日曜のママチャリレース。コスプレ賞狙いだったのだが、今回は「ヤッターマン」をテーマにコスチュームを揃えた。アイちゃん、ドロンジョ、ボヤッキー、トンズラーは既製品を買い、ガンちゃんはカイオウが自作。オモッチャマはオレが自作し、残り2人は脚力が優れているので、走りやすいようにコスプレではなく、ヤッターマンのTシャツを着てもらうことにした。また、選手と別に、総監督(女性)に参加してもらったのだが、この人にはキューティーハニーの格好をしてもらうことにした。カイオウのコスチュームは結果としてかなりの金をかけたらしく、再現度は抜群で、誰がどう見てもヤッターマン1号という出で立ち。オレが自作したオモッチャマも、それなりに味のある仕様となった。
当日行ってみると、コスチューム着て走るのは我々の他に1チームだけ。ところが、あろうことか、このチームもアニメキャラ関連のコスチュームを着用していて、ドロンジョとキューティーハニーがカブってしまった。あとはショッカーと星飛雄馬という、統一感のない格好だったので、テーマ性という点ではこちらが上だし、カブってもこっちの方がコスチューム賞を取れると思っていた。
実際、開会式ではこちらの方が注目を浴び、司会者の方からもいじってもらった。何しろ、相手は男がドロンジョやキューティーハニーを着ているが、こちらは女性(美女)にドロンジョやアイちゃん、キューティーハニーをやってもらっているわけである。とりわけ、ドロンジョ様は大人気で、写真を撮らせて下さいと言って寄ってくる人が多数・・・。この時点でコスプレ賞はイケル!と思っていたのだが・・・。
当日は最高気温が29度くらいだったが、照り返しもあってかなり暑く感じられた。しかし、我がチームメイトは皆、素晴らしいパフォーマンスを発揮し、それぞれがキッチリと役目を果たした。特に、カイオウはブログで言うだけの事はあって、1周のラップタイムは我々のメンバーの中では最速タイムを叩きだし、スタートから4周走ってもらって疲れているところ、最後の周回もカイオウに走ってもらい、さらに3周を全力で走り、きっちり締めてくれた。
閉会式となって、コスプレ賞を頂けるものと期待していたのだが、なんとコスプレ賞はライバルチームの手中に。何でも、最後までコス着て頑張ってくれたから、とか理由を言っていたが、こっちだって全員が最後までコス着ていたんだから、理由になっていない。単に露出の問題で、こちらのドロンジョ様は2番手で3周走って終了したが、相手のドロンジョは6時間のうちでこまめに交代して何周か走っていたので、通して走っているように見えただけの事と考えている。それに、こちらがヤッターマンで統一しているというのがあまり伝わってないように感じた。司会とか関係者の人は、やたらドロンジョとキューティーハニーと口にしていたが、ガンちゃんやアイちゃんは単につなぎを着た人とでも思っていたようなフシがある。ボヤッキーやトンズラー、オモッチャマに至っては、名前すら知らなかったのではないだろうか・・・。
優勝は競輪選手のチームだったのだが、オープン参加か何かで、賞を受けるのは遠慮するのかと思っていたら、普通に表彰されて賞品を受け取っていたのでビックリした。ママチャリレースなんて、職場の人とか友達同士とかが集まってチームを作り、和気藹々と参加するものというイメージを持っていて、実際そういうチームが多かったのだが、本職の人が出てきて本気で優勝するなんて、少々大人げないんじゃないか?という気がする。もっとも、2位、3位もどうやらセミプロチームらしく、全くの素人ではないので、競輪チームだけを責められるものではないのだが・・・。
選手はみんなそれぞれ持てる力を発揮して頑張ってくれたし、女性軍に至っては、体を張ってコスプレをしてくれた。これだけの素材が揃っていながら何の賞も取れなかったのは、現場監督であるオレの采配ミスにつきる。選手の出走順とかコスのテーマ、準備はオレが主導してやっていたので、ドロンジョ様には朝にまとめて3周ではなく、1周ずつ3回に分けるとか、全身タイツ状になったコスチュームに手を入れ、加工してメッシュ素材を入れて通気性を良くし、もっと周回走れるようにするとか、手段はいろいろあったはず。開会式での反応の良さに、オレ自身におごりが出てしまったのが敗因と言えるだろう。素材ではこちらが上だったはずなので、采配ミスでの敗戦はみんなに申し訳ないし、オレ自身非常に悔しく、かなり落ち込んでしまった。カイオウからは、「ここでいきなり賞を獲ってしまったら、次の目標を見失ってしまうから、これで良かったんですよ。次頑張りましょう!」と激励してもらったが救いだが、本気でコスプレ賞を獲りに行っていただけに、本当に悔しい。次にまたチャンスがあるなら、今度こそ絶対に勝ちたい。

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