2012/8/23

文庫本になるのを待てなくて  伊坂幸太郎

今日は他社との交流会。いろいろ有意義な話が出来て刺激的だった。
他の会社の状況を聞いて、やっぱりウチの会社はフツーじゃない、と分かった。
「ここはヘンだ」と感じた自分の感覚は間違ってない。それが分かって良かった。

そのまま直帰。明るいうちに家に帰るのはキモチいい。夕暮れ空がキレイ。
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帰りに本屋で伊坂さんの新刊「夜の国のクーパー」を購入。
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伊坂さんの本は基本文庫本で買う主義。文庫本なら軽いし持ち運びに便利。
伊坂さんの本は何度も読み返すのでハードカバーよりも文庫本が良い。

でもこの作品は「猫と戦争、そして何より、世界の秘密についてのおはなし」
という内容。猫!ねこ!ネコ!世界の秘密!オレが好きそうな内容。
これは文庫本化まで待ってられない(゚゜)\バキ☆
ということでハードカバーで買っちゃいました(^^;)ゞ

実はこの本を買ったのはもう1つ理由がある。
明日の夜また仙台にボランティアに行く。
ボランティアのときはいつも伊坂さんの「終末のフール」と「仙台ぐらし」を持参する。
この2冊は仙台を描いていてホントに好き。何度読んでもココロに響く。
でも今回は新しい本を持っていきたかった。

ボクがボランティアを開始して1年。いつも必ず伊坂さんの本を持って行ってる。
何度も何度も読んだ「旧い友人」の様な本たち。
でも、今回からはあたらしい友人(本)を連れて心機一転を図りたかった。
「猫、戦争、世界の秘密」・・紹介文を読むだけでワクワクする。
また「世界を変えるステキな物語」が繰り広げられるのだろうか?
「魔王」や「重力ピエロ」「ゴールデンスランバー」「モダンタイムス」みたいな。
それは・・きっとオレに「闘う力」を与えてくれるだろう。

仙台も暑いだろう。ま、気にしない。ちょうどいいハンデだ。
東北の人はいろんなモン背負ってるんだ。暑さなんぞ蹴散らしてやる。

さ、にゃにゃん行ってくるよ。ホントはキミを連れて行きたいけどそれはムリだし。
伊坂さんの本をお供に、がんばってくるからね☆
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2012/6/18

映画「ポテチ」  伊坂幸太郎

今日はボランティア疲れを取るため会社はお休み(をい笑)
仕事も一段落したし、見たい映画もあったので。嫁は「サボり」と指摘しましたが(^^;)ゞ
見たかったのは伊坂幸太郎原作、濱田岳主演の映画「ポテチ」。今週で上映終了。
上映時間が朝1とか昼1しかなくて仕事の後では観れない。
「えーい、それなら休んで見に行こう!」と思って休んじゃいました(゚゜)\バキ☆
http://potechi-movie.jp/

観たかった理由は2つ。
先ずは伊坂さん原作ということ。この「ポテチ」はとても好きな作品。
監督は過去伊坂作品を何度も手がけた中村義洋監督。この監督なら絶対はずれはない。
後、この映画の舞台が「仙台」ということ。大好きな街が舞台。ロケもオール仙台。
仙台ボランティアの後に仙台を舞台の映画を観るのも悪くない、と思って行ってきた。

観に行ったのは新宿ピカデリー。朝1回のみの上映。お客さんは5人だけ(笑)
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(あらすじ)
空き巣の今村(濱田岳)と野球選手尾崎は同郷で同じ日に生まれた。
今村は補欠で全然活躍していない尾崎に矢鱈肩入れしている。
実は2人の間には秘密があった。その秘密とは・・・・・

ホントに楽しい映画だった。原作の持ち味は全く損なわれていない。
少しアレンジされているけど、そのアレンジがホントに楽しめた。
物語の行き先は原作を読んでいるので知ってるけど素直に感動できた。

最初キャストを聞いたとき違和感があった。今村の濱田クンは納得。
でも若葉が木村文乃、黒澤が大森南朋は・・・ボクのイメージではなかった。
若葉は水川あさみ、黒澤は阿部寛のイメージだったので。
でもいざ観たら2人とも役に溶け込んでいた。画面の中で活き活きと生きてた。

仙台の知ってる場所も出てきた。駅前、藤崎、サンモール。
この映画のロケが行われたのは去年の8月。震災の疵がまだ残ってる時期。
でも、中村監督はあえて311には触れず美しく元気な街仙台を画面に刻んでた。

ラストシーン。素直に感動した。ムリに泣かそうとか過剰な演出はなく
でも今村も若葉も黒澤も尾崎も今村の母もホントにステキで・・
そこに斉藤和義の主題歌(これがまた良い曲!)が掛かって素直に泣けた。

