2018/12/24

狭間の小道を進みながら〜寺尾紗穂@上野ROOT BOOKS  寺尾紗穂

金曜日は仙台出張。終日支社の監査。支社スタッフと色々話す。
現場の頑張り、悩み、苛立ち。それに対して東京の本社側は真摯に応えているか?(含むオレ)
面倒臭がって、通り一遍の対応で済ませていないか?
いただいた宿題を持帰って来年は揺さぶりをかけていこう。
サッサと忘れて何も無かったかのようにヘラヘラ笑って済ますのはイヤだ。
当然、返り討ちに合うだろう。構うもんか。多少の怪我は覚悟してる。
それでもパンチは撃ちたい。
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土曜日からクリスマス3連休。遠出はせず近場で用事を済ます。
クリスマス自体は好きだが渋谷だの六本木の浮かれたムードは苦手。
地元の少し賑やかなムード位で丁度イイ。

クリスマス唯一のイベント。寺尾紗穂のLIVE。場所は上野ROOT BOOKS向かいホール。
入谷の通りを少し入ったところに或るブックカフェ主宰のイベントスペース。
上野は馴染の場所だがこんなトコあったんだ。LIVE開始までカフェで時間を過ごす。
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開場になりカフェ向かいのホールに入る。倉庫を改造したライブスペース。
こじんまりとしたステージにピアノだけ置いている。
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時間より少し遅れて寺尾さん登場。黒いドレスを着てる。ボクの席からは後ろ姿しか見えない^^;


(セットリスト→新曲の名前はかなりいい加減です)
1.シャボンの名前、2.愛の秘密、3.機関車(小坂忠cover)、4.安里屋ユンタ(沖縄民謡cover)、
5.花をもっと、6.家なき人、7.待合わせ、8.あの日、9.富士山 〜休憩〜
10.九年、11.北へ向かうところ(新曲?)、12.石牟礼道子さん詩につけた歌、
13.メノウ(マヒトゥザピーポーcover)、14.新曲、15.石?(新曲)、
アンコール
16.こんばんは お月さん(加川良cover)、17.楕円の夢

LIVEはピアノ弾語り。coverも多く新曲も多かった。
前半は割と穏やかな曲が続く。クリスマスシーズンだからハートウォームなムードで
進めるのかな?と思ったら流石寺尾紗穂、そんなヤワなLIVEじゃなかった。
交通事故をモチーフとした歌だったりホームレスの貧困について話したり
歌が社会や外の世界と繋がって存在している事をチャンと伝えてくれる。
前半最後の「富士山」、別れを歌った歌、ピアノの響きが圧倒的だった。

休憩を入れての第二部。更にディープな世界を広げる。
先ずは「九年」。この歌詞・・ボクは勝手に311の後の東北の荒れた海岸を想う。
その後、続く歌・・いずれも別れ、死を扱った歌ばかり。
父上が亡くなった日に生まれた歌、
水俣病公害と闘った石牟礼道子さんの詩にメロディをつけた曲、
盟友マヒトゥザピーポーのcover。
ピアノが暴力的にまで美しい。寺尾さんの言葉にココロが波立つ。揺れる。

アンコール。強烈な加川良の後に歌われた・・・「楕円の夢」。
「明るい道と暗い道 狭間の小道を歩いていく」「そんなあいまいがすべて」。
円や球の様に完全な形で無く不完全な形の楕円について優しく紡いだ歌。
それはそのままヒトの色んな在り様を赦し受け容れる歌。
聴いててココロが解放されて・・・涙が止まらなかった。

「楕円の夢」を聴きながら思った。オレ明るい道歩いててイイんだよな?
性に合うのは暗い道だ。暗い場所の方が安心する。
でも、そこに居ると自分の中の穢れやゴミやクズがどんどん表に出てくる。
嫁とヨモちゃんと居れば明るい道を歩ける。
笑って自分の中のゴミだのクズを消すことができる。
オレ・・・明るい場所に居ても・・赦されるよね?

