“大空魔竜、それは無敵の機械竜。
ガイキング、それは熱き炎の戦闘巨人。
今、この二つの力が一つとなり、明日の世界を守り抜く!
君も心にその名を刻め――
大空魔竜ガイキング!!”
(『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』オープニング・ナレーション)

続々開封、千年虫さんからのお中元アイテム……
てなわけで今回はこちら、2007年に海洋堂“リボルテック”シリーズとして
リリースされた『LOD』版のガイキング“フェイスオープンVer”です。

劇中さながらのオーバーアクションとダイナミックなポージングを、思いのまま
「決める」ことが出来る“山口式可動”とリボルバージョイントの威力は、
東映スーパーロボット・アニメというモチーフを得ることでますます冴え渡り……
にも関わらず、投げ売られ組の常連だったりしている悲しきアイテム(泣)。
チクショー、どうしてなんだ、こんなにもカッチョいいのに!
……っと、湿っぽい愚痴はさておきまして(笑)。

ガイキングと言うロボットを語る上では欠かせない「フェイスオープン」の概念。
精悍なヒーローロボットの顔がばっくりと割れて、グロテスクとしか例えようのない
「超兵器ヘッド」が露出すると言う、設定&演出の猛インパクト……
さすがに21世紀の「現代っ子」には、あまりに刺激が強すぎる(笑)ゆえか
『LOD』版におけるフェイスオープン機構は、かなりスマートかつマイルドに
ブラッシュアップされた形での本編採用となっております。
個人的には『LOD』版フェイスオープンと言えば、何と言っても第13話……
作画陣の奮闘とドラマ的盛り上がりの相乗効果によって、『LOD』全話中でも
屈指の名勝負となった、ダリウス軍北方将軍・ノーザの操縦するダリウス巨人兵
“ノーザ・ドルマン”との一騎打ちの印象が今なお鮮烈ですね〜。
“強いから勝つんじゃねぇ。
諦めねぇ奴がが最後に勝つんだよ。
だから、勝つのは……
最後に勝つのは、オレたちだァァッ!!”
(『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』
第13話より、ツワブキ・ダイヤの台詞)

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