2006/7/22

祥子さんライブレポ07.7.21  鈴木祥子


2曲目、祥子さんがピアノを弾きながら「何がしたいの?」を歌いだしたとき。
背中がゾクッとした。戦慄を覚えた。
続く「Passion」の連続する不協和音に息苦しさを感じた。

立ち見のはずが友人の計らいで4列目という絶好の席で見れた。
ニューアルバムのへヴィーな曲が奏でられる。
恐ろしいくらいオトとコエが突き刺さる。

仕事で疲れ果てたココロとカラダにこのウタはきつすぎる。
逃げ出したい。でも動けない。

祥子さんはたった独りでピアノ、ギターで歌う。
「忘却」にステージが揺れ出す。まともに見てられない。

中盤のポップな「BabY、Its you」でやっと一息つけた。

後半、祥子さんは「Love/Identified」をアカペラで歌った。
オトを一切交えないハダカのコエ・・・
「あたしを見て、あたしにさわって、もっと心臓のちかくに、ねぇ」
祥子さんの叫び声に効果音の泣き声が重なる。
セックスのときのコエのような・・・コドモの泣き声のような・・

思わぬ記憶が蘇った。
ボクはコドモの頃、泣き虫だった。いつも泣いていた。いや泣かされてた。
兄弟ケンカに負けて、親や先生に怒られて、クラスメートに笑われて・・
すぐ泣いた。こんな声を出して。

このヒトは・・・いつも・・・消えてた想い出を引きずり出してくれる。

「Blonde」。マリリン・モンローの孤独をうたった歌。
「一人にしないで、一人にする愛さないで」。ピアノが響く。
「道」。「ワタシはこの病院で生まれた。そしてここでおねえちゃんは死んだ」

セキララ、隠さない、カッコつけない、そんなウタたち。
イタイけど・・・そのイタミが心地いい。このイタミの中にいると安心できる。




0



AutoPage最新お知らせ