、自分は意識して矯正するように心がけました。

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2007/1/22
kurogenkokuです。
前回の続きです。
@解答をひとつに絞らない
A冗長的な表現を避ける
B誰が読んでもわかる文章で書く
3つに分けて書きましたが、それぞれ関連があります。
まず「@解答をひとつに絞らない」について。
自分の悪い癖である「バイアス」を排除するために心がけました。
「これだぁ」と思い込んで飛びついてしまうと、実際は他に正解があるのに本質が見えなくなってしまいます。
結果、設問間につながりがなくなり『論理的に一貫性のない解答』になります。
ですから「ひとつの答えを見つけても、そこで止めずに他にも答えがないか探し続ける」のです。
あらゆる可能性を考え、つまり代替案を探します。
ただし見つけた解答をすべて盛り込めばいいということではありません。
あらゆる可能性の中から「与件から確実にいえること」に絞込みます。
このトレーニングはマンパの講義終了後、takeoさんのチームと喫茶店で積んできました。
http://blogs.yahoo.co.jp/takeo_200x/archive/2006/09/17
次に「A冗長的な表現を避ける」です。
ある内容を伝えるのに「50字」で伝えられる人と「100字」で伝えられる人では大きな差が生まれます。
論述試験においては明らかに前者が有利です。
マス目を埋めるのは当然のことですが、ただ埋めただけでは意味がありません。
同じことを伝えるのに長々と書こうと短く書こうとほとんど得点は変わらないでしょう。
マーケティング事例や財務事例の1部を除いては、1設問あたり100字〜150字でまとめなければなりません。
今回の生産事例のように120字で配点25点の設問が登場した場合、ここをどう書くかで10点、15点の差は簡単につくでしょう。
このような問題の場合「1マス1マスから点をもぎ取るんだ」という執念が必要です。
そのためには「A冗長的な表現を避ける」トレーニングを積まなければなりません。
正解不正解、また出題の趣旨などは度外視して見てほしいのですが、今年の生産事例第4問の私の答えは以下のとおりでした。
『助言内容は、@技術開発スタッフを専任体制にし、また被膜強度、発色安定、コスト面に優れた外部企業との連携を強化し早期に事業展開を図る。A特許化を図り、他社への参入障壁や権利侵害への対応策を講じることで、C社の独自技術として競争優位を確立する。』
まず「@解答をひとつに絞らない」ことから解答可能性が複数浮かんできました。
120字で20点と配点が高かったため言えそうなことをコンパクトに盛り込むようにしました。
その結果、上記のようになったのですが、解答をひとつに絞った場合どうでしょう。
例えば「技術開発スタッフを専任体制」にすることに絞り込んで解答を作った場合、「専任体制」にするための具体的な手段や方法まで書かないと120字になりません。
無理に解答用紙を埋めようとすると、いらぬことまで書きかねません。
今回のケースではコンパクトにまとめすぎたがゆえに解答用紙に半分くらい余裕ができてしまいました。
そこで蛇足気味でしたが「特許化」にも触れました。
でも「特許化」について触れたところで、技術開発に関する提案から外れた内容ではないので「得点にならずとも減点にもなっていないはず」です。
コンパクトに書くという点はマーケの事例(30字)のケースも然りです。
第1問を例に挙げます。
「1クラスあたり12人以下の少人数クラスで指導を行っている点。」
「少人数クラスで、顧客の技術やニーズに合わせた指導を行える点。」
どちらがいいかは一目瞭然ですよね。
長くなったので「B誰が読んでもわかる文章で書く」については次回書きます。

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投稿者: kurogenkoku
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