「安全保障問題が左派政権の足を引っ張る東アジア情勢」
政治とか経済
日本では、鳩山総理が辞任し(一説には小沢氏を辞めさせる為という向きもありますが)、今度の参議院選も苦戦との事・・・
直接には、沖縄の基地移設先を「最低でも県外」と言ってきた口約束が、アメリカが譲らずに結局は守れなかった為という事ですが、私はコレを聞いて、北東アジアで誕生した左派政権(韓国の前政権や、台湾の前政権)に、共通する困難という問題を感じてしまいました。
その問題は、端的に言えば「中国(北朝鮮はオマケ)」という安全保障上の脅威の存在です。
所得の「より」公正な再分配とか、社会保障などという、左派政権の看板は、確かに重要な問題であり、日本でも「子供手当て」「高校授業料無償化」など、評価に値する前進が見られたにも関わらず、それらは全て「平和と安全」が維持される事が前提になる事柄という事で、後景に押しやられてしまう・・・
嘆かわしく残念な事だと、私は思います。
私は某党の様には中国が「話し合い」だけで問題を解決する国だとは全く思っていません。(チベット侵略の歴史しかり、ウイグルの独立運動への対応しかり、台湾への圧力しかり、天安門しかりです)
私は、北朝鮮は核兵器開発を進めており、確かに「将来」においては脅威ともなるかもしれませんが、核兵器をミサイルに搭載できる程に小型化するには相当の技術の蓄積が必要であり、現在の所では、口先ばかりが勇ましいだけで、大した脅威だとは思っていません。
(ICBMを持っている中国こそが、余程大きな脅威です)
中国において、政治の民主化(結社の自由・・・複数政党制=これは形式的に今も零細御用政党は有るみたいですが・・・自由選挙・・・言論出版表現の自由の実現)が進むのが、果たして何時になるのか?百年後?二百年後?かは、判りませんが、それまで日本や韓国や台湾は、怯え続けねばならないのか?ならず者という意味では50歩100歩の米国なんかの力を借りてまで、安全保障を図る・・・
何の利益にもなりませんがな・・・(嘆息)
まぁ、軍需産業は潤うのでしょうが、戦車で畑は耕せませんからね(再生産には役に立たず経済全体にとっては御荷物です)
豊かになり始めた中国人民(格差は相当に酷いですが)には、足元の政治にも目を向けて、民主化を推し進め、東アジアの脅威から、早く卒業してもらいたいものです。
あと、日本の左派にも、安全保障に対する具体的政策の堅持と、政治と金に対する明確なケジメを持って、政権の浮揚を図ってもらいたいものです。
今回は短い記事ながら・・・

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投稿者: 勉強不足のJCP党員(伊賀篤)
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