フォトショップのオプションにグリッドや定規があったので表示して、中心をマス目の交点に持ってくるようにして、+5度ずつ絵柄を回転、36コマの正三角の原画を作り、ひたすら流れ作業で36個の万華鏡を量産しました。時々中心がずれていくのは気にしません。絵柄が変わるだけですから。
前回は絵柄を数ミリずつずらしていましたが、これは万華鏡の回転運動とは無関係でした。中心もスライドしたら、動かした距離だけ絵柄が連続して中心から吐き出されるだけで万華鏡の回転運動にはなりませんでした。背景を5度ずつ回転すれば絵柄が鏡の反射面で開いたり閉じたりする動きに近くなります。180度で36個の万華鏡。多いほどドラマチックなストーリー展開が期待できるし、密度が濃いほど動きは滑らかになります。
万華鏡の輪郭位置は固定できていたつもりでしたが、中心を左右だけでなく、上下もきちっと座標で管理しておく必要がありそうです。四捨五入の関係か、全く同じ手順で加工していても三角の斜辺がぴったり合わないのがあります。そういう擦り合せを(最大に拡大しても)目分量でやると、レイヤーを結合した時輪郭の幅がずれて、中心座標が変わるのだと思います。製本の裁断のように、どんなに精密にページ折をしても紙の厚みなどでずれてくるので、最後に裁断して揃えるやり方に倣った方が現実的かも知れません。
万華鏡も理屈では座標の数字できちっと揃っているはずなのに、8の倍数と10の倍数を掛け合わせたのでは、処理の段階で端数が出たり、中心座標の数値が割り切れなかったり、奇数や端数がどちらかに強制的に振り分けられていて、交点の位置に乗っからないのかもしれません。数字でも目でも微妙な所がチェックできないなら、輪郭や額縁を重ねて処理した方が簡単かもしれません。(「NTT西日本つながるよろこび」の万華鏡の輪郭にぼかしを入れてゆとりを持たせているのは、目には見えないブレを隠すためのプロの技かも)
貰った花束を萎れないうちに写真に撮って万華鏡にしてみました

今日の一句「寒さ避けに 空のリュックを背負って ちょっとそこまで」

para1002n(ぱら仙人)


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