2010/7/30 21:56
今日は、掲題の通りの一日だったのですが、一応、家族(父・妻・娘・息子)と、数少ない(というか一人だけの)友人も、御祝いの言葉を頂きました。
こんな歳になった私でも、祝ってくれる人が居る事に、感謝すると同時に、気にかけて頂いた事に、御礼を述べたいと思います。
まぁ、さすがに、この歳だと、誕生日だからといって、家庭で日常と違う点はというと、晩御飯に近所では「高め」と評されるスーパーで買ってきた好物の【スモーク・サーモン】が、晩酌の肴として出てきて、一番安い第3のビール(350mL缶)が、1本から2本に増えたぐらいで、一昨日(28日)の私の娘の誕生日みたいに、ケーキは出ませんでしたが…(笑)
仕事では、偶然ですが今日、今まで日常業務の合間に進めてきた「業務改善」が、別の転機を迎える事になり、新人向けの初歩的な業務導入援助的な内容にはメドが付き、今後は中程度以上に熟練した見積業務者が、難易度の高い物権の見積をする時の省力化・スピードUPに繋がる「改善」に、内容を徐々に切り替えていく事になるでしょう。
同時に日常業務では、受注可能性濃厚な日本資本の東南アジア工場向けの単体・専用機ラインの中規模の見積も完了し、スッキリした気持ちで、週末を過ごす事が出来そうです。
来週からは、受注済みで予算書発行しなければならない物件が数件と、先延ばしになっている改造物件の見積と、受注可能性は(あまり)高くない東アジア某国の某中規模自動車会社向けのトランスファー・マシンの見積ぐらいでしょうか…
途切れずに、私自身の(見積の)仕事があるのは良い事なのですが、数カ月前から、会社が受注可能な【粗利率】の許可基準を引き上げたので、粗利ゼロ=製造原価(間接費を含まず)まで売値を下げれば取れてた物件の取りこぼしが多く出て、来年の上期の売上予定(受注残)が、ここにきて伸び悩んでいます。
有給休暇の3カ月連続での未取得者には、組合から本人と上司の氏名を公表する、レッド・カードが出るのですが(通常は数名)、今月は該当者が全従業員の4分の1にも達した為に、発表も出来ない事態になる程に、4月のリストラ以降は、皆も減らされたスタッフで、以前以上の仕事を、減らされた給料にも関わらず、頑張ってこなしているのですが、無茶でも何でも、今期の黒字化の達成・未達成の如何は、会社の将来を左右するので、皆で更に頑張るしか、ありません。
(総売上が、未だピーク時の半分しか無くて、それでも黒字化を目指すというのは、以前の我が社の損益分岐点の常識からすれば考えられなかったので、経営・企業体質自体も、確かに少しは良い方へ変わってきているのですが、あと1割程のコストダウンが無いと、競合他社には、なかなか勝てないですね…)
あぁ…誕生日というのに、日記に書くことは「仕事」ばかり…
幼い頃には、21世紀を迎えるのが、自分が今より10年も若い33歳だという事に、想像を絶する思いをしたものですが、幼かった自分からは隔絶された43歳にもなると、開き直ってきますね。
幼い自分が想像していた未来と違っていても、今の自分で出来る事の、それ以上を求めて、もう精一杯に、ただ愚直にやっていくだけです。(苦笑)
少しでも、成長して、来年の44歳の誕生日を迎えられる…そんな1年にしたいです。

