……なんていうのは、いくらなんでも誇大表現に過ぎますねそうですね(笑)。
それはさておき、今回ご紹介させて頂きますのはこちら――
先日講談社から発売されたばかりの児童向けムック
「
決定版スーパーヒーローベスト100超百科・巨大ヒーロー編」です。
「ウルトラマンをはじめ 地球をまもった 巨大ヒーローたちが 奇跡のせいぞろい!
巨大なボディーと超パワーで正義をまもる、巨大ヒーロー。
ヒーロー40年以上の歴史のなかでかがやきつづける勇者たちのなかから、
ベスト100をえらんだぞ。」
……と言う触れ込みのもと、本邦児童番組における「巨大」ヒーローたちを
ずらりと一同に集めたグラフ本なのですが、いやぁ、これが面白い!
いろんな意味で(笑)。
ウルトラマンたちメジャー勢のみならず、他の円谷巨大ヒーローたちや
ピープロ、東映、ひろみプロetc……に至るまで幅広く、
なおかつある程度平等に紙面を割いてくれている、ということは勿論……
その中に「犯罪組織・黒いココナツのサイボーグ戦士たち」や
「食肉恐獣バリバア」、あるいは「国会議事堂前でのグラニアVSマグマ大使」など
思わず「おっ!」と身を乗り出してしまうような珍しいスチールが掲載されていたり、
レッドマン、ゴッドマン……と順当に掲載されていながら、何故かグリーンマンだけが
一人だけカヤの外状態になっていたり、メガロマンやアイ吉が掲載されない一方で
マイティ号やバッカスV世が「巨大ヒーロー」扱いでちゃっかりノミネートされていたり、
当然と言うか何と言うか、ハヌマーンやジャイアントやミラクルマンや電エースや巨人ラインには
全くお声がかかっていなかったり(笑)、
極めつけは「シルバー仮面」の項目において、「大原叔父」として
堂々と
自転車刑事の写真が掲載されていたり(爆笑)……。
手軽なビジュアル資料として、
あるいは端々にツッコミを入れつつ楽しむネタ本(笑)として……
どちらの文脈においても楽しめる、お値ごろ感のある一冊。
「怪獣者」としての貴方の本棚にも、ぜひ一冊お納め下さい(笑)。

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