2007/5/27

sho-co-motion初夏〜夏編・東京スペシャルAT 南青MANDA-LAライブレポ  鈴木祥子

ひさしぶりに聴く「あじさい」。大好きなウタ。
「幼い頃のあなたと私に会ったら駆け寄って抱きしめてあげたい」
このウタを聴きながら子供の日、夏、兄妹と遊んだ情景を思い出した。
近くの川、緑が溢れてて、とても暑くてあの頃は父も若く、元気で。

5月25日、南青山曼荼羅。
4月から始まった「Sho-co motion」ツアーも東京公演は一区切り。
ボクはともかく疲れてた、カラダもココロもダルい、何も感じない。

スタート早々、いきなりリクエスト募集(笑。相変わらず自由なヒト。
そこから祥子さん言う処の「暗いウタ」が弾語りで続く。
「帰郷」「あたらしい愛の詩」「夏のまぼろし」。
過去見た情景、別れた人、戻らない故郷、を唄った歌が続く。

そのウタを聴きながら、ボクは過去見た風景を思い出してた。
もう十数年、思い起こすことが無かった想い出たち。

ゲストの鈴木さえ子さんと矢部浩志さんとはカバーを沢山演奏。
ボクが昔、聴いていたロック&ポップスのオンパレード。
ビートルズの「TWO Of Us」ポリスの「King Of Pain」
バグルズの「ラジオスターの悲劇」

ここでも自分の「過去」が蘇る。このオンガクを聴いてた頃を想い出す。

後半は再び「暗いウタ」が続く。
「東京で生まれた女」。「ふるさとはどこかわからない」
「私の望み」。「覚悟していていたはずなのに、ゆれている」
「忘却」。「何度もさよならって言った」

ワケわかんない感情が溢れて抑えられなくなる。
悲しみなのか?傷みなのか?ワカンナイ、
涙が出そうになる。ステージをまともに見られない。

でも・・・京都から東京に帰って・・・
この日、はじめて自分の感情を解放できた。

ずーっと「何もない」「だいじょうぶ」なフリしてたけど
そんなはずはない、そんなワケがない。
祥子さんの歌声とピアノで感情を誤魔化せなくなった。

ゲストの鈴木さえ子さん、矢部さんはとてもステキだった。
さえ子さんの繰り出すポップなメロディ、オモチャ箱を引っくり返したような楽しさ。
矢部さんと祥子さんデュエットのカーネーション「レオナルド」のカバーは切なく
素晴らしかった。

オールラスト、祥子さんは「たしかめていてよ」を歌った。
「すべてが夢のように窓を過ぎる あたしは誰なのか」
「たしかめていてよ ここにいると ほかになにもできることはないから」
「たしかめさせてよ 生きてること」

また、泣きそうになった。誤魔化せなくなった。
なんでこのヒトの歌は・・・
ヒトが必死に隠そうとしてること、忘れようとしてること
をいとも簡単に暴き立てて抉り出すんだろう?

冗談じゃない、ホントのキモチなんて知らなくていいじゃん。
自分を騙して過ごせるなら、それに越したことはないだろ?
勘弁してほしい。

楽しいライブだった。こんなに自分の感情を解放したのはひさしぶりだった。
何かを悲しいと思ったり楽しいと思ったり・・・ホントひさしぶりだった。

祥子さんのライブはいつも自分を「過去」に向かわせる。
忘れたこと、消したこと、隠したこと、誤魔化してきたことを見せ付ける。

忘れようと思ってた。自分の生まれた場所を、街を。
でも・・忘れられるワケがない、捨てられるワケがない。

逃げても仕方ない・・・ならばチャンと向かい合おう、受け止めていこう。
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