2017/7/27

サヨナラを祝うウタ〜山口洋「Your Song」@吉祥寺StarPinesCafeレポ  山口洋(HEATWAVE)/仲井戸Chabo麗市/RIKUO

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自分がリクエストした曲・・「Alone Together」が鳴ったとき、体が温かくなった。
「熱くなった」でも「震える」でも無い。唯、自分の中にある血の体温が上がった。
そして、何故か・・ココロの中で何度も「ゴメン」と呟いてた。
何かに・・・誰かに・・・何度も謝っていた。 

山口洋。ファンのリクエスト曲によるライブ東京公演。
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いきなり「夏」から始まるレア曲満載。ライブで初めて聴く、
ヒロシが「誰もニューアルバムからリクエストしないからオレが自分でリクエストする!」
と言って歌った「Blind Pilot」がトンでも無く自由で素晴らしかった。

「マイノリティであることを恥じることは無い」と高らかに謳いあげたこのナンバー。
これはボクの勝手な「こじつけ」だが、今週、あの横浜の悲しい事件から1年を迎えた。
ヒロシは別に意識していないが、このタイミングで、この歌が歌われることに意義を感じた。

ここからはレア曲満載。ボクが持ってないインディーズ時代の曲も演奏される。
選ばれるのは、どっちかというと暗い、地味な曲ばかり。
でもファンは実はこういうのが好きだったりするんだ。
ボクはこの10年位でヒロシにハマった。初期の曲は全然知らない。
その意味で、ヒロシの曲が若い頃の思い出と重なっている人を羨ましく思った。
でも、20代、30代のオレにはヒロシの良さは多分わかんなかっただろう(笑)

ボクがリクエストした「Alone Together」は、前半の4曲目に歌われた!
ヒロシは曲の成り立ちを説明し、そして「AloneとTogetherは同じなんだ」と話した。
この話を聴けたのは嬉しかった。
そしてこの曲が鳴ったとき・・・感無量だった。やっと・・・やっと聴けた。
なんとも不思議な感じだった。
謝りたいような感謝したいような・・・ヒロシのギターのオトと話し包まれているような。
そして・・想った。
嗚呼、もしかしてオレ、笑って祝福できるかも知れない。なれるかな?なれるとイイな。
アイルランド・ドニゴールの人々の様に。

後半はもうレア曲満載!オレ知らない曲が殆ど。
矢井田さんへの提供曲とか、ヤポネシアンの曲とか。皆さん良くチェックしてるなぁ。
あまりのコアさにヒロシも苦笑。
しかも、リクエストの理由が・・・また重い(T▽T)
ボクみたいに逢えなくなった人、亡くなった人への想いを綴ったものから、
サイテーの状態にあった時を振り返ったもの。
ヒロシ「もっと明るい理由は無いのかい!」と苦笑しつつ、自分も想い出話をする。
(差し障りが多いのでヒロシの話は書きませんが(^_^;)

この辺りヒロシは笑い話にしてたが、昔の曲を歌うというのは過去の自分に対峙するってこと。
それって、どうなんだろう?
若い未熟な時代。世に出たばかりで不慣れな事ばかりで世間とも折り合いがつかない。
そんな時代の作品に作り手も聴き手も向かい合う。
オレは10代や20代の自分なんかに、絶対会いたくない!
自分の狭い世界に引きこもってるくせに世の中分かった積りで世界を斜めに見てディスって。
嗚呼、サイテーだ。もし、現在(いま)会ったら絶対ぶん殴る。抹殺する。

ヒロシは「裏腹」を歌いながら「酷い歌詞だな」と笑ってた。
ファンの方は苦しいことや辛いことを歌に託していた。
でも・・未熟な若い時代やその悲しいこと、苦しいことがあったから現在(いま)があるんだよな?
だとしたら・・・「毎日決戦」のあの時代(とき)も必要だったムダじゃなかったのかも知れない。

本編最後の「馬車は走る」、アンコールラストの「満月の夕」はホント素晴らしかった。
どちらも「懐かしい振り返り曲」では無く「現在(いま)、ここで闘う歌」だった。
苦い現実に向かう歌だけど、ヒロシは満面の笑顔で歌いギターを鳴らしていた。
そう、悲しい歌でも笑えるんだ。笑ってイイんだよ。
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終わった後、なんか凄く満たされていた。
普段のHWのライブとは違う感じ。
リクエストした曲を目の前で歌って貰えたことで認められた?むくわれた?赦された感じ。
ヒロシ、ありがとう。アンタの歌を聴いててよかったよ。唯、感謝☆

ライブからの帰り。「Alone Together」や「Girlfriend」「フールとクール」を
聴きながら歩いた。泣きそうになり声が漏れていた。
まだ・・祝えないかな?まぁ、ゆっくりと行くさ。この歌たちと共に。

前言撤回。若いときのオレはサイテーだった。
でも、そのサイテーのオレが居たから、現在ヒロシの歌の良さを感じれるんだ。
大切なヒトを笑って送るための大切な歌に出逢えたんだ。
サイテーだったオレを認めてやろう。赦してやろう。
だから、もし現在(いま)のオレが昔のオレに逢ったら・・・ナデナデしてやろう。
オマエ、サイテーだな。でも、それでイイんだよ。
そして、憎しみこめて・・・サヨナラだ。V(^^)

