店のインターホンは使わなくなって久しい。玄関のチャイムも中に入ってから押すボタンは玄関にカギをかけていると全く意味がない。昔は玄関を開けっぱなしにしていた。今はそういう時代じゃないし。今実際に使っている玄関チャイム(乾電池式)一つだけを残して、他のインターホン関係は全部取り外すことにした。
ついでに電話の子機も使わない配線は全部取り外し、テレビのアナログアンテナがそのまま使わないのに撤去せずに残っていたものも取り外した。
二世帯住宅なので、親子電話は母のところとそれぞれ別個の2回線を実際に使っているが、子機はどちらも無線で電源コンセントにつなぐだけで配線そのものは不要になっていた。いらなくなった家中のローゼットや6芯線、8芯撚り線(母の電話で使っている基線)をすべて点検整理しました。昔の電話は将来、子機の増設に備えて8芯の撚り線が使ってありましたが、実際には白黒の外からの電話回線とつながっている2本だけで、後の6本は外してありました。
それが電柱の電話線から一番奥の台所まで引いてあって、途中の事務所や応接間や各部屋にいろいろな線を使って戻っていって、それらの線の先の電話器類や事務所のファックス類はすべて今は使っていなくて配線だけが残っていました。
一番奥の台所が中継基地のような形でさらに2階の各部屋にも6芯線や4芯線が巡っていて、不要な線は台所の柱の外で切られてぐるぐるに束ねられていました。ぐるぐる巻きに束ねて柱にぶら下がっている沢山の線は見た目にみっともないので、この切断されているところから一本ずつ辿(たど)って外していきました。各部屋の使わなくなったインターホンの親機も取り外し、その関連の配線も辿って撤去したらこんなにたくさんのステップルとケーブルがありました。
大量に回収したケーブルやステップルとセンサーチャイムやインターホン
非常に細いですが、被膜銅線ですから針金として、連結部分の補強結束やいろいろな工作に通電線以外の用途にも使えるのではないかと捨てずに1カ所に集めてみました。大変な量です。針金の代わりに使うにしても、一生困らないでしょう。ステップルなどもこれだけあれば一生分あります。取り外したセンサーやチャイム、ビスやローゼットやいろいろなパーツも分類して一時保管します。
2芯線用の黒いローゼット

外から8芯線で引き込まれている電話線が台所の中にあった子電話とつなぐために壁を通っていたり、筒に入りきらない線が鴨居と建具の間に挟まれていたりした。今は子機は無線なので、壁を通して部屋の中にあったローゼットは不要で、階段の天井下に付け替え、最短距離で元事務所の親機につなげた。
要するに既設の配線はそのまま、ローゼットを台所の外に持って行って距離を短くしただけだから電気工事士の資格はなくても法に触れることはないだろうと思う。白黒の電話回線を外して付け替える時、プラスマイナスどちらも区別がないはずなのに、仮接続しておいて母の電話からうちへテスト通話したら、受話器を置いても受信音が鳴りっぱなしで切れない。白黒の線を逆に付け替えて再テストたら正常になった。ネットで調べたら逆配線でも問題はないということだったのに、それは屋内配線に限ってのことで、外からの基線はきちんと決められた極に決められた色の線を繋がなければならないものらしい。
電源線に関しては抵抗値や、漏電検査もしてもらわなければならないので、ちゃんと電気屋さんに頼んでやってもらうことになっています。私は不要な線をただ取り外して工事がスムースにできるように事前の準備をやってみたかったわけです。1カ所だけ配線を見て不要だと思われるコンセント同士をつないだ通電線を取り外しました。すっきりした〜と思っていたら、エミちゃんが2階のコンセントは全部電気が来ていなくて、掃除機が使えなくなったと云います。
あの線はどう考えてもおかしいからいらないと思ったのに、通電中の電源線だったのか。電気屋さんに元通りにしておきましょうかと云ったら、いやそのままでいいです。内装工事が終わったらちゃんと倉庫の2階の配線との接続と一緒にやっておきます。ということだった。電気工事士の資格を持っていない人にいじってほしくないと内心思っていてもきつく云えないんだろうな〜、ごめんなさい。

para1002n(ぱら仙人)
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