とりあえず、テレビ出力機能の表示が見たかったので買ってみました。
まず、いろいろ言われている本体の液晶表示から。
発色はさすがにきれいです……っていうか色が濃いです。
今までのPSPと比べるとちょっときついかも?みたいな。
あとは例のごとく櫛状にギザギザ表示です。
まるでインターレス表示の動画を見ているようでいらいらします。
っていうか、こんなのはっきりいってハードウェアバグ、仕様がおかしいとしか言いようがないです。
ここまでひどいとは思いませんでした。
液晶テレビの技術を持っているメーカー(のグループ会社だけど)とは思えない馬鹿仕様です。
一応PSP-1000でももう一度ちゃんと見てみましたが、気合いを入れて見ないとわからない程度。
搭載する液晶の特性をちゃんと把握して入れないと、トータルとして品質が悪くなるってのをわからない奴が考えたんだろうなぁ、とか思いました。
購入を考えている人は現物の表示を明るいところと暗いところ、自分がよく使う環境で見て、納得出来るか試した方が良いかもね。
で、次は本命?のテレビ出力を試しました。
メニュー画面はテレビいっぱいに表示されますが、ゲーム画面(MHP2G)は全面枠モードです。
だいたい1/4くらいの表示域?
PSP-2000と同じ、なんか改善されたとか聞いたのは空耳だったみたいです。
まぁ、テレビの機能でズームすればいいんだけど、結局解像度がかなり低いのでざらざらとした感じです。
PSPの小さな画面で見ると目が疲れるのでテレビで見たい場合や、PSPのコントローラと画面だと手首に負担がかかる場合なんかには有効かな?
最近のPS2ゲームだと液晶テレビに出力されることも考えてアンチエイリアスのきいた表示になっているのできれいに見えるけど、PSPは画面が小さいのでそんな処理は無意味、って考えだろうから大画面出力すると異様に汚く見えるのです。
とりあえず現状の結論。
ポータブル機としては、ゲーム・動画に関わらず、動きが速いシーンでギザギザ出力され、見るに堪えず……
テレビ出力機とした場合、ゲームがそれにあわせて作られていないので汚いという、非常に中途半端なものになっていると感じました。
また、軽量化されてるのはまぁ良いかもしれないけど、PSP-1000のギミック(UMD周り)やバッテリ部などのふくらみのフィット感、微妙な重さが醸し出すなんとなく高級な感じがなくなっているので良い物感が新型にはない気がします。
……2万程度のガジェットに品質を望むのは酷なんでしょうかねぇ?
ならやまは、SONYは物作りの会社ではない、と思います。

0