ほとんど衝動買いです。3mm目の37cm篩を買いました。替え網もついています。中目5mm、粗目7mmですが、外枠が絹目の木製篩と同じ大きさで、揺すると砂がバケツの外に飛び出します。篩の外枠は大きければ効率がいいとは限らないことが分かりました。37cmの木枠の中でゆさゆさ揺さぶって作業のできる30cmが扱いやすいです。
そのことは分かってはいたのですが、店の棚に並べてあるのを見るととても小っちやく見えるのです。普段パソコンや新聞を見たりするときは度の緩い昔の眼鏡で、運転用は1.0に調整してあるので世界中が小さくみえます。店に並べてあるから小さく見えるわけじゃなくて、運転用の眼鏡で陳列棚を見るから小さめに見えているわけです。
替え網だけ買って帰っても家にある枠に合わなければ無駄になるので、大は小を兼ねるとか、あれば便利だろうと、枠ごと新しい大きい方を買ってきました。実際問題、中目や粗目の37cmは今のところ使う予定がありません。
今使っている篩の破れた細目、中目、は外枠の外径が30cm、内側の網は差し渡し29cmでした。バケツの外径が30.5cmなので大きい篩では上に載せているだけで端の方は30cm篩の外に零れ落ちてしまいます。揺さぶって振るうととてもバケツの上の37cm枠では受けきれません。
やっぱり今使っている30cmの篩の替え網を探すしかありません。初めから測っていけば良さげなものを、思い立つと矢庭に出かけてしまうのが昔からの癖で、行けば何か買ってしまうのも病気のようなものです。
どうしてでかすぎるのと小さすぎる替え網しか置いてないのか、不満に思いながら丁寧に探してみようと腹を決めて近くのホームセンターから順に回ってみることにしました。
まず、一軒目です。棚を見るとやはり、大きすぎる替え網と小さすぎる替え網しかありません。念のため、係員にメジャーで測ってもらうとぴったり、29cmでした。なんだ。初めから今使っているのと同じ大きさの替え網はあったのだ。何も大きな三枚セットを買う必要はなかった。小さく見えていたのは、運転用の眼鏡の所為だった。
何十年も前の篩だからメーカーも違うし、規格は変わっているだろうという先入観に惑わされていました。篩や笊には、37cm、35cm、30cm、21cm、19cmと昔から決まった大きさがあるようです。

(1)

(2)
(1)右上から絹目の木枠外径37cm。底の抜けた木枠のみ外径35cm。二重の水切りザル外径21cm。メッシュ小篩細目外径21cm。底に重ねてある裏漉し器外径19cm。
下段右からステン大篩外径37cm。中に重ねてあるステン篩外径30cm。木枠粗目外径35cm。ステン中目外径30cm。
(2)右上からメッシュボックス。粘土や土塊が壊れないように塊のまま砂利と一緒に最初に篩い分けます。目の大きさは7mmです。その下に木枠の粗目篩があって、さらに中に粗目のスチール篩があります。ここで小砂利(5〜7mm)を受け止めます。
その下にスチールの細目大篩があって3mm以上の砂やそれ以下の砂の大半がここで止まっています。その下は木枠の絹目篩です。この中に35cm木枠と30cmステン細目篩が入れてありますが、上のステン細目大篩にほとんどが止まって30cm篩はスルーしてほとんど空です。
ステンの大篩は揺するとバケツの外に零れるので下の30cm細目篩に小分けにして他のバケツに3mm以下の砂その他細粒を含むを振るい落とします。30cm細目篩の中には3mmから5mmの粗砂が混ざっているので、水切りザルに移して小分けにしてすり鉢で掻き混ぜます。小さな土塊を潰して砂粒以下の細粒にして漉し、粗砂のみにします。粗目の篩を通して小砂利と粗砂に分けられます。
3mm以下はひとまとめにして後程砂粒の大きさ、土や土埃に分けて粉末状の粘土や土は通路に返します。
左側の水切りザルや裏漉し器を通す作業は最終段階で、一度に処理できる量も限られるし、埃が立ちすぎないように水を打って湿らせたものと混ぜながら乾き具合、篩の目の通り具合、を加減しながらの作業になります。根気がいる作業なので長くは続きません。気分転換にざっと選り分けてある粗砂からごみを取り除く作業に切り替えたり、すり鉢に入れて土を取り除く作業を間に挟んで気分転換を図っています。
補修をした篩でも差し支えはないですが、新しく篩を買ったり、替え網を買ったりしたのも続かなくなった根気を道具を揃えることで何とか気を紛らそうという作戦の一つです。
砂粒の大きさにパラノイアックに拘ることで新たに道具を買いたい衝動に駆られると、経済参加、社会参加の一助にもなる。
上がった消費税の3%分は公務員の福祉や福祉関連の天下り官僚の福利厚生に使われるのだと思います。値上がり分は福祉に使うといっても一般庶民の福祉とは云っていないのだから、まずは天下りや公務員の福祉のために決まっているでしょう。
一般庶民が福祉を充実して欲しければさらに10%、15%、20%の消費税にしなければ回ってくるはずはないでしょう。EU諸国の国の人口の2倍が日本の人口だとすれば、EU諸国と同程度の税負担なら日本はEU諸国の2倍の国家予算を動かせるはずなのですが、官僚天下り組織が2倍以上のピンハネ吸い取り装置になっているらしく、集めた税金の総額ほどには庶民の福祉にまで巡ってこないようなのです。
砂粒に拘ることで新たに経済活動を刺激され、日本経済に微力ながら寄与できることは喜ばしいことではないですか。健気に土を選り分けますョ。

para1002n(ぱら仙人)
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