当時、ヒロインの「上杉智子」役としてレギュラー出演していた特撮ヒーロー番組
『
電脳警察サイバーコップ』終了を目前に控えた1989年5月にリリースされた
歌手・
千葉美加氏の“正式な”デビュー曲。
(「シューティング・スター」は、あくまでプレデビューの扱い)
当時の女性アイドル歌手の中では、ずば抜けて高かった歌唱力と音楽センスから
“ミュードル”とも呼ばれ、後の海外進出でアジア圏のトップアイドルにもなった
千葉氏の実力が、早くも遺憾なく発揮されている本ナンバー。
先の『サイバーコップ』においても、最終二話分のエピソードに挿入されており
とりわけ実質的な最終回(この後に「リクエスト特集」が二本あるので)にあたる
第34話「デストラップのさいご!!」において、大爆発に巻き込まれて消えた
サイバーコップ・マーズこと北条明刑事が、傷だらけの生還を果たして
ZACの仲間たちから笑顔で迎えられるラスト・シーンで本曲が流れた際の
その絶大なる感興は、丁寧に描かれたドラマそのものの盛り上がりとも相まって
今なお、思い出すたびに熱い感動が胸にこみあげてくるのです(しみじみ)。
“昨日よりも素晴しい今日。
今日よりも素晴しい明日。
そんな日を積み重ねていけば、
きっと未来は変えられる……
必ず変えられるんだ!”
(『電脳警察サイバーコップ』第34話
「デストラップのさいご!!」より、織田久義キャップの台詞)

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