週に一度・土曜7時のお楽しみ、「
ウルトラギャラクシー 大怪獣バトルNEO」。
初登場時はただ戦うことだけに執念を燃やして、野獣のように荒々しかったレイが
ペンドラゴン号のクルーたち数々の過酷な戦いや冒険を経ることによって
次第に豊かな人間性を身に付けていき、歴代のウルトラシリーズ主人公と比しても
なんら遜色のないヒーローとして成長していく姿を丹念に追ってきた本作品……
今や「力の暴走状態」であるゴモラのレイオニック・バースト形態をも完璧に
自身の意思で制御し、惑星ボリスであれほど苦戦させられたキングジョー・ブラックを
軽く一蹴してみせる……その雄姿と成長ぶりに、思わず目頭が熱くなったのは
きっとワタクシだけではないだろう、と確信しています。

加えてクライマックスに向かう物語に歩調を合わせる形で、レイオニクスハンターの
ペダン星人・ダイルや、80年代の戦隊悪役を彷彿させるペダン星人の司令官・
ハーランの冷やかな美しさ、相変わらず人を食った態度のキール星人グランデ……などなど
ここにきてアクの強いキャラクターたちが大挙登場し、物語終盤の緊張感における
絶妙のスパイスとして機能してくれています。
とりわけ注目すべきは、やはりダイルでしょう――
これまでのペンドラゴン号クルーとの邂逅を経て、非情なハンターであった
彼の中でいったい何が「変わって」いったのか……
その存在に大きくスポットが当たる次回が、もう早くも待ち遠しい限りです。

そしてまた、今回も大盤振る舞いだった怪獣たち!
レイオニクスとして登場したガッツ星人、フック星人、ゼットン星人、
それらに操られるケルビム、再生ドラコ(!)、テレスドン……
でもって、何と言ってもグランデの操る怪獣として再登場したレッドキングの
キングジョー・ブラックを足元にも寄せ付けない圧倒的な強さ!
いやぁ、これこそまさに「恐れていたレッドキングの復活宣言」ですよ――
今後のEX化の可能性なども含めて、ますます期待大ですね〜。

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