トリックxロジックのシーズン2、やりました。
感想。
ん〜、残念。
こんなのがミステリーだっていうのなら、はやらないのも理解できるって感じです。
いや、はやってないのかどうかよく知りませんけど。
全体的にだめな点。
・トリックありきで構築されているのがありありとわかりすぎて、運やらご都合主義やら実現不可能な要素をかなりごまかしている
・登場人物(特に丸の内警部)が根拠なしに、つかさを犯人扱いしすぎ
・登場人物の声(特に主人公)が脱力※でもデーモン閣下はおいしいです
・前にも書いたけど、関連キーワードを集めるのがめんどくさすぎ
とにかく、一番の不満点は「この事件が本当に警察には解決できないのか?」というところ。
アカシャの記述に頼らないと解決できないってロジックがあったかどうかすらよく覚えていないくらい意味がないっぽい。
まぁ、アカシャの記述自体も「犯人は嘘をつく」みたいなことが書いてあるので意味はないんですけど。
あと今回特に思ったのは、動機は関係がないってのは小説的にはおもしろさが完結しないなぁという点。
推理ものだって割り切るため、あとのことは読者に投げっぱなしというスタンスはわかるんだけど、投げっぱなしのレベルがハンパじゃないシナリオもちらほら。
この点、ちょっと良かったのはYの標的かな。
あとは個別にいちゃもん。
・ブラッディマリーの謎
他にも実行可能な犯人と方法があると思う。
っていうか、結局ブラッディマリーは謎のまま?
聞き込みくらいしてください>警部
・ライフリングマーダー
偶然が重なってるだけ。
トリックにしても警察が来られないことにしても犯人が犯行を出来たことにしても、全部偶然。
動機がわからないことで話がおかしくなって感じる典型かな?
偶然が起きなかったときにはどうなってたのか、そっちの方が気になる。
・目の壁の密室
いろいろおかしい。
偶然(特に犯行時間帯に人が来ないとか)が多すぎる。
警察に被害届だしたらいいじゃん。
車椅子とか凶器とか、その後の挙動とかいろいろと納得できない。
・Yの標的
やはり偶然が多すぎる。
いろいろなところで犯行を目にされる可能性が高い。
特に事後。
逆に動機とかがわかる分だけ読み物としては面白い。
・完全無欠のアリバイ
無理矢理、○○を犯人にするためにシナリオ作ってますって感じがする。
いらない動きが多すぎる。
あと自首した犯人がもっと他の行動をしていたら台無しでは?
そもそも実行しなかったら?
アカシャの記述には必ず犯人がある、という前提があるからこそなんだけど、警察はそんなことお構いなしに不可能犯罪にしてしまってる気がする。
肉食倶楽部万歳<おぃ
・芳川樹の物語
ここまで引っ張っておいてなんだこりゃ?
そもそもいきなり最終話をやっても終わるんじゃないの?
いや、ちゃんと順番にクリアしましたけど……。
そもそも、一度判決が確定してしまったら、二度とリカバリ出来ないんじゃ?
最後の最後まで、これじゃない感がぬぐいきれませんでした。
たぶん、犯人の行動は推測してもいいけど、それ以外の出来事・行動はアカシャに書いてないから〜ってのがネックなんだろうなぁ。
ならやまは、物的証拠が後出しとか……ねつ造?とか思います。

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