絶望した! ハイチの地震のチャリティーを企画してる所へチリでも大地震が起き、日本にもその津波が来たりして企画の意義が中途半端になってしまう世の中に絶望した! ハイチとチリの地震の被災者の方には慎んでお見舞い申し上げます。日本も地震の前触れとも言われるリュウグウノツカイという深海魚が日本海の海岸に多数打ち上げられたりしてるので注意した方が良いのかもしれません。
という訳で、ども。最近ライブの事しか書いてない気がする庵主です。今回もライブの話です。
2月上旬にウ中連の長老の1人(と書くと本人は嫌がるだろうなぁ)から「ハイチ地震のチャリティーライブをやるから打ち合わせに顔を出して」と言われまして、打ち合わせに顔を出したら「君もメンバーに入ってるからよろしく。」と言われました。よろしくって、何を?
という訳で、僕がパーカッションとかで参加してる「ビームス」というウクレレバンドを始め、会場になる飯田街道の新栄と千種(菊里)の間にある「島風食堂」でライブをやった事のあるプロ、アマのミュージシャンが集まって、ハイチ復興のチャリティーライブをやる事になりました。
【以下引用】

One Love 〜Song for Haiti at Aichi島風〜
ハイチ復興応援ライブ
主催:Song for Haiti at Aichi島風 実行委員会
協力:ハイチの会
僕らは、ハイチ地震に心を痛め、自分達にも何かできないかと思いました。
そこで、島風食堂を活動の場にする駆け出しアマチュアからプロミュージシャンまで集まって、大好きな音楽を通じて、ハイチ応援ライブを開催することにしました。
出演
・Guy Walker・川合ケン with アサミ・小西沙弥香・寿一・すぎの暢・ビームス・fua-fua
(フォーク、ラップスチール、フラ、ウクレレ etc)
・「ハイチの会」熊谷雄一さん
ハイチで活動中に被災された、名古屋のNGO「ハイチの会」熊谷雄一さんに、ハイチの現状や支援活動の状況などのお話をお聞きします。
日時:3月21日 PM5:45開場 PM6:00スタート
所 :島風食堂(名古屋市中区新栄3-23-3)
要予約 メール( haiti@ukulele.ne.jp )TEL052-263-5286
チャージ:無料・要飲食
会場にて、ハイチ復興支援の募金を募ります。また、バザーなども企画検討中。
募金は、ハイチの会を通じてハイチ復興に役立てていただきます。
【引用以上】
僕の名前は入ってませんが、先の長老に「君も1曲、Love&Peaceな曲をやれ」と言われまして、僕の偏ったレパートリーからそれらしいのを今探してる最中です。
…という話を先日の栄MUJICAのライブの時にそのライブの主催者の福井大輔さんに話したら、「そこでLove&Peaceな歌をやっちゃあ駄目なんだよ。やめときな。」と言ってました。
(追記:福井さんが言いたかったのは、イベント全体としてLove&Peaceばかりになって押し付けがましくなってしまわない方が良い、ということだったそうです。ご本人からご指摘を頂きました。)
ちなみに福井さんは熱烈なジョン・レノンファンであり、かつ、2001年9月11日の同時多発テロでワールドトレードセンタービルに飛行機が突っ込んで崩れるのを現場のニューヨークで目撃した人で、「名古屋でLove&Peaceを歌って良いのは俺だけだ」と自負するくらいの人なんですが、ハイチで地震が起きた時に「ハイチに千羽鶴を送ろう」という企画がネット上で起きた時に、福井さん自身が9.11の後ワールドトレードセンタービルの跡地に千羽鶴を持って行った経験があった事もあってその企画を応援してたんですが、その企画自体が「そんな役に立たないものを送って何になる。ただの自己満足だ。」とネット上で批判の槍玉に挙がってしまって荒らされて頓挫してしまった事に「気持ちを伝える事の何が悪いんだ。お金を出さずに千羽鶴だけ折るって言ってる訳じゃないし。」と楽屋でも腹を立ててました。
(追記:福井さんが腹を立てていたのは、反対意見ではなく意見にもならない誹謗中傷の嵐に対してだったそうです。ご本人からご指摘頂きました。)
確かに千羽鶴を折って送るという行為自体はやらないよりもやった方が良いとは思いますし、9.11の時に福井さんが千羽鶴を持って行った行為はアメリカの人たちに日本人の追悼の気持ちを十分に伝えることができたんだろうと思いますので、福井さんが今回のハイチに千羽鶴を送る企画に親しみを覚えてご立腹になるのも分かります。ネットでの批判のされ方も匿名性を楯にした行き過ぎたものだと思います。ただ、9.11の時と違ってハイチの地震の場合は今まだ生きてる人や生きてる可能性のある人で死の危険に直面してる人が大勢いる訳なので、優先順位から言えばとりあえず死の危険に直面してる人を救う事を最優先しなければいけないし、それが一段落しない事にはハイチの人達も犠牲者に対して追悼する心の余裕がないのではないかと思います。被災地の人達が必要としているものかどうかを十分に考えずに自分が送りたいものを送ろうとしていると取られてしまうと自己満足の偽善行為と見られてしまう事にもなりかねません。もし、緊急の救援活動が一段落して被災者の人達が今日明日の事ではなく1ヶ月後、1年後を考えられる余裕ができた頃にこの企画が持ち上がったんだとしたら、『ビルマの竪琴』という本が日本の終戦直後の「兵隊に行った人は皆悪人だ」という行き過ぎた反動に対して戦地で亡くなった兵隊さんに対する追悼の気持ちを思い出させたように、被災者を励まし復興を応援するとても有意義な企画になると思います。僕はその時を待った方が良かったのではないかと思います。
話が壮大に逸れました。で、結局僕はLove&Peaceな歌を歌った方が良いんでしょうか。件のウ中連の長老の人もウクレレケースに自作の「War is over! ...if you want.」のステッカーを貼ってるくらいのジョン・レノンのファンなんですが、福井さんに言われたことをそのまま言ったらジョン・レノンのファン同士なのに喧嘩になりそうな気がします。何たる逆説。
という訳で、「こうしたら良いんじゃない?」「この歌なら良いんじゃない?」とか何か良い案がありましたらお寄せ頂けるとありがたいです。あ、その前に、ハイチの地震や世界初の黒人による共和制国家でありラテンアメリカ初、アメリカ大陸で2番目の独立国家でありながら「西半球でもっとも貧しい国」であるハイチという国自体に興味のある方は是非お越し下さい。
以上、バッティングセンターで賞品の残り物のチケットを当日にタダで貰って3度目の球場観戦、3度目のナゴヤドーム、3度目の広島戦、3度目の中日の負け試合を見て来た庵主でした。とりあえずナゴヤドームの広島戦にはもう行かない事にします。(笑)

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