2010/5/23 19:14
何をしていたのか、一言では言えない程、仕事でも生活でも、ストレッシャブルな毎日を過ごす内に、前回の更新から、半年以上経ってしまいましたが、消耗するだけでなく、たまには充電もしましょうよ、という事で、私自身に語るべき言葉が乏しくても、良質のTV番組を宣伝するぐらいはしようと、記事をUPします。
NHK「ハーバード白熱教室(Justice with Michael Sandel)」
http://www.nhk.or.jp/harvard/
(以下、番組紹介から、抜粋)
創立1636年、アメリカ建国よりも古いハーバード大学の歴史上、履修学生の数が最高記録を更新した授業がある。政治哲学のマイケル・サンデル教授の授業「Justice(正義)」である。大学の劇場でもある大教室は、毎回1000人を超える学生がぎっしり埋まる。あまりの人気ぶりにハーバード大学では、授業非公開という原則を覆し、この授業の公開に踏み切った。ハーバード大学の授業が一般の目に触れるのは、史上初めてのことである。
サンデル教授は、私たちが日々の生活の中で直面する難問において、「君ならどうするか?何が正しい行いなのか?その理由は?」と、学生に投げかけ、活発な議論を引き出し、その判断の倫理的正当性を問うていく。マイケル・ジョーダンやビル・ゲイツはその仕事で、すでに社会に貢献しているのになぜ税金を納めなければならないのか。また代理出産、同性愛結婚、人権など最近のアメリカ社会を揺るがす倫理問題も題材となる。絶対的な答えがないこのような問題に、世界から選りすぐられた、さまざまな人種、社会的背景を持った学生が大教室で意見を戦わせる授業は、ソクラテス方式(講義ではなく、教員と学生との闊達な対話で進められる授業形式)の教育の最高の実例と言われている。
世界の若き頭脳たちの堂々たるディベート能力、知的探求心、考える力など、世界最高レベルの知的エリートの能力は、私たちに強烈な知的刺激を与える。さらには、宗教、人種、貧富など複雑に入り組んだアメリカ社会の構図を読み解く糸口にもなる。また副音声による英語放送によって、今のアメリカの生きた英語を学ぶ絶好の教材ともなるはずである。
(以上、抜粋)
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殆ど、ニュース番組か、ドキュメント番組(含:自然科学・社会科学)しか、TVも見なくなった私が、けっこう(日曜日の夕方を)楽しみにしています。(ここ1ヶ月余り)
内容は、日本の大学でも、教養部過程で行なわれても変では無い、ロールズの正議論と、その後の現実的課題に直面する、政治に求められる哲学に関する話しで、難しい数式とかも出て来ないし、現代社会を生きる人間ならば、一般教養として誰でも(私ですら)知っていている事が求められる様な、しかし今こそ再度、問い直されるべき事を、整理して、解かりやすく講義してくれるので、アカデミックな世界から、離れて久しい人でも、再発見や啓発される事があって、楽しませてくれると思います。
問題は、それを政治に生かす為に、現実の経済等を鑑みて、実現可能性のセオリーを裏付けたり、具体的提言にしていく事に「も」、あるのですが、私など勤務先の経営悪化と、長引くデフレ景気(悪化)のせいで、思わず、日銀に国債を大量(数十〜百兆円規模で)買取でもしてもらい、市場に大量の資金を供給して、ハイパー・インフレに加えて超円安に誘導するという、亡国政策(困るのは所得が増えずに物価だけ上がる庶民で、格差は今以上に悪化すると予想される)・・・でも打ち出してくれないかと、自虐的に考えてしまうような体たらく・・・
しかし、出口は何処か?と方向性に迷ってる時こそ、一度原点に返って、考え直してみる、良い機会かもしれませんね(苦笑)

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投稿者: 勉強不足のJCP党員(伊賀篤)
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