我が愛する故郷、北海道千歳市は、
世間一般の皆様がたの間では「空港の街」として
広く知られているところであります。
と、それはいいのですが・・・
何しろそれ以外には何もないに等しい街ですので、
千歳空港に到着なさった皆様の大半は、そのまま千歳を素通りして
空港駅から札幌の方に向かってしまわれる、といった塩梅で・・・
そしてそれは、怪獣の皆様方にとっても例外ではないようです(泣)。
ノースサタンも、ゴジラも、ガメラも、レギオンも・・・
みんなして札幌ばかり贔屓になさって、我が千歳市は完全スルー!(涙)
まぁそりゃあ、千歳のような「な〜んにもない」に等しい地方都市より
札幌のような大都会の方が、壊しがいのあるビルやら名所やらには
何かと事欠かない、とは思いますけれど・・・。

が、ここで私は声を大にして言いたいっ!
我が愛する千歳市は、決して全ての怪獣からスルーされるような
何のとりえもない街などでは断じてない、と!(笑)
・・・というわけで、我が郷里を有難くも訪ねて下さった
殆ど唯一と言っても差し支えない怪獣さん・・・
それが「恐竜大戦争アイゼンボーグ」第18話
「空港大ピンチ! 吹雪をそめる鮮血」に登場した地底王国の使者、
プテラノドン型怪獣・バドンとステゴザウルス型怪獣・ガロンの
凶悪タッグ、であります。

このガロンという怪獣、普段は比較的コンパクトなサイズに小型化されて
バドンの両足に掴まれる形で空輸されてくるのですが・・・
ひとたび破壊活動を開始する際には、たちまち身長50メートル大の
スタンダードな怪獣サイズへと巨大化!
これによって四足怪獣の弱点である「行動範囲の狭さ」を克服し、
バドンの空中機動性をフルに活かし、いつでもどこでも神出鬼没に出現しては
二匹のタッグによる破壊活動に移ることができる・・・という、
なかなか小技の利いたイカす奴ら、なのであります。

で、帝王ウルルから日本全国の空港破壊の命を仰せつかったこのコンビが
最初の獲物として下さったのが・・・そう、我らが千歳空港!
いや〜、リアルタイムで見ていた時は、もう飛び上がるほど嬉しかったですねえ〜。
まぁ、二匹の壊す千歳空港のミニチュアセットが、実際の空港建造物とは
似ても似つかない代物だったのはご愛嬌、ということで(笑)。
バドン、ガドン、ありがとう!
一人の千歳出身者として、そして怪獣ファンとして、
俺は決して君たちのことを忘れないっ!(爆笑)

何はともあれ、これから生まれてくるであろう怪獣・怪人の皆様方!
札幌もいいですけれど、どうぞ千歳市のこともお忘れなきよう(笑)。
これといった特産品や名所には欠けるところもありますけれど、
それでもなかなか住み良い街なんですよ、いえホント――。

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