世界最強
銀星囲碁12の詰碁対局の実力は大したものです。詰碁には最短手数で解を求めるというの暗黙のルールのようなものがあって、詰碁問題集にはその最短手数できれいに決まる模範解答にちょっと別手順の変化図も解説してあります。
今まではそれがすべてと思っていましたが、コンピューターは詰められる側が一手でも長く命のつなげる手を最善としているのか、先はないのに悪あがきのような応対もあります。双方最善でない無駄なやり取りを別解答とは呼べないかもしれませんが、それはそれとして本に書いてない手段もあるのだということが改めて分かりました。
新聞の詰碁欄にしても、出版されている詰碁集にしても、決められたスペースや、一ページの裏表に収まる参考図の数、解説字数に制限があるわけで、先生方や解説を依頼する編集者には並々ならぬ陰のご苦労がおありだということがよくわかります。
コンピューターも正解手順を示すのは一パターンだけなので採用しなかった数多くの変化図がそれこそ多種多様にあるといってもおおげさじゃない。
詰碁を解くボタンで示された手順を参考に詰碁対局していて、実践の応手が変わってくるのもそういう事情だったような気がします。
一度コンピューターで解法にかけた後、もう一度ネタ本の詰碁の解説を見るとさらに視野が広がります。
今のままでも十分楽しめるコンピューター詰碁、いろいろ試してみたいことはたくさんあります。自分で詰碁を作れないので、詰碁になりそうな実践棋譜の一部を切り取って加工するのもなかなか大変です。
著作権の関係もあるので本に載っているものを勝手にそのまま使うわけにもいきません。
コンピューター詰碁テストという前提で、本の宣伝も兼ねながら一冊の書籍から各一題を引用の形で実験的に試しております。
ほんと、ごめんなさいです。
黒先白死 出題石田芳夫九段 三段挑戦の詰碁100
画像の上にカーソルが乗ると正解画面に変わります。
石田芳夫九段の詰碁集です。「有段者シリーズ 飛躍的に戦いの力がつく 三段挑戦の詰碁100」土屋書店 1989年3月30日初版第1刷 1994年4月10日 第7刷。
1994年といえば、私はまだ1、2級ですが、詰碁だけはちょっと自信があったのかもしれません。このほかに五段突破の詰碁(次回紹介予定)というのも買っていますから、ずいぶん背伸びしたレベルの本を買ったものです。

para1002n(ぱら仙人)
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