旧暦六月念四日、7月29日(金曜日)月齢22.6。満潮は17時半過ぎ。天気予報では夕方までに70%雨。雨雲の下には上昇気流がある。雨が降る前には風が吹く。内海大橋情報に久々の電光掲示が出た。海風5m、風力計の羽根も盛んに回転している。橋の上からの海面は穏やかだった。引き返すほどのこともなさそう。
3時半に横島の浜に到着。三つ西隣は横山ビーチ海水浴場、更に西には高級リゾートドルフィンビーチがある。駐車場周辺は芝生が植えられていて、エキゾチックな建物が並び、砂浜は抜群に綺麗だ。緑の樹木や建物に囲まれて、道路から浜はチラッとしか見えない。昔は高級だったが、テレビで世界中のリゾート地を見てきた今ではなんとなく田舎くさい。只で利用できる天然の浜が周辺に一杯ある上に、エアコンが効いた部屋で快適に暮らしている現代、余程のことがない限り、有料の海水浴場まで家族単位で辿り着けない。水平線のかなたには目には見えないが、四国新居浜がある。
話を元に戻すと、天気予報の所為で、岸からの釣り人はちらほら、船は一艘も出ていない。うねりはあまりないが風は先ほどの5mよりは強くなっている。満潮までに2時間ある。途中で雨が降り出したら帰るつもりで餌はいつもより少なめに仕入れた。(青虫200円、釣具屋さんが気の毒なので、飲み込み針はずしの道具も一緒に買った)
一投ごとに必ずあたりや引きがあって飽きない。あるいは藻に引っかかっているのをあたりと勘違いしていたのだろうか。釣果は22cmのキスゴや20cmのベラを筆頭に12匹。カサゴやフグなど包丁に掛からないものはリリースした。もっと大きくなって、それまでせいぜい釣り人を悩ましてくれ。釣った魚はきちんと調理して食う。これがモットー。3時半、餌切れ納竿。
明日も天気が捗々しくなさそうなので、干物にはせず、捌いてすぐ小分けに冷凍した。切れ味が落ちてきたので包丁も研いで置く。序でに台所用の包丁も久々に研いだ。魚用の出刃とは刃が逆になっているが、左利き用なんかなぁ。

〆(..)para1002n(ぱら仙人)


次回に続く


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