衆議院議院総選挙ということで最高裁判所裁判官の国民審査もある訳なんですが、まぁ、意味がある様なない様なという感じになってる様な気がします。裁判員制度が実際に施行されるともうちょっと関心が高まると思いますが。
前にも書いたかもしれませんが、個人的な意見として、裁判員制度導入には賛成です。ですが、自分がなりたいとは思いません。しかも、円滑に機能するとも思ってません。相当混乱すると思います。審議のスピードアップどころか裁判遅延が増すと思います。
では何故賛成するか。裁判員を導入することで法曹界、法学界の法思想を一般国民に広め、かつ、逆に法曹界が一般国民の法意識、法感覚を理解する機会が生まれるからです。現状では法曹界や法律学者の法思想と一般国民の法意識、法感覚がかなり乖離しているように思います。法律の専門家側から見ると「一般国民は法や権利について分かってない」と思ってる部分があると思いますし、一般国民側は「法曹界の人たちは世間知らずだ」と思ってる所があると思います。
違うし思想を持った人たちが一緒になって1つの判決を出さなければいけないとなると、しかも人の人生が懸かっているとなれば、否応なく真摯で深い議論がなされるのではないかと思います。そうすれば自然とお互いの考えの違いを理解しあうことになる訳で、法律の専門科の考え方と一般国民の法意識、法感覚を調和させていく第一歩になると思います。
そして、それが法を使う司法だけでなく、法を作る立法を選ぶ場面にも反映されていけば、ちゃんと議論を伴った民主主義になっていくのではないかと思います。
なーんてことを考えながら投票に行くつもりです。

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