LIVEはここで終了。よくあるスタンダードだのクリスマスソングのcoverは無く
オリジナル・cover含めて重い何かが残るライブだった。でも、それが良かった。

今日はクリスマスイブ。ケーキを出すとヨモちゃんが猛獣と化しました(T▽T)
サンタに付いたクリームを舐めさせると落ち着いていつもの王子に戻りました(^_^;
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クリスマスが誰にでもやってくる、なんて嘘っぱちだ。
来たとしても幸福な夜を過ごせない人も沢山いる。
そんな中で、我が家が穏やかなイブを過ごせたのは僥倖(ラッキー)以外の何物でも無い。
今年も無事イブを過ごせたことに感謝☆
皆さまもどうぞ、良いイブとクリスマスをお過ごしください♪
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2018/10/29

ごちゃまぜを生きる〜りんりんふぇす2018@南青山梅窓院  寺尾紗穂

先週土曜日は此処数年の秋の恒例行事「りんりんふぇす」に参加。
場所はいつも通りの南青山梅窓院。開場まで時間あるのに既に多くの人が集まってる。
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入り口にベトナム人の出店、カフェ「潮の路」のコーヒー販売、靴「KEEN」の販売。
イベントが始まる前からカオス状態(笑)。でも、このカオスが心地いい。

入場してレコスケ君デザインの入場券、BIG ISSUE、そして冊子を貰う。
入場料がBIG ISSUEの購入代金となり、更にその一部はホームレス販売員の収入になる。
素敵なサポートシステム。更に販売コーナーでカフェ「潮の路」のジンジャージャムを買う。
このカフェもホームレスに仕事を与えたり色んな活動を展開している。
主宰者の稲葉剛さんとお話しできたのが嬉しかった。
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入場し、開演迄の間に冊子を読む。冊子には毎回寺尾紗穂さんのエッセイが掲載されている。
そのエッセイを読むのが楽しみ。
今回エッセイの中で今夏に逝去した音楽ライター吉原聖洋さんとの交流が触れられたいた。
ボクは吉原さんと、元春を通じて20年ほど前、交流があった。
ホンの短い交流だったが、此処で吉原さんの名に出逢えたのは嬉しかった。
開演。以下、各ライブレポ

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○ライブレポ
トップバッター東郷清丸クンはエレキ弾語り。
ポップな曲のメロディとギターの残響が滅茶苦茶キモチいい♪
とあるイベントのため書いた童謡で寺尾さんとコラボ。素晴らしく楽しかった!
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続いて、寺尾紗穂さんとソケリッサ。
寺尾さんは「冬にわかれて」の1Stアルバム収録曲を中心に演奏。
この日はPOPで明るい曲が中心の演奏。声とピアノがホント美しい。
そして、最後「楕円の夢」をソケリッサとのコラボで。
寺尾さんの美しいピアノに合わせて踊るソケリッサの面々。
むくつけきオッサンたちが珍妙な踊りを展開。
凄いテクニックがあるワケじゃない。決してキレイでは無い。
でも・・・・・・でも、美しい。キレイじゃないけど、美しい。
寺尾さんのピアノに包まれながらソケリッサを視てるうちに泣いてる自分が居た。

その後はソケリッサのみで。総勢10人近く居る。
数年前視た時は3、4人だったのにいつの間にか大所帯になってる(^_^;
ユーモラスな振り付けに思わず笑ってしまう。
最後は寺尾さんが参加し「あの日」に合わせてダンス。

座談会の後、再びライブ。アラゲホンジ、ふちがみとふなと、マレウレウの面々。
民謡とロックをミックスしたアラゲホンジの熱い演奏に客席もノリノリ。
ステージ前のエリアでお父さんとお子さんが一緒に踊る様にホッコリ。
ふちがみとふなと。関西出身の夫婦デュオ。名前は知ってたが初めて見た。
渕上純子さんの何ともゆるいトークに歌。黙然とベースを鳴らすふちがみさん。
何とも言えない可笑しみがあって魅了された。
最後はマレウナウ。アイヌ民謡を朗らかに明るく歌う。

どのアーティストも商業ベースのロックフェスにはあまり登場しない個性的な面々。
正直チャンと聴いたことが無い。
その彼等がお寺の祭壇をバックに、ゆるく話して演奏。
場内で子供が絶叫し走り回っても意に介さない。追い出したりしない。 
そんな姿を見るのは愉しかった。いわゆるフツーのロックライブと違う楽しさがあった。
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○座談会「ようこそ ごちゃまぜの社会へ」
りんりんふぇす恒例の座談会。
いつも通り、吉水岳彦司会で進む。
参加者は寺尾さん、板橋区で地域リビング活動に取り組む井上温子さん、
稲葉剛さん、BIGISSUEスタッフでダイバーシティサッカー主催者の長谷川知広さん、
そして元BIGISSUE販売員でダイバーシティサッカー選手の佐々木善勝さん。
この佐々木さんのキャラがサイコーでオレ、ファンになっちゃった(T▽T)