見た後、プログラムを買う。表紙は仙台駅。これを観てジーンときた。
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監督もスタッフも俳優さんも、皆ホントに仙台が好きなんだな。ウン。
一言。中村監督、貴方、美味しすぎます。あのシーンはズルいです(^_^;

映画の後は新宿を散策。紀伊国屋書店、ちょっと変わったな。
昔は伊勢丹で展覧会見て紀伊国屋で立読みして西口の海賊版屋で買い物して、
がオレの遊ぶパターンだった。そういうのも今はしなくなったな。
ランチは牛タン。うん、仙台強化週間、キレイに締めました(゚゜)\バキ☆

帰るとヨモギが甘えてきてトンでもないことをしてきた!キミはなんだ?\(T▽T)/
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充実した休日でした。さ、明日からまたウスノロ退治。がんばろう☆
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2010/12/13

ゴールデンスランバー  伊坂幸太郎

先週伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」文庫を購入。
土曜日に読了。今日2回目を読んでます。
日曜日、ケーブルテレビで映画版を放映。録画して昨晩見ました。


粗筋はこんな感じ。仙台市内で新総理金田のパレードが開催。
主人公青柳は大学時代の友人森田と再会。彼曰く「お前はオズワルドにされる、逃げろ!」
総理は爆殺。青柳は総理殺人犯として追われる。身に憶えの無い罪。ワケが分からない。
でも犯人が青柳を示す証拠が次から現れる。
警察は青柳の言い分など耳を貸さず追跡する。予告も無しに発砲。
青柳をかばおうとする後輩に暴力を振るう。有り得ない状況。
マスコミも青柳を守ってくれない。特ダネ欲しさに青柳を追い回すだけ。
このままでは何れつかまる。追詰められた青柳が取った行動は。


大きな権力が個人に対して牙を剥く。無力な個人に何が出来るか?
「魔王」「グラスホッパー」と同じテーマ。個人が大きな力に対して何が出来る?
しかも今回の主人公はいつもと違い「特殊な能力」は無い。しかも権力と闘わない。
無手無力、ひたすら逃げるのみ。
最初緊張感溢れるサスペンスとして読んでましたが、読み進むにつれ笑ってきました。
おかしな連続通り魔が登場したり、マンホール・花火。なんじゃこれ有り得ねぇ!
ひたすら広がる大風呂敷。なのにオフビートなセンスは相変わらず。
いや、むしろ磨きが掛かってる。サイコー!V(^^)

現代の逃走シーンと大学時代の回想が繰返し重なります。ビートルズの名曲に乗って。
この大学時代の回想シーンが凄くイイ。目の前の事しか考えなくてひたすら純粋でバカで。
だからこそ、青柳は昔の仲間から「信頼」を得たのでしょう。
大学時代の友人、前の職場の同僚は青柳の無実を信じます。彼が犯人なんて有り得ないと。
みんな一生懸命青柳を信じて助けようとします。その友情にはジーン。
青柳も「習慣と信頼」を武器に大きな権力に対し反撃を開始します。
個人の力なんてタカが知れてる。でも諦めるのはイヤだ。
何よりこれ以上自分のために周りを傷つけたくない。
そして最後に彼に残された手段は・・・・・。

映画版も秀逸な出来。伊坂さんの作品を過去2度映画化した中村義洋さんが監督。
とても疾走感溢れる作品として仕上がってます。
堺雅人は気弱な普通の青年を演じきってるし竹内結子、劇団ひとりもピッタリ。
でも何よりもキルオ役の濱田岳、佐々木役の香川照之の怪演が素晴らしい。
ホントキモチよく視れた。

この小説と映画が描いてるのはは国家権力・マスコミが個人を潰そうとする怖さ。
監視社会の恐ろしさ。メディアの流すニュースを無邪気に信じる民衆の愚かさ。

若しオレがこの小説の登場人物の立場になったらどうするだろう?
多分警察やニュースの流す犯人像を簡単に信じるだろう。
そこにウソがあるなんて露とも疑わないだろう。
ただ、若し自分の家族や友人に濡れ衣が掛かったら・・・絶対無実を信じる。
国家やマスコミよりも家族や友人の方が信じるに値する。
国やマスコミのことは知らないが家族や友人のことはよく「知っている」から。

そしてオレ自身が犯人に仕立て上げられたら・・どうする?
少なくとも易々とつかまってあげない。絶対逃げる。
国やマスコミなんぞの思いどおりになるのは真っ平ゴメンだ。
オマエ等の生贄には成らないぞ。オレはオレだ。絶対逃げ切ってやる。

そのとき、皆はオレのことを信じてくれるだろうか?
会社のヒトたち・・・さっさと切り捨てるだろうな。(^_^;
家族・友人はどうだろう?

