2009/9/23 19:26
いわゆる「浜松まつり」という名前で、全国的にも報道される機会もあって知られているのは、平成の市町村大合併前の、旧浜松市の中心部にある町内の町内会・自治会が、毎年5月の連休(3.4・5日)に、初子の産まれた家庭からの出費で、遠州浜の海岸で大凧を揚げて、凧糸を切り合うという喧嘩凧や、上に小学生高学年ぐらいの子供が12〜15人程乗れる屋台山車に子供乗せて、お囃子笛や大小の太鼓を演奏しながら、各町内で屋台山車を引回して、同時に初子が産まれたとか新築した家などの各所で、祭り専用のラッパの演奏に合わせて「ヤイショ!ヤイショ!」と声を上げながら町内の旗を中心に「おしくら饅頭」の様に、足踏みしながら互いに押し合いながら跳ねているという「練り」と呼ばれるイベントが、夜遅くまで続き、最終日には、浜松市街中心部まで各町内から屋台が合流して、行政ではなく市民中心の祭りとしては、規模的にも壮観で、けっこう観光客も来たりします。
上記の5月の「祭」は、旧浜松市の中心部だけの行事ですが、時期がずれますが8月後半〜9月頃にかけて、旧浜松の中心部まではとても出て行けない周辺の旧市町村でも、各町内会・自治会単位で、町内にある神社の秋祭りとして、似たような(小規模の)祭が行われます。
お囃子の曲(の内容)が町内毎に微妙に違う処も面白い点です。
(元々は旧浜松市も5月ではなく、秋にやっていたのでは?と思われますが、観光資源化の為に5月になったのでは?と推察しますが)
私の住んでる旧浜北市(現浜北区)では、凧揚げは6月頃に、行政も絡んで浜北区内の全町内会・自治会で2日間行われるのですが(凧は旧浜松市より小ぶりの「ぶか凧」という畳2畳程のものですが)、屋台山車の引回しや、「練り」を初子が産まれたとか新築した家などで行う【本番】は、あくまで各町内会・自治会単位で日程もバラバラですが、あくまで「秋」に行われます。
更に、私の住んでいる「本沢合」という町内は、東西南北の町内会の上に一つの自治会、約400世帯の住民で構成され、祭の主に実務を遂行する若連(本沢合では「本組連」と呼んでますが)は任意参加で40名程で、お囃子に参加する子供(これも子供会が参加希望を集めた任意)の人数も50名といった、ささやかで小規模なものですが、祭のメニューは1通り揃っていて(花火の打ち上げもありますし)、参加している私自身にとっては、充実しつつもハードな日程です。
今年も私は、「本組連」の中で、お囃子班(子供にお囃子を教えたり子供をまとめたりする班)の責任者という事で、1カ月・週3回の事前練習と本番・準備・後片付けに至るまで、小さな組織とはいえ、上手くいった事や(とにかく無事終った事)、上手くいかなかった事(周囲と上手く付き合えない子供の事など)、色々ありまして、先週の金・土・日・月は、体力と気力を使い果たした気分です。(好きでやってる事ではありますが)
自分の子供達も、こういう「地域」で育ったというのを、将来、宝にして欲しいと思って、私も頑張りましたが、今年は慣れて来た為か「力の配分」が上手くいき、火曜日に仕事が全く出来ないという事態は避けられました。
毎年、確実に年はとっていくので、こういうメリハリの付け方のスキルは、向上させつづけねばと、痛感いたしました。
また、来年が楽しみです。

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