座談会の内容はそれぞれの活動の説明。
井上さんは学生時代に高島平団地の活性化に係わった関係でその後も
地元の人と交流を続け、遂には交流スペースまで作ってしまった。
そこには色んな人が集まり話す。みんなボランティアベースで助け合う。
ひきこもりの若者が此処でボランティア活動をしてるうちに元気になり、
就職したという話は・・・感動した。
稲葉さん主宰のカフェ「潮の路」、
長谷川さん主宰のダイバーシティサッカーの話も興味深く聞いた。
ホームレスや障碍者、無職の人に役割を与えサポートし尚楽しんで貰うシステム。
同情じゃない。哀れみじゃない。並んで歩くシステム。

此処には何かに対する「ハンタイ」だの「非難・罵倒」は無い。
あるのは唯「どうすれば良くなるのか?シアワセになれるのか?」の思索。
勿論、制度の不十分さやお金の問題、色んな課題はあるだろう。
こういった活動に関心を持たず、非難ばかりする世相もあるだろう。
でも、ステージに居る皆さんはアタマを突き合せ「どうすれば良くなる?」
それだけを考えてた。それがオレには・・・響いた。
非難や罵倒や対立より、先ず困った人をサポートする。優先すべきはそれだろう。

途中で「コミュニティを創っても参加しない人も居る。そういう人を孤立させない。
置き去りにしないためには何が必要か」について話が出た。
中高年の男性は「孤独が好き」「独りで大丈夫」とこの手の活動には参加しない。
実はイッパイイッパイなのに周囲に助けを求めない。
あまりに孤立が進むとクレーマーになるリスクもある。そんな話が続いた。
一方で「共同スペースに年寄りだけで無く若い人が居ると来る」
「餅つき大会・お祭りの類だと参加して指導力を発揮する」という話もあった。

オレも中高年。聞いてて身につまされた。オレが若し独り暮らしになっても同じだろう。
コミュニティから要請されれば参加する。頼まれた事は絶対する。責任は果たす。
でも、個人的な人間関係を作ったり関係性を深めようとは思わない。
困ったら助けを求める?どうやって助けを求めたら良いんだろう?
この年齢になって他人に愚痴を吐いたり弱音を吐く・・が出来ない。
やり方がワカラナイ。他人に自分の弱みを見せるなんて真っ平ゴメンだ。
そんな恥ずかしいこと絶対できない。
そして孤立して、その挙句がクレーマーになるなんて笑えない。
自分が困ったとき、外とどう繋がるか、それは今後考えなければならないと思った。

毎回、この座談会を聞いて新しい視点を貰ってる。今回もそうだった。刺激ある時間だった。


オーラスは出演者全員でムッシュかまやつの「どうにかなるさ」のcover。
寺尾さんのピアノとアラゲホンジの演奏にのって全員歌う。ソケリッサが踊る。
渕上純子さんがソケリッサと楽しそうに踊ってる。女の子がステージに上って飛び跳ねてる。
ステージも客席もみんな笑ってる。お年寄りのお客さんも楽しそうだ。
此処・・・・イイな。此処・・・好きだ。
ここには罵倒も自己責任論もヘイトも無い。ひたすら自由で心地いい。
一歩、外に出たら色んな問題が山積みだ。
自分の基準で他人をぶった斬りにし責め立て嘲笑し、無関心が渦巻く世界。
此処にはそんなイヤなモノが一切ない。
それは束の間の幻想(ゆめ)、錯覚かも知れない。それでも、構わない。
この空間に居ることがひたすらシアワセ。ずっと居たかった。

終演後、寺尾さんに話し掛ける。
冊子に吉原さんについて書かれていて嬉しかった事を伝えて御礼を言った。
吉原さんの親族でも友人でも無いオレが御礼を言うのはヘンだが・・・・
それでも・・伝えたかった。寺尾さんは真剣に耳を傾けてくれた。

このイベントは来年で一旦終わる。来年は場所を変えて山谷の玉姫公園で行うらしい。
イイね!山谷のおじちゃん達にも是非見て欲しい。
それこそ、「ごちゃまぜの世界」になるだろう。ステキだ。

写真はりんりんふぇすでゲットした収穫。
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「潮の路」のジンジャージャムはとても美味い!
「冬にわかれて」のアルバムはずっとリピートして聴いてる。
そして寺尾さんのエッセイ「彗星の孤独」を今、読んでる。
このイベントに参加したことで色んな物を貰えた。

