しまなみ海道を自転車で赱り始めたのは、2年前。2014年8月18日。向島の立花を出発したのが、10時15分。初めは伯方大島大橋で引き返して、向島に戻ったのは、21時。往復で10時間45分かかっていた。それでも来島海峡まで辿り着けなかった。
初めて来島海峡を渡って向島まで往復したのは、昨年の3月22日。11時間かかっていた。その後、3月27日、4月2日、18日、5月8日、10日、30日、6月13日、7月11日、今年になって、10月29日、11月3日と5日に向島、来島海峡大橋糸山間の往復をしている。12回目の往復は、生口島の東回り(左回り)と各橋の手前で近道をして、コース的には最短記録だったが、タイム的にはそれほど縮まってはいない。体力、脚力がそれだけ衰えて、休憩もたびたび取るし、上り坂ではしばしば自転車を押して歩く。道中、写真を撮る回数も多い。
時間のロスではない。写真を撮ることを理由に休んでいるというのが実情だった。無事に行って帰るために必要なロス時間でもある。
昔長距離をランニングした後、急に立ち止まってはいけないと聞いたことがある。上り坂でローギアにすると、ペダルを踏む回数は増え、高速回転になる。脚力が続かなくて、坂の途中にベンチを見つけると倒れ込むように座り込む。そういう時、目の前が真っ暗になって息苦しいことがある。急に運動をやめてはいけないとは、こいうことだったのだと分かってきた。
初めは夏場だったせいもあって、たぶん、軽い熱中症だと思っていた。実際は、血流とか、心臓の動きに関係していて、あそこのベンチで休もうと決めたら、早目に自転車を降りて歩いて、ベンチにたどり着くまでに徐々に運動量が減っていくようにしなければ、心臓や、血流の調整が間に合わないらしいのだ。心筋梗塞とか、血管のアクシデントを防ぐためには必要なことだと思う。
生口島側にも通学用の近道があった

生口島は瀬戸田回り(左回り)よりも、東回り(右回り)の方が距離的には短い。ただし、2箇所のアップダウンがある。多々羅大橋へは、早瀬のバス停から上がる近道がある。
大三島橋から伯方大島大橋は高低差が少ないので、比較的楽に越えられる。最後の難関が大島の宮窪峠。もうすぐ頂上かと思うと、カーブを回った先にもう一つ高みがあって、ここで大抵気持ちが折れる。
何とか難関を越えると、仁江にスーパーとか、ドラッグストアー、ホームセンターなどがあって、一息つける。必要なものも調達できる。トイレもある。後は低い吉海の峠を越えると、来島海峡大橋が見えてくる。
来島海峡大橋は、尾道側から来ると、上りが長い。大抵は橋の半分が上り勾配、あとの半分が下りのはずだが、来島海峡大橋はそうはいかない。おまけに風がきついことも多く、向かい風だとかなり堪える。
やっぱり、しまなみを赱って来島海峡大橋を渡ると、達成感がある。赱っている人がみんなハイテンションですがすがしい。
フランスからやってきた人たち
左から2人目の人はかなりへばっていたが、みんな明るい。




大島、伯方島、大三島



フランスから來た人たちと伯方島の坂道、大三島の橋上で再会。さらに盛り上がる。
因島で日没
向島に帰還は17時20分ころ。所要時間、11時間半。

para1002n(ぱら仙人)
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