ヨモちゃん、サヨナラするのも悪くないね。なんか気分イイよ。カンパイしよう☆
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2017/7/23

「MANIJU」雑想〜まともであるように、狂わないように  佐野元春

今週、元春Newアルバム「MANIJU」が発売。
以来、毎日このアルバムだけをずっと繰り返し聴いてる。
それ迄、ハマってた寺尾紗穂とハンバートの新譜も聴かなくなっちゃった(^_^;

アルバムを聴いて浮かんだイメージ、雑想をまとめたので書き記しておきます。
唯、各曲の具体的イメージに踏み込んでるので、これから聴く人、他人のイメージに
左右されたくない人はスルーしてください。
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前作「Blood Moon」はハード、ビターな作品だった。残酷な世界で振り回される個人。
夢や希望に破れ戸惑い立ち尽す人たち。「僕」も「君」も踊り「大丈夫」とやっと呟き、
最後は東京を飛び出す。行き先が視えずひたすら彷徨うそんな作品だった。
(オレは、「そこ」が大好きなんだけど、さ)

Newアルバムの第一印象は「新しいメロディ、新しい歌い方、新しい佐野元春に出逢った」だった。
今迄のどのアルバムとも違う。複雑なメロディ、リズム。消化するのに時間が掛かりそう。
イイさ。佐野元春は特別な存在だ。時間を掛けてオトの隅々迄、喰らってやる。

アルバム全体を包んでいるのは「明るく穏やかなトーン」。そして「ソウル&サイケ」。
元春のアルバムでここまでソウル色が強いのは嘗て無かったのでは?
唯、聴きこむに連れ「穏やか・明るい」のイメージは変わっていった。

オープニング「白夜旅行」は次から次に曲調が変わるマジックの様な曲。
グルーヴ感溢れるリズム隊、そしてシュンスケのKeyが素晴らしい。
踊るキーボードソロは何となくブルース・ホーンズビーを思わせた。

「悟りの涙」。最初は傷ついた誰かを励ます優しいソウルバラッドと思った。
そのうち、以下の歌詞が気になりだした。
「あの人はやってくるだろう ブルドーザーとシャベルを持って」
「あの人は押しつけるだろう 君の怒りの涙を踏みにじって」
これって「沖縄米軍基地反対運動」を歌ってるのでは?そこで闘ってる人に寄せる歌では?

「朽ちたスズラン」はボブ・ディラン「時代は変わる」を想わせる曲。
「心が通じない人」について柔らかく、でも強く語る。
「The Burn」の「誰も気にしちゃいない」を思い出した。
でも「ただせつない」で終わったあの曲と違い「くよくよするな忘れよう」と開き直り終わる。

そして「蒼い鳥」。Pマッカートニーのソロアルバムにあるような洒落た小品曲。
ユーモラスで穏やかな歌い方。でも、そこで歌われるのは自由に表現することへの強い意志。
これは共謀罪に対して寄せた詩「僕の蒼い鳥がそう言っている」の流れにある作品だろう。

ここまで聴いて気づいた。このアルバムで歌われる世界観は決して明るくない。
相変わらず悪い方向に向かう世界に対する危機感や不安や埋めようの無い対立を歌っている。
でも「Zooey」や「Blood Moon」の様に嘆いたり叫んだりしない。
あくまで優しく柔らかく歌ってる。丸で開き直ったかの様に、或いは覚悟を決めたか、の様に。

「夜間飛行」。オープニングの「白夜飛行」と同じモチーフだけどムードはシリアス。
ジョニ・ミッチェルの様な変幻自在のメロディ展開。
この曲を聴いてサン・デクジュペリの「夜間飛行」を読みたくなって買ってしまった(^_^;
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そして、ラスト「MANIJU」。
過去の「Mr.アウトサイド」「太陽」「東京スカイライン」に繋がるサイケな曲。
次から次に溢れるイメージ。静かだけど狂気と破壊力を孕んだ歌・・・。
これ、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」だろ?
歌詞・・ハッキリ言って滅茶苦茶(笑)
散々、荒れ果てた世界を描いた挙句に、「君は僕のスタァ」なんて
あんまりなフレーズが飛び出して来るわ、最後はいきなり「もう心配ないよ」で閉じる。
歌詞に一貫性もストーリーも無い。ぶっ壊れてる。こんな壊れた元春の歌は初めてだ。
元春、サイコーだよ(笑)。素晴らしい!V(^^)

このアルバムに並んでいるのは極めてシンプルなコトバたち。
「大事な君と一歩前に前進」「くよくよするな」「忘れよう」「君はスタァだ」「心配ないよ」。
「つまらない大人になりたくない」「今までの君はまちがいじゃない」「遅すぎることはない」
みたいな聴き手を唸らせるようなキラーラインはもう無い。
簡単で身も蓋も無いヤケクソみたいなシンプルなコトバたち。
でも、もうそれでイイと思う。元春もオレも80年代や90年代を生きてるんじゃない。
生きてるのは「現在(いま)」だ。「現在(いま)」を生きてるんだ。
元春の現在(いま)のコトバが現在の自分を揺さぶり撃ちぬいていること。それを嬉しく想う。

