2007/3/17

「No Way,No Place & My Home10「舟」  ショートストーリー


彼は死んだ、ここで殺した
わたしの手で、優しい手で。優しい手で。
鈴木祥子「舟」

ドアを開けた。「告井さん、検診ですよ」。ベッドの横に男のヒトがいた。
彼はお辞儀をした。「ご家族?」「息子です。父がお世話になっています」
「彼」はそう言うとまた頭を下げた。

ここは小淵沢にある老人ホーム。ワタシはここで係りつけの医者として働いている。

告井さんは眠っていた。「スミマセンお任せキリで見舞いにも来ないで」「いえ」
「仕事にかまけてつい」「彼」は父親を見ると溜息をついた。
「親父・・・手がかかって大変でしょう。すぐ怒るし」
確かにそれは事実だった。告井さんは他の入居者にも看護士にも評判が悪かった。
黙りこんだワタシを見て彼は少し笑った。ワタシは頭を下げると部屋を出た。

あのヒト、何故笑ったんだろう?何か見透かしたような笑い方だった。
そう言えば会うのは初めてじゃない。お父さんの入院のとき会った筈だ。
静かで・・温和しくて・・印象が薄い人だった。

夕方になってもう1度、告井さんの部屋の前を通る。ドアが少し開いてた。
声をかけようとして止めた。父親は相変わらず寝てる。
「彼」はじっと父親を見下ろしている。 腕が動いた。少しづつ前に伸びる。
・・・ゆっくりだけど・・迷いのない動きだ。
ワタシはドキドキしていた・・・声を出さなくちゃ・・・でも動けない。
「彼」の手が父親の首に届く。指が首に喰いこむ。そのまま絞めようとしてる。
「彼」は相変わらず父親を見下ろしてる。冷たい・・・蔑むような瞳(め)で。
ワタシはドアをバンと開けた。目が合った。「彼」は深くため息をついた。

「どういうことですか?説明してください!事と次第によっては警察を呼びますよ!」
事務室で彼は座っていた。「自分の父親じゃないですか?それをよくもあんな」。
「父親じゃない」彼は返事した。強く、暗い声だった。
「確かに血は繋がってる。でも、あんなの僕の父じゃない。」「説明してください」
彼は・・・薄く笑った。とても寂しそうな笑い顔だった。見てて心が凍った。
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2007/3/16

聴けない・・(TT)  日々の泡(日記)


元春がポッドキャストで新曲を発表したらしい。
いや、これからするのか?

http://podcast.yahoo.co.jp/series?s=c97a3af691fe3ceec154dd57f68b2203

ワシのPCのPSはWINDOWS ME・・・いわば「98」
きゅーはち。キュウハチ・・・窮ハチ

ポッドキャストは聴けないのよ・・・
かなひい・・・

嫁のPCのOSはXPなので・・そっちなら聴けるけど・・・

ウーン・・このPCも使い出して5年。
そろそろ買い換えるか・・・

でもいろんなデータあるしな・・・
OSのヴァージョンアップだの、よくワカランし・・

ま・・・そのうちCDで出るでしょ?
なにやらニューアルバムそろそろ・・なんて噂もあるし
気長に待ちましょ。
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2007/3/14

ライオンに贈る  オトの記憶(CD、ライブ)


  51歳の おたんじょうび おめでとう MOTO

  51歳・・・・・オヤジじゃん(笑。
 
   なのに・・・15歳?
    どこかで「僕は永遠の18歳」とか云ってたくせに
   
     どんどん若くなってるじゃねーか?(笑


   でも、ステージでエレキ弾いてジャンプしてるあなたは
      オンガク好きの高校生と変わらないような気もするが・・・

    
     あなたのオンガクと出逢って今年でちょうど20年
      オレも40歳を超えました・・・

     あなたと同じ50代のおとなたちにパンチをくらわそうとしては
     空回りの繰返し。
 
     いつか・・も、どこにたどりつくのかも・・・最早わからなくなったけど

     口笛吹くよりも舌打ちすることが多いけど


   10年経ったらオレもあなたみたいにあんな無邪気に笑えるのかな?
   それとも相変わらず頭を抱えて舌打ちしてるのかな?

   その頃には、あなたを見習ってもう少し 生きると云うコトを
   仕事をすると云うコトを楽しみたい。と思う。
   今は・・・まだ、ムリだけど

   あなたは・・・相変わらずエレキ持ってジャンプして
   「つまらない大人になりたくない」って歌っててくれ。

   
   元春、あらためてハッピイバースデイ。

   今年はあたらしい歌、最高に活かしたロックンロールが聴けることを
   期待してます。

   15歳のライオンへ  42歳の一ファンより。



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2007/3/11

クラフト・エヴィング商会  Art・本・映画


最近、買っても読まないで溜まってる本が4、5冊ある。
読んでみるんだけど今ひとつ「来ない」っていうかハマラナイというか。

この前上野で出会った本はひさしぶりに「ハマリそうな」予感。

 ちくま文庫
 吉田音 著 坂本真典 写真
 ミルトリン探偵局シリーズ
  「夜に猫が身をひそめるところ」
  「世界でいちばん幸せな屋上」

クラフト・エヴィング商会なる謎の商会の3代目吉田夫妻のひとり娘
吉田音さんの活躍するミステリー?単なる雑記?

ステキな文章と写真に溢れたちょっと不思議な世界。
装丁やブックデザインを洒落ていて「持っておきたい」本。
こんな本あったんだ・・・知らなかった・・・。

ネットで調べると、このクラフト・エヴィング商会なる団体、
他にもいろんな本を出してるらしい。

 「クラウド・コレクター/雲をつかむような話」
 「らくだこぶ書房21世紀古書目録」
 「ないもの、あります」
 「じつは、わたくしこういうものです」
 「すぐそこの遠い場所」

・・・ウーン、どれも興味がそそられるタイトルだ(笑。
この2冊読み終わったら捜してみようかな?

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