既に報道されている事ですが、黙ってられなくて・・・
レバノンにおけるシーア派の政治組織「ヒズボラ」が、イスラエル兵2名を拉致し人質に取った事から端を発した今回の紛争は、双方における無辜の市民の死者が400名を超える事態になって、未だ停戦の兆しが見えない状況になっています。
2名の人質を救うためと称して、レバノン市民を350名以上も殺すという、冗談にもならぬ自らの矛盾に居直っているイスラエル側も問題ですし、勝ち目の無い「聖戦」を呼号して結局はハイファ(イスラエル)の市民を殺し自国民に戦争の惨禍を招いているだけの「ヒズボラ」側にも問題はあります。
しかし、双方とも何らかの「口実」の為に、結果として犠牲となる多数の市民の生命を省みないという点においては共通しており、その事実は双方のよって立つ大義名分そのものの虚しくするだけでなく、存立の正当性を損なうものに他なりません。
ヒズボラにとっては、彼らを米国がテロリスト呼ばわりする論拠を与えただけですし、イスラエルにとっては、他国市民を殺す事で中東における自国の将来における存立基盤を損なうだけです。
現代における戦争が、真っ先に市民を犠牲にするものである以上は、如何なる条件も付けず、直ちに双方が停戦に応じる事が求められますし、日本政府は積極的に調停に乗り出すべきです。
米国は、かねてよりテロリスト扱いしてきた「ヒズボラ」の無力化に貢献するとして今回の戦争をイスラエルの自衛権だと擁護しており、とうてい調停に積極的とは言いかねますが、こんな時こそ日本は米国に物を言うべきではないのでしょうか。
こんな更新も止まっているローカルなサイトで「反戦」を唱える以外にも、個人として出来る事はある筈なんですが、少なくとも黙っている事は自分自身(と本サイト)の否定になると思い、即時停戦を求める声を揚げ初めていきたいと思います。

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