「ごちゃまぜの社会」か。
正直、精神的引きこもりのオレがごちゃまぜの世界で気持ちよく生きれるか自信ない。
多様性とは自分が苦手なモノ、キライな世界とも交流していかなくちゃイケナイ。
嫌いな奴とは話したくないし、苦手なモノはなるべく遠ざけたい(゚゜)\バキ☆
でも、孤立して他人を自分自身の基準でぶった斬る様なニンゲンにはなりたくない。
孤立してクレーマーになるよりは。。
嫌いな奴・苦手な世界も受容れて・・・交わって行く方がマシな筈だ。豊かな筈だ。
いや、ホント自信無いんだけど(^_^;

まぁ焦らず・・少しづつ・・自分の中に色んなモノを取り入れていこう。
少しづつ・・ね。な、ヨモちゃん☆
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2018/4/14

壁がないウタ〜寺尾紗穂&冬にわかれてWリリース記念ライブ@座・高円寺2  寺尾紗穂

寺尾紗穂の昨年出たアルバム「たよりないもののために」は愛聴盤。
その前に出た「青い夜のさよなら」「楕円の夢」が社会的テーマ(貧困、原発、障碍)を
扱ってるのに対し今作はラブソングが中心の内容。
ただ、歌われているのはあくまで「壊れた世界の中でのラブソング」。
直接的な言及は無いが311、不安な世界情勢を背景にしたラブソング集の様な気がする。
度々「夢」が歌われるが、此処で語られる夢は明るく煌めいてない。
儚く小さく・・だからこそ、美しい。

寺尾さんのライブは過去りんりんふぇすやイベントは行ってるがソロフルライブは未見。
金曜日は高円寺でソロライブがあったので行ってきた。
定時で会社を退けてライブ開始まで高円寺を散策。
アートな佇まいの本屋があったりオープンなムードのお店。
エスニックな装いの人々。ボクが住む荒川とは違う独特の濃い匂いがある。
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会場は座・高円寺。300人程度収容のこじんまりとしたホール。上手の席に落着く。
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予定よりかなり遅れて(笑)開演。先ずは寺尾さんのピアノ弾き語り。
「孤独な惑星」「新秋名果」。声は通っており、ピアノの音が素晴らしい。
近所で見た鳥の番いをモチーフにした「一羽は二羽に」。
石牟礼道子さんの詩に曲をつけたりと新曲も演奏。
その後はエマーソン北村さんとの共演。
「富士山」「九年」「たよりないもののために」とボクが好きな曲を立続けに歌う。
どの曲も声、ピアノが美しい。圧倒的な美しさ。聴いてて背筋が寒くなる。
形が整然とした「キレイ」では無く色んな物を呑み込み放たれる「美しさ」。
それにしても・・あの声は何だ?あの音は何だ?
あまりの美しさに喉が渇き、ワケも無く涙が出てくる。感動とは違う感情。
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4月なので「富士山」は演ってくれるかな〜と思ってたので嬉しかった。
「こんな残酷な4月は知らない。人さらいの四月が連れて行く」の歌詞がズンと響く。
そして「九年」。
寺尾さんは瀬戸内海のとある島の想い出を綴ったらしいが・・
ボクはこの歌に東北で見た光景を重ねてる。この歌を聴くと荒浜の海岸を想い出す。
「僕は何に怒ればいい?」「ああ私たちはこの間に どれだけ人を愛せたただろう」
この2つの言葉が響いた。
タイトルの「九年」は何を意味してるんだろう?九年前、何があった?九年後、何がある?
311が起きたのは、2011年・・その九年後、2020年。東京オリンピックがある年。
その時ボクは何を想うんだろう?それ迄にボクはどれだけの事ができるんだろう?

此処からは「冬にわかれて」のコーナー。ベース伊賀さん、ドラムあだちさんが参加。
因みに「冬にわかれて」のバンド名は、とある詩から取ったそうで
「冬に人と別れる」の意味では無くて「冬に別れを告げる」の意味だそう(^_^:

先ずは「幼い二人」「雲は夏」のアルバム曲を。
伊賀さんのベースがうねり、あだちさんのドラムが響く。ドラムの音が・・デカい!(T▽T)
曲のテンポもアルバムよりも速い。
ボクはアルバムのゆったりしたテンポが好きだったので、
最初は・・・大きい音・速いテンポに最初違和感を持った。
アルバムの世界観が壊れるんじゃないかって。でも聴いてるうちに気にならなくなった。
ライブとCDは違って当然。自分の中のイメージに固執するより目の前にある音を楽しもう。