で、嫁に「オレに濡れ衣が掛かっても最後まで信じてくれよ」と言うと
嫁は「あぁ〜さっさと警察に突出す。あいつならやりかねないと言って」と
のたまいました!!\(T▽T)/

まぁどうしても逃げられないときは・・・・最後の手段に出るしかない。
その場合は青柳クンと同じ手段を取ります。で追っ手の目を晦まします。
そうしたら、嫁とヨモギの側にはずーっといられるから、ね。(^_^;

青柳クンが最後に何をしたか?ぜひ読んでください。みてください。
「個人」に残された最後の「武器」。「個人」が出来る最後の「反撃」。
ラストシーン・・・ボクはサイコーにシビれました。
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2010/9/14

伊坂幸太郎「魔王」  伊坂幸太郎

ここ2ヶ月ほど伊坂幸太郎にハマッている。
ポップでオフビート。クールだけど熱さを失っていない。
最後にどんでん返しが用意されて爽快な気分になる。

文庫本既に8冊を読破。今「重力ピエロ」を読んでます。
「ゴールデンスランバー」早く文庫化しないかなぁ。

で今日、紹介したいのはこの本「魔王」。
丁度わが国の新しいリーダーも決まった日だし。
結局前と同じ人だけど(^_^; 

舞台は日本。今と同じで政治的混乱が続いている。民衆は政治に無関心。
そこに若手のカリスマ政治家犬養が登場。
断固とした姿勢で政策を進め結果も出す。遂には総理大臣になる。
一見万々歳。でも・・・ホントにそれでイイのか?

会社員安藤は犬養に不信感、疑いを持つ。彼はヒトラーを目指してるのでは?
彼はファシズムを実現しようとしているのでないか?
そこで安藤はある能力を使って彼に対抗しようとするが・・・。

時間は流れて安藤の弟の潤也のエピソード。彼も兄同様ある能力を持つ。
犬養は総理大臣として辣腕を振るい、遂には憲法改正も進める。
潤也は「クラレッタのスカートを直そう」とする。
(「クラレッタのスカート」についてはぜひ調べてください)

兄弟2人の行動は決して世の中を変えたわけじゃない。
下手したらただの妄想?思い込みかも知れない。
でも・・・読んでて凄く感銘を受けた。
安藤は言う「考えろ」「でたらめでイイから自分の考えを信じて対決すれば世界が変わる」
潤也は言う「俺はそれでも水に流されないで立ち尽くす一本の木になりたい」

これは「個人」の物語だ。
小さな「個人」が大きなシステム、状況に対して何が出来るか?を問いかける。
そんな物語だ。

これを読んだとき元春の「月と専制君主」の歌詞を想い出した。
「あの専制君主の目を盗み今がチャンスだぜ。思いのたけ奴らの悪口をたたけよ」

ボクはこの国のリーダーにカリスマが登場したらいいなと思う。
国民目線や民衆の声を聞くことなんて期待してない。
そんな大衆に迎合しなくていい。やるべきことをやってくれればいい。
主張すべきを主張し、切り捨てるべきは切り捨てたらいい。

唯一、最低限の生活・平等・幸福・安心は保証してほしい。
今の日本はこれさえも保証されていない。当然の要求だ。

でも残念ながら今の日本にそんなカリスマ政治家は居ない。
そんな人はいないとあきらめている。
小泉さんは多少そういうムードを持ってたけど結局「ダメ」だった。
小沢さん・・・。みんな実行力あるというけど具体的にどんな成果がある?
鳩山さんや菅さんが困っているとき彼が何か支援をしたか?
ただ何となくムードで持ち上げてるだけじゃないの?
かといって菅さんが何か実績あるか?というとこれも返事に困るが^^;

まぁ下手に勘違いしたカリスマが登場してヘンな方向に行かれても困る。
一応決まったんだし今いる人に期待するしかない。

とりあえず・・・仕事をしてくれ。チャンとやるべき仕事を。
サラリーマンも自営業も主婦もみんな自分の仕事をやってんだよ。
あんた等はその人たちを守る「責任」と「義務」があるんだ。
だから一生懸命働いてくれ。途中で投げ出すなんてトンでもない。
そして、何でもいいから「結果」を出してくれ。みんなが喜ぶ結果を。

期待はしない。カリスマも望まない。ただ責任を果たしてくれ。
これ以上オレたちを失望させないでくれ。望むのはそれだけだ。

チャンと「見てる」からな。いつまでも騙されねーぞ。
「個人」をなめんなよ、ホントに。だから頼んだぜ☆
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