今日テレビを見ていたら、CCTVが特別番組をしていた。昼からずっと中国の宇宙ロケットで人間を宇宙に飛ばす準備が進んでいる。10時過ぎには酒泉衛星発射基地から打ち上げられるらしい。神舟七号という有人ロケットだそうだ。
今回が初めてではない。
「2年前の2005年10月12日、中国が独自に開発製造した「神舟6号」有人宇宙船は酒泉衛星打ち上げセンターで打ち上げに成功した。「神舟6号」は2人の宇宙飛行士を乗せ、115時間32分の宇宙飛行の後、帰還モジュールが無事着陸し、中国最初の複数の飛行士による数日間にわたる宇宙飛行を成し遂げた。」
今回は3人乗りらしい。宇宙工学では日本よりも中国の方が進んでいると考えていいだろう。こういう国が食品や玩具で国際的な問題を抱えていることが信じがたい。
何度も云うようだが、中国にこのような基準でこういうものを作って欲しいと、きちんと
お金を出して云えば、作れる技術はある。わざわざ問題のあるものを安いことに目をつけて輸入して、後で国際問題に仕立てるのは何か資本主義諸国の側にも魂胆があるように思えるのだ。本当にきちんとチェックして最高水準の製品を輸出されたら、競争に勝てない国内企業が続出する。それを事前に阻止しようとするキャンペーンではないのか。
普通国内で製造する場合は建屋から製造ラインまで設備投資をする。それが出來ない弱小企業に製品だけ買って來いと認める役所もおかしい。
乗り組み直前の船外最終チェック
2人の飛行士は既に乗っている (CCTV大富)

自社で設備投資が出来ないのなら、輸入する時、値段以外に安全基準の条件を真剣につきつけたのだろうか。設備投資の資金も出さずに、値段だけで交渉しているのではないのだろうか。日本の汚染米騒動を見ていると、日本も同じなのではなく、中国に席巻されないように画策するほどモラルに欠けた大手が設備投資資金のない小規模輸入業者(役所そのものが国産食品支援の大儀名分のために画策に加担しているとさえ思える)を操り人形にしているのではないか。
ちゃんとした条件を提示して、正当な価格で購入すれば、中国は充分応えられる技術を持っている。
設備投資もせず、大企業の隙間を抜け駆けして、
横流しだけで利ざやを生んで、旨い汁を吸おうとしている中小の輸入業者にモラルを望むのは無理かもしれないが、そのために中国のイメージが貶められるのは忍びない。海外進出にはちゃんとそれなりの設備投資をしろ。
最後の一人が乗り組んだ直後 (CCTV大富)

なんだか上海を舞台にしたドラマもそんな雰囲気で作られているが、13億の人民を食わすためには対等取引では引き下がれない。えげつないほど性根の入った国際交渉術と、商業道徳は同じじゃない。
そんな国に恵んでやるつもりで経済援助をするのは正しくない。相手は1度に3人も人間を宇宙に打ち上げ、宇宙遊泳もする国ですよ。〆(..)para1002n(ぱら仙人)


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