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2010/7/15 21:52
私自身が、過去の下記(↓)のエッセイ?で…
2010/5/23
「NHK「ハーバード白熱教室(Justice with Michael Sandel)」」
http://blue.ap.teacup.com/nozomi/98.html
…あまりに長引く「デフレ」と設備投資の低調さに、すっかりウンザリして、ハイパーインフレを結果的に引き起こしても良いから、膨大な残高に達した、国債を大量に日銀が回収する事で市場に貨幣を投入し、破滅的に過激なリフレ政策を、取ってくれないかと、自虐的に考える事があると、言葉を漏らしたクセに、今になって言うのも何ですが…
日銀などの金融政策によって、低位のインフレ(年率2〜3%程度)を維持しようという、一部の政治家で囁かれている政策は、それによる金利の上昇により、国債の魅力が薄れ、国債の入札成功の為に、日銀が国債を買い取らざるを得なくなり、更に市場に資金が投入されるという、スパイラルを引き起こし、あっという間にハイパー・インフレに突入する事態と背中合わせであり、危険な匂いを感じます。
少なくとも庶民にとっては、自分達の僅かな蓄えや、ローンで買った家の権利書や、将来の年金基金を、ただの紙切れにしてしまう事になるでしょう。
危機に素早く対応する一部の【投資家】とかは、金(ゴールド)や外貨貯金などに切りかえる事で、難を逃れ得るでしょうが、一番困るのは賃金は上がらない上に、貯蓄は殆ど無く、債務だけ有る様な、私みたいな層でしょう。
短期固定金利(もしくは変動金利)で金を借りてる住宅ローン債務者等が、住む場所さえ失って、街に溢れる可能性も…
現在の、このデフレは、日本全体の「潜在成長率」の低さに根本原因があるので、日本の産業構造の政治主導の改革でなく、小手先の金融政策で打開しようというのは、そもそもスジが違うと思われます。
(確実に、インフレになっても、投資は伸びないでしょう)
今こそ、政治に求められているのは、日本の産業構造自体の、大胆な構造改革であり、既存の輸出産業に頼ってきた今までの構造を改め、新たな国際競争力の有る産業の育成や、農業などの1次産業の生産性を上げる為に企業の農業への参入を促す規制緩和や、事業者の大規模化を促進させる行政のイニシアティブの発揮や、所得の再分配政策を強化して低所得者の需要を喚起する事や、福祉・介護での雇用の創出・待遇改善やら、リサイクルの推進や環境(という公共財)の維持に貢献する産業の育成…等々、地味でも、根本的な産業構造の改革の諸政策ではないでしょうか?
その中で、もちろん無駄は削りつつも、税制についても積極的に議論して、巨額の国債発行残高を減らす具体的なプランを練らねばなりません。
法人税減税も、大企業優遇税制の廃止とセットであれば、あながち頭から「ケシカラン」というものでも無いと、私は思います。(日本の法人税について、よりクリアな国際的なメッセージを海外投資家に与える事になるでしょうから)
あと、必要になって来る事は、納税者番号制度(国民総背番号制)の導入でしょう。
これは、このコンピューターの普及した時代に、いまだに残されている多大な行政&収税コスト(大きなロス)を減らすだけでなく、公正な課税対象の把握や、適正な還付や減免措置の為にも、必須でしょう。
金融資産の取引にかかる優遇税率を見直す際にも、取引時に「納税者番号制度」が有れば、公正・正確な課税対象の把握が可能になり、導入の必要がありますし、消費税の増税の際の還付(一種の負の所得税)を実現する際にも、必要性が問われるでしょう。
既成概念に囚われず、日本社会の構造改革を図るプランを練る事で、安易で危険な「リフレ政策論」に付け入れられる隙を作らない事が、日本の【リベラル左派】には、今後ますます必要になってくるでしょう。
2011/7/17(土)AM10:30に追記:PM2:10に訂正
本記事に付けて頂いたコメントの指摘を受けての事でありますが、日本の産業構造の改革の結果として、街に失業者が溢れるという事態を避けたり、スムーズな労働資源の移転を可能にする事で、日本の産業構造の改革自体を効率的に進める為には、労働者への【再教育】の機会を政治主導で保障し、新しい競争に耐えて生延びるに足る労働者自身のスキルの向上を目指した【積極的労働市場政策の導入】が、日本の産業構造の改革を進める上では、必須のものとなるでしょう。
また、ハイパー・インフレの到来の危機予測の箇所で、実際には、インフレにより国債を保有している魅力が薄れる事が「因」となり、国債価格の暴落・長期金利の上昇が起きて、その「結果」として、日銀が国債の買いオペに走らざるを得なくなるというシナリオを描いた方が、より現実的でしょう。
指摘して頂いた事に、感謝して、上記を追記します。

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2010/7/11 10:35
今日は、参議院選挙の投票日です。
(現在の法律では、投票日には政治活動は禁止され、棄権防止のみ活動が認められています)
このブログを見に来る様な、物好きな少数の人達であれば、あえて言うまでも無い事かもしれませんが、改めて棄権は止めて、(何処の政党へでも誰へでも良いので)投票所まで足を運び、投票をすることで、自分達の国の代表は自分達で選ぶという権利を、積極的に行使しましょう。(例え1票でも、それで当落が決まる事は、あるのですから)
そもそも選挙というのは、現代の国民国家の枠組み内の事ですが、一種の「共同体」の中で行なわれる、平和な「喧嘩」や「お祭」みたいなものですし、タダならば参加しなければ「損」というものです。
北欧などの高福祉国家では、税金も高いですが、国民の選挙に参加する割合の尺度である「投票率」も高いそうです。
民主主義社会では、その自分達を代表する政府の為す事には、国民の一人一人にも、一定の(制度に応じた)、結果責任が有るのは確かな事だと、私は思うのです。
(無論、実際には、一人一人に責任を問うというより、共同責任だとは思うのですが…)
自分達の国民(全体のレベル)以上の政治家は、現われないという事でもあります。
政治に対する「絶望」は、すなわち自分達自身に対する「絶望」でもあります。
その「絶望」こそが、民主主義では無い「専制」や「独裁」が産まれ育まれる土壌にもなります。自分以外の他の誰かに期待するだけなら代議制の限界として許容範囲内ですが、それが時に歴史的に稀有な英雄の様な特殊な人に、全てを委ねてしまえというのでは、後で自分自身の責任で自分自身(と子孫)の首を、絞める事に繋がります。
(中国やら北朝鮮の様に…)
多様な立場から豊かな多様性の有る意見が出されて、それが「政治」にも反映されるというのが、健全な「民主主義社会」であります。
是非とも、自分自身の「小さな権利」をキチンと行使する事で(何処の政党でも候補者でも構いませんから)、自分達自身の未来と子孫に残す社会に対する「責任」を、みんなで果たしていきましょう。
以上、棄権防止のメッセージでした。

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