藤井聡太七段、平成最後の新人王おめでとうございます。
決勝の相手は、出口若武奨励会三段。新人王戦で決勝まで進出しているのに、まだプロになれていない。現在進行中の64回三段リーグこそ2勝無敗とはいえ、前回の63回三段リーグは、11勝7敗で12位。去年は17位。9勝9敗の互分の成績だ。こんなに強い三段が勝率5割ちょっとというプロ登竜門の三段リーグはなんと恐ろしいところか。虎の穴とも云われる地獄の三段リーグ。奨励会の初段は女流の最高段六段に相当するとか。
一方、一度も大きなタイトルを取ったこともないのに、格下相手に少しずつ長年にわたって勝ち星を貯めて行って、悠然と九段を名乗るプロの先生もいる。みな同じような天才が星を潰し合ってプロ一歩手前の壁が破れず、人生に挫折していく青年がいる。
囲碁も特にそうだが、プロの昇段に通算勝ち星の昇段規定はいらないんじゃなかろうか。負け越しギリギリの勝率でも、長年やっていれば自然に昇段なんて、奨励会の地獄のような厳しさに比べると、甘すぎる気がする。
大手合制度のような、お互いに同じレベルで激突し合って、勝率が飛びぬけているものだけが昇段できる制度に改めてほしい。勿論若手にも早くからチャンスを与える予選トーナメントからの勝ち上がりは今のまま続けて、挑戦者になったら昇段も大歓迎。
特に降格制度のないぬるま湯の囲碁の世界には、せめて、将棋のような降格制度と成績不振なら引退規定も厳格に設けてほしい。今は通信システムでしか使えないプロより強い囲碁ソフトだが、市販の普通のパソコンでプロの最高段より強い囲碁ソフトが普通の時代になっている。プロ棋士としての誇りがあるなら、タイトルを取れないのに、最高段に上り詰める制度だけは廃止してもらいたい。
プロの高段者よりもっと強いコンピューターソフトでどんどん強くなっていく若手がいる時代に、教えることもできない弱い先生がいる必要があるのだろうか。
今泉さんや、瀬川さんが地獄の底であがき苦しみ、将棋界からはじき出されたのに、いざプロに編入されてみると、立派にプロの世界で通用する好成績を上げている現実。プロの登竜門の仕掛けとはなんだったのか。高段者が自分の身を守る単なる砦でしかない。こんな仕組みはいかがなものか。
出口奨励会三段ここまで奮闘あっぱれ。藤井聡太七段、無事最後のチャンスを風邪にも負けず、(奨励会はアマじゃないけれど)あめにも負けす。お見事でした。
マスク姿で棋譜確認の藤井聡太七段
解説聞き手は塚田泰明九段元王座の娘さん
風邪にも負けず
顎マスクの聡ちゃんレアすぎ〜

para1002n(ぱら仙人)
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