2007/11/27 11:48
秋の人事異動で私の部署から他部署に移動になった人が居た為、先週の金曜日の夜に、部署の忘年会を兼ねた送別会が開かれました。
会場となった店は「出世」という景気の良い名前でしたが、参加したメンバーまでの景気が良いとは限りません。
まぁ、幹事をやった青年の努力もあって、今回は出費(会費5千円)に比べ損したという感覚が常よりも少ない無いメニューだったので(牛レバ刺しも食べれたし)、まぁ私は満足しました。
ただ飲み会が終わった後で、酔い覚ましにコーヒーでも飲もうと寄った喫茶店で寝こけてしまい、終電を逃してしまって、ボーナス前の時期でもあり、タクシー代までは持ち合わせていなかった事で、寒空の下で始発を待つ羽目になったという、おまけのビンボーくさいエピソードもありました。
ところで世の中には、1機130億円もする戦闘機(F2)が、一瞬にして燃えカスになるという景気の良い?話題も有るようですが、ウチの様な中小企業には縁の無い話であります。
戦闘機に比べれば話題の金額の規模はずっと小さくなりますが、私が昨日作成し終わった東アジアの某社向けの予算書で判明した所によると、今回の商談でウチは、●●億の物件を●●億で売った事になり、予測原価と売値との差額が●億円の赤字になるという景気の悪い話題がありました。
ウチの会社の全体売上は、年間●●●億程度で営業利益が●●億程度ですから、年の利益の10分の1に相当し、なおかつ私の生涯賃金を超える金額が、たった一件の物件で消えてしまう事になります。
(これが約千人のウチの従業員のボーナスに如何なる影響があるか考えると気が滅入ります)
これは受注前の見積金額(今回の予算値と大きく変わらない)からして充分に予想できた事態ですが、入札時に取締役の重役決済で決まった金額との事で、経営トップが何を考えているのか…私は疑問を抱かざるを得ないワケです。
(何の為の事前見積だったのか)
仮に、私が出世して裁量権が増せば違う選択も可能だと言う根拠があるワケでも無いのですが…今のままでは方向性が見えないなぁ〜(苦笑)
来年は、所属長によれば私も昇進の年だそうですが(とは言っても主任相当)、何であれもっと勉強せんとね。

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2007/11/12 15:19
久しぶりに、最近見た映画についての感想(という程のものでは無いが…苦笑)でも書きます。
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【作品名】ビューティフル・マインド
【監督】ロン・ハワード
【配給】ドリームワークス(2002)
【ジャンル】映画(ドラマ)
【一言】
この映画に関する情報は、事前に色々な場所で読んできていたのですが…実際に鑑賞した事は無く、私の掲示板でもナッシュ先生の功績について話題が出る事もあるし、一度見ておかねばならないと感じていたのですが…若干気後れして…先週の日曜日にレンタルビデオで借りてきて、昨日の日曜日まで1週間放ってありました。
でも、実際に(妻と一緒に)見始めたら引き込まれました。
内容はココで言うまでも無いことかもしれませんが、主人公は実在の数学者で、1994年にノーベル経済学賞も受賞したジョン・ナッシュ先生の半生を描いたドラマであり、天才的な頭脳を持ちながら統合失調症で苦しんだ彼と、彼を支える妻との物語です。
悪気は無いのだけれど対人関係を築く事に(少々?)難が有る主人公ナッシュの性格は、アスペルガー症候群の私には他人事の様には思えませんでしたし、実際に統合失調症と診断された身内を持つものとして、闘病の苦しみは身につまされる気もしました。
だから感想としては、ドラマの最後には苦労が報われたナッシュ先生に拍手を送りたい気持ちと同時に、そこに至る過程が見ていて苦しくもあり、見終わった後に比較するのも「おこがましい」とは思いながら、同じ状況に置かれたら自分ならば如何に生きるのだろうと考えさせられて、ちょっと引きずるものがありました。
まぁ引きずられるものが何も無い、見てる最中も見終わった後にも何も考えさせずにドタバタだけで終わってしまうという、B級映画とは用途が違うのでしょうね。
ネットなどで伝え聞いたナッシュ先生自身による映画に対するコメントによれば(御存命ですので)、映画製作の為の若干の誇張はあるのでしょうが、愚直とも言える一途さで努力して、困難を乗り越えていく姿には、ドラマとして感動を覚えました。
(私も、かく有りたいものです)
あと…ナッシュを献身的に支えた妻みたいな伴侶を得られる事は、幸せなんだな〜と思いました。
(私の妻がどうなのかは諸般の事情によりコメントを控えますが…苦笑)
まぁ、ウィキペディアによると…ナッシュ先生にも【若い頃には】途中には色々あったみたいですが、悪く言う人が見当たらないというのは、やっぱり御人柄なんだろうなぁ(笑)
【補足】
2002年アカデミー賞(作品賞)他、4部門受賞作

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