今年の初め、台湾から・・・
「ちょっとオモシロいアイテムがあるんだけど試してみないか?」
的なメールが来ました。
むむ!なにそれー!ってワケで、サックス研究所としては試さないワケにはいきません!
というわけで・・・
TimbreTrainer

オフィシャルサイト↓
https://sites.google.com/site/timbretrainer/
何だコレは?って思う人は結構いると思いますが、我々実はオーディオマニアでもあり、ピーンと来てしまったんですね。要するに振動与えて楽器のエイジングをしようってアイテムなワケです。なるほどー!
エイジングって何?って人もいると思いますが、要するに、普段は何十年も使い込んで(振動を与えて)楽器を慣らす(鳴らす)ところを機械的にやってしまおうというアイデアですね。
その後色々調べると、やはり金属を加工した時の歪みやら何やら(残留応力)を取るのに、焼き鈍しとかの熱処理以外にも振動で処理する方法も結構あるらしく、なるほどーと思ったりしました。
サックスは特にですが、管体に後から溶接するパーツもかなり多いし、そういう部分のコリもホグすって感じなのかな?まあ、理屈は後々また考えるとして、とにかく実験!

まずは、むか〜し勢いで買ってからあんまり使ってないセルマーのシリーズ2の金メッキネックからやってみました。
ちなみに、エイジング用の音源は↓
https://sites.google.com/site/timbretrainer/playinsound
ここからダウンロードできます。
iPodに音源を入れて再生してみると、コレがスゴい振動!ビックリ!
時間的には結構やらないと効果はわからないのですが、とりあえずネックだけ18時間ほど試験してみました。
で、早速試奏してみると・・・「む!変わったかも?」って感じで、やっぱし吹き慣れてて、良いところも悪いところも色々分かっちゃってる本体で長時間の実験に挑戦。

当然、取り付ける場所でも効果は色々変わると思いますが、とりあえずネックと本体のジョイント部分に付けてみました。すげー振動!エイジング用の音源はiPodでループしつつ、かなり音が響くので、オヤジの寝室に押し込めて(笑)寝てる間以外の時間ずっと鳴らす様な感じで1週間ほどやってみました。
これが、オヤジもビックリの
効果絶大!なんか音のつながりが滑らかになったかも!
メーカー推奨はネック部分という事でしたが、この辺も楽器によって色々違うと思うので、試してみると面白いと思います。やはり、ネックに取り付けると全部響く感じなのかな〜?ベルに付けたときも結構スゴかったです。
使用方法はこちら見て下さい!
https://sites.google.com/site/timbretrainer/japanese
音によって響く響かないがハッキリ出たり、非常に面白いです。
僕の場合、どっちかと言うと鳴る鳴らないよりも新しい楽器とかで気になるのは音のつながりというか滑らかさなんですよね。なので、こういう変化の仕方は非常に好感が持てます。
新品の現行品や、あんまり吹いてない眠ってる楽器とかには、特に効果あるんじゃないでしょうか?まだまだ使い始めたばっかりなので、また続報をレポートします!
次はCONNでやってみようかなっ!

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