その後は、バンドオリジナル未録音曲を演奏。しかも伊賀さんやあだちさんの曲まで。
寺尾さんの曲もソロとは異なりロック・ブルージー・ジャジー。
最初はぶつかり合ったバンドの音も次第に融合し、最後の方は音同志がじゃれ合う感じに。
知らない曲ばかりだけど楽しい。特に「何にもいらない」が印象に残った。
客席は手拍子もスタンディングも無かったが、曲が終わるたびに満場の拍手。
本編は「耳をすませて」で終了。
延々と続く寺尾さんのピアノとあだちさんのドラムが心地いい。

アンコールは全員で「楕円の夢」。
「明るい道と暗い道の間の小道を行く」「そんなあいまいがすべて」。
クルクル回る照明塔の光に包まれながら聴くこの歌・・・素晴らしく心地よかった。
寺尾さんの歌、ピアノ、バンドのオトに包まれていると、自分のココロが翔ぶ。
頭上にスコンと抜けた青い空がひたすら拡がっている様な・・・そんな景色(ゆめ)が見えた。
演奏が全て終わったとき、笑顔になってる自分に気づいた。
今日、この場に居ること、この空間がひたすら心地よかった。
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終演後、寺尾さんは物販に立つ。
何か買ってサインでも貰おうかとも思ったがアーティストを前にすると、
緊張してシっちゃかメッチャかになるワシ。止めておいた(^_^:
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帰りの電車の中で今日のライブを反芻。良かったな。
そして・・寺尾紗穂という人は、つくづく「壁を作らない人」だな、と思った。
イヤ、ソロライブ初めての初心者ファンが偉そうに分析なんて出来ないが(笑)。
過去の、りんりんふぇす、ソケリッサ、リクオ・早川義夫との共演。
子供やおっさんダンサー(好き♪)をステージに挙げて踊らせる。
「異なる者」を笑顔で受け入れる・・いや受け入れるとか適応するじゃないな。
そんな堅苦しい感じじゃない。ふわふわ笑って一緒に楽しむ。
他人とそこに居て起こる想定外の事もハプニングも面白がる。
共生?共存?それが自然に出来てる感じがする。だから見てて唯心地いい。
小難しいメッセージよりも笑顔・柔らかいオト・・そっちの方が豊かに伝えてくれる。
今日のライブにそんな事を・・・感じた。

それにしても・・・「冬にわかれて」のリズム隊2人は強烈だった。
またこの3人でのライブを見たい。そして寺尾さんのソロライブも見たい。
今回聴けなかった「私の怪物」「紅い海」「さよならの歌」聴きたい歌がイッパイある。
今年のりんりんふぇすも当然行きます♪

日曜日は東急Bunkamuraギャラリーで猪熊弦一郎「猫たち」展を見る。
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描かれた猫さん達が何とも愛らしい。
荒々しい線、省略した線で描かれた猫さんたちは最早原形を留めていない。
でも、このコたちも美しい。キレイでは無くて「美しい」。
ボクと嫁@パンダは幾つかの絵を見て「これヨモちゃんだよね!」と笑った(^_^;
特にこの絵のコはウチのコにそっくり。
音楽・アートに包まれて美しいモノに触れて・・愉しい週末でした。
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(オレはこんなとぼけた猫じゃないニャ)←いや、かなり・・・(笑)
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2017/10/16

りんりんふぇす2017  寺尾紗穂

シンガ―寺尾紗穂と雑誌ビッグイシューが路上生活者支援のために行なっている「りんりんふぇす」。
今年も行ってきました。3回目の参加。場所はお馴染南青山梅窓院。天気は生憎の雨。
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チケット代金に雑誌ビッグイシューの購入代金が含まれており、
その分が販売員さんの収入となる仕組み。素晴らしいV(^^)
折角なので他にもグッズを買う。猫さんの手拭いが可愛いので購入♪
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ライブ前に配布された冊子に記載の寺尾さんのエッセイを読む。
今回の座談会のテーマ「ひとりの老いを、みんなで生きる」に添った内容。
とある老人との交流、そこで寺尾さんが感じた事が優しく率直に語られる。
少し外れた人、扱いづらい人を遮断する社会への抗議・・・胸に刺さる。
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いよいよライブ開始。ライブはこれまで同様、祭壇?で行われる。
先ずは寺尾さんとエマーソン北村さんのセッション。
ニューアルバム「たよりないもののために」からの曲が無かったのは残念だったが
「私の好きな人」、何より「はねたハネタ」が聴けたのは収穫だった!
まさか、御寺で開かれたライブで「交通事故」がテーマの曲が聴けるとは!(T▽T)
ラストは「楕円の夢」。寺尾さんのピアノ、そして声の透明感がとてつもない。
美しさもここまで突き詰めると暴力だ。
対して星できらめくような明るい音色を散りばめるエマーソンさんのKey。
歌、オト、空間・・ただソレダケ。それがあるだけ。でもトンデモなくハッピーだった。
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他のアーティストはソケリッサ以外は初めて見る。
折坂悠太の民謡の様なボーカルは強烈だったし、
加納真実の能面を使った(笑)「仮面舞踏会」のパフォーマンスには大爆笑した(T▽T)