このアルバムを聴き終った時、笑顔で解放されている自分が居た。
元春のアルバムはいつもそうだ。どんなにヘビーな内容でも最後は笑顔で聴き終える。
今回もそうだった。そこは昔から変わらない。

世界、この国、政治・・何だかおかしな方向に向かってる。
次から次とワケが分らん法律が出来たり、忖度だの自粛だのが求められる。
みんなが「正義」だの「正しさ」だの「定義」に囚われてお互いを責め合ってる。
自由なことをしたりヘンなことをすると見知らぬ誰かからコトバのミサイルが飛んでくる。

嗚呼、キュークツだ。ホント、キュークツだ。息苦しい。
オレも大人だから忖度もするし自粛も自己検閲もするよ。
でも、それを決めるのはオレだ。
間違っても国だの政府だの法律じゃない。まして他人じゃない。
オレが何を感じるか、何を言うか、何をするか、はオレ自身が決める。
他人に決められるのは真っ平ゴメンだ。

キュークツ極まりない世界でココロの自由をどう保つか、自分をどう解放するか。
元春のアルバムはそれを教えてくれてる気がする。「まとも」に、粋に。
そう、このアルバム・・
いや、元春の歌を聴いてれば「まとも」になれそうな気がする。少なくとも「狂わないで」済む。
だから何度でも聴こう。まともであるように。狂わないように。

世界が狂おうが、おかしくなろうが関係ない。まともに生きるぜ。生きよう、な。ヨモちゃん。
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2017/7/3

夏もろもろ  日々の泡(日記)

6月後半から7月前半にあった出来事のまとめ。

〇「色あせない風景 滝平二郎の世界」「ジャコメッティ展」
 6月の終わりに三鷹に切り絵作家滝平次郎の展覧会を見る。
子供の頃絵本で親しんだ画家。「八郎」「モチモチの木」の原画の素晴らしさに感動。
また、絵本の挿絵以外の作品にも惹かれた。
 田舎の田園風景、そこで働く人々。「働く人の肉体、腕、手」がチャンと描かれている。
 戦争体験に基づくヘヴィーな絵。その後の画風の変化。
 「鉈、鎌」を持った女性の一連の作品には撃たれた。
 鋭い眼光、斬りつけんばかりの覚悟に満ちた表情。素晴らしい。
これを見れただけでも此処に来た甲斐があった。嫁@パンダも相当満足した様子。
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翌週は国立新美術館で「ジャコメッティ展」を見た。針金の様に細い彫像を作る仏の作家。
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細長い彫刻作品が大量に陳列されている。ワンパターンで飽きないかと思たっら杞憂でした!
同じ像でも、左右斜め色んな角度から見たら違った顔が見える。スッゲェ楽しい!V(^^)
また、行ってみたいな。
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休日の美術館巡りは楽しいけど、一方でゴタゴタも。
先週末の会議でいきなり或る役員から因縁をつけられる。悪意ある言葉を投げつけられる。
「ハァ?このオッサン何、言ってるんだ?」とキレそうになったが笑って済ませた。
素人に言っても仕方がない。どーせ、会社の中だけの付き合いだし。

土曜日は福島南相馬にボランティア。いつもお世話になってるボラチームツアーに参加。
実は先月のボラは風邪で欠席。今回はリベンジする積りで気合を入れて臨んだ。
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この日の作業は竹林の伐採。今年で最も暑い日。ただ暑さ対策もチャンと準備してきた。
なのに・・・1時間ほど作業したら気分が悪くなった。
涼しい処で休憩して再度作業に戻ったらまた気分が悪くなる。食欲も無く昼食も断った。
どうやら軽度の熱中症に罹ったみたい(-_-;

リーダーの指示に従い午後は作業には参加せず冷房が効いた車中で休む。
少し回復して作業に戻ろうと思うが起き上がれない。
お昼過ぎにようやく元気が出た。「さぁ、やるぞ!」と思ったら此処で作業終了(゚゜)\バキ☆

ボランティアに参加して6年。猛暑の中の作業は過去何度もあるがこんなの初めて。
前回に引き続きチャンと、お勤め出来なかった。情けない!悔しい!
嫁@パンダに報告すると、トンデモないメールが返ってきた。笑った。少し元気になった(T▽T)

帰りのSAで福島土産を色々購入。せめてものお詫びです<(_ _)>

昨日は鬼子母神周辺を散歩。猛暑の中、病上りの散歩に不安があったが4時間近く歩けた。
8月は仙台荒浜に行く予定。今度こそチャンとやるぜ。
そして、南相馬には寒い季節にまた行こう。行く、絶対行く。

ヨモちゃん、オレの「オトシマエ」は未だ続くよ。応援ヨロシク!
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