絶望した! 無精髭を生やしてたら「こ汚い」言われ、髭を剃ったら「貧相な顔」と言われる世の中に絶望した! …って、以前にも書いたっけ…?
ども。何をやっても見世物にしかならない庵主です。
全く告知していませんでしたが、「
名阪ウクレレガールズバンド合戦`08 月の夜は星でいっぱい」というライブイベントに参加する、ウ中連というかウクレレクルーラーズのメンバーでやってるウクレレバンドのライブに、サポートのパーカッションとして参加して来ました。最近自分の音楽関係の活動をほとんどしてなかったのは、これの準備というか練習に時間を取ってたからです。(これがなくても引き蘢ってたかもしれませんが。)
全く告知していませんでしたが、実は5月にはもうこの話が来てました。というか、全く告知していませんでしたが、実は3月にウ中連関係の知り合い3人でゆる〜い音楽ユニットを組みまして、そのうちの1人(実はうちのサイトからリンクを張ってるウクレレ職人さんですが)が参加してるビームスというウクレレバンドの所にライブの話が来て、その人の思いつき(?)でうちらもドサクサに紛れて混ぜて貰うことになって、結果的にビームスに吸収合併される形で参加することになりまして、7月からぼちぼちと練習してました。
元々ビームスは女性3人(あれ、最初は4人だっけ?)で全員ウクレレを弾きながら歌うスタイルのウクレレバンドだったような気がするんですが、知らないうちにリコーダーやら鍵盤ハーモニカやらを取り入れたりさっきのウクレレ職人さんがベースやギターで参加したりしてて、そして今回僕ともう1人の女性が入って6人になった訳です。とりあえず今回は「ガールズバンド」のライブイベントということなので、男…というか僕は決して目立たないようにとの「ガールズにはめっぽう優しい」主催者(当日司会をしていた、この地方でおそらく一番有名なウクレレ弾きのKさん談)からのきついお達しがあったようで、今回はパーカッションに専念しました。
高校のときからバンドがやりたかったのにずっとやる気会に恵まれなかった僕としては、初めてライブを前提としたバンドに参加出来て非常に楽しかったのですが、オリジナルメンバーの3人が間違える所まで息がぴったりだったり、ライブ1週間前の最後の練習の時になっていろいろアレンジの変更があったりしてびっくりしました。練習だけ見てるといろいろ危なっかしかったりしますが、奇跡的にも今まで本番で大ミスしたことがないということだったので、僕も開き直ってのびのびと楽しむことが出来ました。(笑) あと、実質的にプロデューサーのような役割をしてたウクレレ職人さんと音楽のセンスと言うか考え方が近かったのでやってて楽しかったです。という訳で、ライブのあとの打ち上げでウクレレ職人さんが「練習の時にちゃんと合わないと僕が怒る」とかデマを流してましたが、実際に間違った時に指導を入れてたのはウクレレ職人さんです。…と訂正しておきます。…関係者は誰も読んでないと思いますが。
で当日、家を出る時に家に生えてるアケビがやたら沢山成ってるのに気付いて差し入れに持って行こうと思って取ってたら、調子に乗って取り過ぎて予定より家を出るのが遅れた上に無駄に重くて、しかも袋の下の方のアケビが潰れてました。で、ライブが終わって潰れたアケビ持って帰って一晩置いておいたら小蝿が沢山集(たか)ってて怒られました。
で、出るのが遅れて参加したバンドの待ち合わせ時間に間に合わなさそうだったので直接ライブ会場へ行って準備を手伝ってたんですが、楽譜を照らすためのライトがなくてペンライトか懐中電灯を探しに近所のコンビニを4軒ほど走って廻ったんですが、その時に直したばかりのペンダントの勾玉の水晶のが今度は2つも割れて、その上数ヶ月ぶりに走ったので足がガクガクになりました。運動しなきゃなぁ、と思いました。
久しぶりに人前でやるライブでしたが、あくまでサポートのパーカッションだったので特に緊張しませんでした。…というつもりでしたが、靴を脱いで上がらないといけないステージに土足のまま上がってた、ということはやっぱり緊張してたんでしょうねぇ。パーカッションでは万博のアフリカ館でぼったくられそうになりながら買ったミニジャンベと、うちのバンドのウクレレ職人さんが作った薄型カホンを使いました。薄型カホンはウクレレ職人さんが「カホンに座って前屈みになって叩いてると姿勢がしんどそう」ということで、いすの前に置いて少し傾けて叩くように作ってくれたんですが(作ってくれたと言っても僕が貰った訳ではありませんが)、普通のカホン寄りは楽でしたがやっぱり腰が少し痛かったです。終わってから司会者で多分この地方一のウクレレの実力者のKさんに「パーカッションも意外と上手なんでびっくりしましたよ。」とMCで言って頂いたり、女性にめっぽう優しい(司会者談)、女の人に親切な(司会者談)、某ウクレレサークルのサイトのリンクのページのうちのサイトへのリンクのコメントに「中部ウクレレ界のスパースター のみぴょんのホームページ 人気沸騰!!」とか根も葉もないこと(大体「スパースター」って何?)