ここで座談会。今回のテーマは「ひとりの老いを、みんなで生きる」。
先ずは、司会の吉水岳彦さんが過去参加してくれたアーティストで
亡くなった加川良さんやムッシュかまやつに黙祷を捧げた。

人類学者福井栄二郎さんが紹介したヴァヌアツでの老いの迎え方の話は興味深く聞いた。
彼の島では「老いに否定的な見方は無く老人は尊敬され血縁関係なく大切にされている」
病気になった老人は知人と離れるのがイヤで入院したがらない等々。
稲葉剛さんやカフェ「潮の路」の活動、ビッグイシューのホームレス老人へのケア。
福祉は一定の基準でサポートを提供するが基準から零れた、はみ出た人達をどうケアするか。
そういう人たちをサポートする制度は不足している。
親切は嬉しいがあまりに親しく入ってこられると引いてしまう。程よい距離感が大切。
皆さん真剣に考え話す。
寺尾さんが言った「おたんじょうびを祝ってくれる人が一人でも居るのが大切」の
コトバが印象に残った。また或ることで寺尾さんが流した涙。

現在(いま)、この国にある老人を尊敬せず寧ろ軽侮し邪魔者扱いする風潮。
イヤ、他人事(ひとごと)じゃない。オレ自身も一部の目上の人に対し敬意を持てない。
でも嘗てはお年寄りを敬い大切にする文化が確かにあった筈だ。
それが何処からこんな風に変わってしまったんだろうか。
お年寄りはオレ達が歩く道路を造り建物を建てたりしてきたのだ。
誉められない老人は確かに居るが、矢張り敬意を持って接するべきだろう。
今回の皆さんの話には色々考えさせられた。
老い、目上の人への向かい方・・・色々考えて見直さねば。

後半もセッションは続く。
道具を使ったソケリッサのダンス、子供がステージに上がって自由に踊った様が善い。
寺尾さんとのセッション。Newアルバムから「孤独な惑星」が聴けてよかった。
OKIはアイヌ伝統の楽器トンボロを奏で異世界へ誘う。
寺尾さんとの「北へ南へ」。2人の声の調和、混ざり具合が素晴らしい。
キセルは兄弟ユニット。フォークっぽいがテルミンを使ってアシッド風味もある。
柔らかくも何処か翳りがあるメロディ・歌詞が素晴らしかった。

オーラスは全員でムッシュかまやつ「どうにかなるさ」のセッション。毎年恒例の終わり方。
寺尾さんは「10回目の区切りにムッシュとこの曲をまた歌いたかった」としんみり語る。
最近この曲、ダウンロードして好きになったので嬉しかった。
寺尾さんのピアノに乗ってシンガーみんな歌う。
ソケリッサは踊り、お客さんも子供もステージに上がって踊る。ボクは上がらなかったが(^^:
みんな笑顔。ステージが光り輝き花が咲いたよう。
なんか・・陽だまりの中にいるような温かさを感じた。
此処には排除もヒエラルキーも競争も無い。ただただ自由で温かい。
一歩外に出れば消えてしまう儚さ、温かさ。でも、それでもイイ。
此処には確かにそれ、がある。それでいい。それがいい。
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シアワセな気分で帰宅。
その夜はヨモちゃんと一緒に寝た。ヨモちゃん、いつもは嫁@パンダと一緒に寝るのに。
いや、元々ヨモちゃんがオレのベッドで寝てる脇にオレは入っただけなんだけど(゚゜)\バキ☆
ヨモちゃん、こんなに柔らかく温かいんだぁ。
そのうちヨモちゃんは遁走。残念。でも、また一緒に寝ような♪
りんりんふぇす、ヨモちゃんとの添い寝♪楽しい休日でした☆
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(もう真っ平ゴメンだニャ)
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