ブロック壁をモルタルで上塗りして、少しきれいにしようと思う。通常の塗り方ではないかもしれない。素人が未熟な技術で雑にやったのでは、垂直の壁は仕上げられない。技術を向上させるチャンスもない一発勝負に、技術を補える工夫を惜しまず、素人なりにも、しっかり準備をすれば、何とかなるのではないかと、楽観的です。
以前、駐車場の舗装に碁盤目の溝を切ったとき、瓦桟(12mm×18mm角くらいの棒)を台形に削って、溝の型枠を作って、生コンを流し込んで仕上げたことがある。あの時は、地面に少し傾斜をつけた程度で、素人でも鏝痕は板切れで均して水を付けた箒で掃けば、結構平らにできた。
壁はそうはいかない。垂直だし、目地溝や窪みを埋めるだけでも、ぼたぼた零れる方が多かった。重力に逆らって、垂直の壁を塗るのだから、簡単じゃない。圧着がうまくいっていないと、べらっと落ちたりする。やるだけやってみて、最悪、できなかった場合は、砂を入れずに、セメントだけを水で溶いた「のろ」を刷毛で塗ろうかと思っている。
最終的にどんな具合になるかはまだわかりませんが、自分で作れそうな必要な道具を工夫しながら少しずつ進めていくつもり。
問題は、ブロック壁だけではない。ブロックの下には堆く積もったコンクリートの塊が磯の岩のように固まっている。それを全部取り除くには、労力も大変だが、捨てる場所にも困る。そのまま岩の波打ち際のような景色を残して、利用することにした。来る者拒まず、あるものはあるがまま。邪魔とは思わず、捨てるよりは何とか利用できる方法を考えてみる。
磯の波打ち際のような形はそのまま残して、下段は袴のように、何も塗らず、2段目のブロックから上を塗ってみようと思う。2段目の底に何か仕切りになるものを置いて、1段目にモルタルが着かないようにダンボールで形取りすることにした。
ダンボールは水に弱く、グニャッと曲がって壁から離れる。二重に折って、強度を高め、同じものを2組重ね(ダンボール4枚分の厚み)、その上に薄いステップのような板を貼り付けて、型枠のように下から支えるようにする。型枠を外すとき、充分硬化していないコンクリートがぼろぼろ欠けたことがあった。固まったモルタル壁に響かないように、型枠を外すにはダンボールを切り取って下から引いたとき、モルタル壁の底にくっついている桧棒と、ダンボールの上に貼り付けている棚の上にもう1枚乗せた方がいいかもしれない。自然に分離するまで、型枠は外さないで置くのもいいかもしれない。
何はともあれ、型枠を下支えるダンボールの形取りからです。
大雑把に稜線の高さを見取り図にする

ダンボールを2つ折りにして、1段目と2段目の間の目地から15mmのところが天になるように、深さを見ながら、両線の形を大雑把にスケッチしました。波型の底の一番深いところで13〜14cmくらい。
コンパスで稜線の形を平行移動

コンパスの股の下をボルトナットで締めて、ビニールテープで固定。3.5cm平行移動できる。2本の鉛筆をずらしてガムテープで固定。1cm平行移動できる。この二つを使えば、7cmでも、2cmでも、4.5cmでも、5.5cmでも、ずらした輪郭を描ける。
鉛筆とコンパスの針は上下に一直線

平行移動の間隔を狭めようと反時計回りに傾けて描くと、下の線よりも左にずれた移動模様になる。カットした型紙と下の現物の形が合わなくなる。
出来上がった型紙を置いてみたところ
出来上がった型紙で同じものをもう一枚模(かたど)る
ちょっと狭いですが、作業台です

para1002n(ぱら仙人)
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