を書いていまだに直してくれない主催者の方に「『意外と』(←やたら強調)良かったよ。」と何か含み笑いしながら言って頂いたり、わざわざ京都から来て頂いたうちのバンドのウクレレ職人さんの師匠でもある占部さんに「パーカッション良かったよ。」「打ち込みかと思った。」と言って頂いたり、共演したバンドのパーカッションの人が「あの音は出せん。」と言ってたということを人づてに聞いたりして、歌とウクレレから足を洗う決心が付きました。…と書くといろいろ問題が起きそうなので保留にしておきますが、とにかくとても嬉しかったです。久しぶりに音楽をやって楽しかったです。音が良かったのは楽器が、特にカホンの出来が良かったからだと思います。本当に良い音します。制作者曰く誰も褒めてくれないらしいのでここで褒めておきます。(笑) あと、あとで録音を聞いて自分でも思いましたが、打ち込みみたいなパーカッションになったのはもしかすると最近ずっと聴いてたY.M.O.の高橋幸宏さんのドラムの影響かもしれません。…すみません。そんなに上手くないです。撤回します。
演奏中はあまり気になりませんでしたが、出番が終わって楽屋に引き上げる時に皆で「速いよねぇ。」「走ってたよねぇ。」という声が。あとで録音を聴いてみたらやっぱりちょっと速い。というか、曲の頭から終わるまでの間に結構加速してました。僕は速めのテンポも嫌いじゃないのでそこまで苦になりませんし、それほど手数の多いパーカッションでもないので別に構わないのですが、メロディーを弾く人とかは速過ぎて演奏が追いつかない所もあってちょっと大変そうでした。元からこのバンドは結構本番で走るバンドなんですが、そういえば僕も結構走るタイプの人でした。すっかり忘れてましたが。やっぱり緊張してたんですかねぇ。
「名阪ウクレレガールズバンド合戦」というタイトル通り、名古屋から2組+ゲストとしてもう1組、大阪から1組出ました。というか、大阪から来た「ウイチロポトリ」という女性2人組バンドにライブをやらせるためにこのライブイベントを組んだらしいです。「ウイチロポトリ」は基本的にはインストで「女性ウクレレ版DEPAPEPE」みたいなスタイルのバンド、というかユニットなんですが、2人ともウクレレを始めて1年前後とは思えないくらいの腕前でびっくりしました。ただし、コードとかはよく分からないらしいです。本番では緊張してちょっとミスってたりしたのが惜しかったです。あと、MC兼ボーカル担当として2人の友達だというおじいさんが付いてました。ステレオタイプ的な所謂「大阪のおばちゃん」をそのままおっちゃんにしたような人で、楽屋でもよく喋ってました。翌日主催者が占部さんとウイチロポトリとこのおじいさんを蓬莱軒にご案内した時に僕もお供に付いて行ったんですが、その時にこのおじいさんに「あんた、座禅しとる時に警策を持って回るお坊さんみたいな人やな。」と言われました。どういう意味だか分かりませんが。あと、その更に翌日、主催者が僕に「ウイチロポトリの2人が君のことを『ハウルの動く城』に出て来るカブ(蕪頭の案山子)だと言ってた。『見た目悪そうだけど』(←ここ強調)本当は良い人なんだって。」と嬉々として言ってました。(ちなみにウイチロポトリはライブで「ハウルの動く城」の「世界の約束」という曲を演奏してました。) 多分山高帽を被ってて格好が若干被ってただけで、そんなに深い意味はないと思うんですが。
名古屋からのもう1組は「fua-fua」という女性ウクレレボーカル3人(1人はキーボード兼任)+男性ベース兼ウクレレ(=主催者)+男性パーカッションという5人編成の自称ウクレレロックバンドです。ロックバンドを名乗るだけあってエフェクターとか使ってます。間奏をちゃんとウクレレソロで入れたりします。この3バンドの中ではビームスは演奏におけるウクレレ依存率が一番低いです。「ウクレレガールズバンド」を名乗って良いのか微妙かもしれません。まぁ、自分から名乗ったことはないんですが。
あと、ゲストとしてウ中連初のガールズバンドだった「サンド」というウクレレボーカル3人組のユニットが1曲だけ演奏しました。メンバーが結婚したり、結婚して奄美の方へ行ってしまったりしてたんですが、地元に帰って来たのと今回のライブをきっかけに復活しました。残念ながらオリジナルメンバーが1人体調不良で欠席でしたが、代役が1人入って当時よくやってた曲を演奏しました。このまま活動再開…するんでしょうか。楽しみです。
あと、司会のKさんはライブ前に「喋ること何にも考えてないや。」と言ってましたが、本番でも何を喋って良いのか困ってる感じでしたね。Kさんに比べたら出演バンドの演奏レベルに色々問題があるせいなのか、それともただ単にお酒が入ってたせいなのか分かりませんが。
以上、打ち上げの時に時間を気にするのを忘れてて終電ぎりぎりで慌てて帰ったせいでせっかく頼んだアップルタイザーを半分くらい飲み残して帰ってしまったのがいまだに心残りな庵主でした。

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