撮影のため朝早くから実家のあるシブヤに行く。久しぶりだなー。このスクランブル交差点。お祭りの日みたいな人混み…今はスッカリいないけど。
しかしかつて庭だったシブヤに来ると必ずアイツが…なんてことを脳裏をよぎった途端、
「 ヘイ!ブラザー!」
背後から酒で渇れ切ったの太い声…間違いない、ダグラスだ。
ゆっくりと後ろへ振り返ると…やっぱりそこにはダグラスだ。「ゲヘゲへ」と不気味な笑みにキッタねーヨダレを垂らし、溜ったヨダレの水溜まりにはアメンボが気持よさげに滑っている。
ちっ、最も会いたくもないヤツに会っちまったぜっっっ。
「アサモハヨカラ、アハヨーサン!ナニシテンノ?ブラザー!」
ブラザーなんて呼ぶのはやめてくれ!これから撮影なんだ!15分前に入りたいんだから邪魔すんな!
「マー、ソンナオコラント。アレ?ブラザー?ハナピアスハドウシタ?」
フン!あんなもん邪魔だから外したよ。牛じゃあるまいし。
「エ?ナンテ?ブシ?」
うーし!
「ヨクワカンネーケド、ソンナコトヨリ、ブラザー、アレモッテネーカ?キレチマッテヨ」
アレってなんだ?ああ、フリスクのことか?ミンティアだったら持ってるが、欲しけりゃ全部やるぞ。
「スースースルヤツネ…!?…アア…ナンテコッタ…ブラザーガマトモナッチマッタ…」
いらないなら行くぜ。
「アア、モウイッテクレ…アバヨ、オキタサン…」
じゃあなダクラス。お前もやったらどうだ?芝居。楽しいぜ。
「ヤメテオクヨ、オクガフカスギテ、オワリナンテナインダロ?ソンナオワリノミエナイタビハオレニハムリサ」
そうか。じゃあまたなσ(^_^)
あ、着いたので終わり。いってきまーす

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