七夕の日のアヤノブログによるとウクレレの弦を交換したようです。写真に写ってる弦の袋によるとコンサートサイズ用のノーマルセットのようです。「ノーマル」といったのは要はLow Gじゃない、という意味です。Low Gじゃないのを「High G」と呼んでいるのをたまに見かけますが、僕が見た本には確か「Mid C」と書いてあった気がするし、4弦の音で呼ぶよりもその(調弦方法で調弦した)楽器の出せる最低音で呼んだ方が自然な気がするので、僕は、「Mid C」と呼んでます。まぁ、そんな事はどうでも良いんですが。
僕の個人的意見としては、「ウクレレ弾きヘの50の質問」でも書いたように(ほとんど読まれてないと思うけど、探して読むほどの物でもないです)、Mid Cチューニングこそ真のウクレレと考えております。表現は若干極端ですが。そもそも弦楽器の一般常識からすれば4弦はLow Gである方が自然であるにも関わらず、ウクレレにおいてはオクターブ高くチューニングするようになったのは、スケールが短いにも関わらず弦が太くなり押さえた時の音程のズレが大きくなるからだ、というのをどこかのサイトで読んだ気がしますがどこだったかは忘れました。(をい) 僕がMid Cにこだわるのは(決して弦が高くなるとか手に入れにくいという怠惰な理由ではなく…という事にしておいて下さい。お願いします。)、ウクレレがMid Cチューニングの楽器として育ってきたという経緯を尊重したい、とか、Mid Cでコードを弾いた音の方がウクレレらしくて良い、とか、Low G弦が普通巻弦で4弦だけ音量が大きくなるのでバランスが崩れる、特に4弦に3度の音があたった時にはコードの響きがうまく調和しなくなる、という事が理由です。しかも巻弦は1〜3フレットのところですぐに表面の金属線が擦り切れてほつれてくるし。
ですが、今メインで使っているのが8弦なので4コースに高低両方張る事になって、結局Low Gのような音になってます。それでも、巻弦はすぐ傷む事も手伝って、ささやかな抵抗としてLow Gのところにはフロロカーボン弦を使ってます。この弦だと巻弦ほど大きな音もせず、ほつれる事もなく、他のナイロン弦と同じような音色になるので音のバランスは良くなります。普通のウクレレでLow Gにする時も巻弦の変わりにフロロカーボン弦を使った方が良いかもしれません。一度お試しあれ。
昔はMid Cチューニングならではの「ロビンソン」のイントロくらいしかソロ、アルペジオ奏法をしなかったんですが、今では「シチリアーナ」「放課後の音楽室」「チェリー」をウクレレソロで弾いたり、ウクレレソロ用のオリジナル曲を弾いたりするので、8弦かLow Gがないとちょっと困るようになりました。といっても4本弦でLow Gというウクレレは今のところ持っていませんし、買ったり作ったりする予定もありませんが。
ってか、「チェリー」とオリジナルは(自分で作っておきながら)難しいのでなかなか完璧には弾けません。Low Gの4弦ウクレレだったらもうちょっと弾き易いのかもなぁ。
(2005. 7.13追記)
最近追記ばかりですが、僕が入手したウクレレ用フロロカーボン弦は
Worth Stringsです。テナーのLow Gの4弦だけバラで、2種類の太さの弦を3本ネットで購入しました。これが最初で今のところ最後のネット購入です。今では結構お店でも取り扱うようになってると思います。ちなみに今はお試しで知人から貰ったフロロカーボン弦が張ってあって、いまだに弦を替えるタイミングをつかめないので、買った弦はまだそのまま新品の状態であります。
ウクレレって、ナイロン弦でなかなか切れないので替えるタイミングが難しいです。特に貧乏性の僕には。音はだいぶんくたびれてきてるはずなんですけど。
(同日さらに追記)
うららか・びよりさんの
2005年07月08日(の
2番目の記事)か
2005年07月11日(の
9番目の記事)の記事にトラックバックを送りたいんですけど、というか送ったんですけど、送った事にならなくて困ってます。なんで? はてなからでないと送れないんでしょうかね?

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