遊びをせんとや生まれけり

今年ももう、残すところほんのわずか。
皆さんにとって、この２０１０年はどんな年でしたか？

グローバルな目で見れば、あらゆる陣営にいい顔を見せようとするあまりに
却って何もできなくなってしまっている現政権の日和見ぶりの不甲斐なさですとか
世界各地での痛ましい災害、そして１１月末にとうとう朝鮮半島で起こってしまった
戦端の炎とそれに伴って亡くなられた方々、家を失いお怪我を負われた方々などの
あまりにも痛ましく、悲しい姿のニュースに、どうしようもないやりきれなさを感じて
幾度となく切歯扼腕させられた一方……こと個人レベルの出来ごとに関して言えば
これまでのブログ更新やリアルでのプライベートで積み重ねてきた、多くの方々との
友好的な関係をより深化させ、様々な面でお世話になるたびに「絆」や「縁」の
不思議さ、有難さをしみじみと思い知らされ、これまで以上に充実した日々を
元気に過ごすことが出来た……という、自分にとってはこれまでになかったほど
「苦さ」と「甘さ」を常に併せのんでいたかのような心境。

ワタクシことさいとうひとしにとっての２０１０年とは、まさにそんな年でした。

最後になりますが――
当ブログに足を運んで下さった全ての方々に、心からの感謝と愛を捧げます。
どうぞ、よいお年をお迎え下さい！

“風よ、雲よ、太陽よ……
　心あらば教えてくれ。
　なぜ、この世に生まれたのだ……！”
（『超人機メタルダー』第一話ラストシーンより、メタルダーの台詞）

自らの存在意義を見いだせぬまま目覚め、熾烈な戦いの只中に独り取り残された
ロボット人間・剣流星こと超人機メタルダーが、ネロス帝国との戦いの日々の中で
生を、死を、優しさを、怒りを、愛を知り、数多くの「友」を得ていったそのドラマは
青年・剣流星としての姿を永遠に捨て、人知れずどこかへ去って行く……という
悲劇的なものでしたが、そんな彼の「青春」の日々の輝きは、番組の主題歌や
最終回の感動をひときわ高めることに貢献してくれた本挿入歌とともに、
本放映から２３年を経た今もなお鮮やかで、決して色あせることはありません。

かつて地球を訪れ、その美しさに心を動かされた宇宙の旅人が、「現代」を生きる
私たち地球人に向けて、真情のこもったメッセージを送り届けてくれた……という
一風変わった、凝ったコンセプトの作詞でリリカルに綴られる本ナンバー。
男女デュオ・ダカーポの、温かく透明感あるヴォーカルも、「天上よりの声」という
作詞の意図を、見事に現実のものとしていて感動的です。


“僕は生まれてきて良かった……
　八荒、舞さん、君たちに会えて嬉しかった。
　君たちの永遠の幸せを祈る。

　そして僕は……いつか、必ず蘇る。
　いつも遠くから、君たちのことを見守っているよ……”
（『超人機メタルダー』最終話ラストシーンより、メタルダーの台詞）

かなり今更ですが……
以前から欲しかったこの一体を、ようやく中古屋さんにて入手。

「鉄道むすめ」シリーズの世界観やキャラクターを題材としてゲーム化した
『鉄道むすめＤＳ』のイベントシーンから、逆輸入の形で立体化がなされた
フィギュア版の『鉄道むすめＤＳ』より、富士急行勤務の駅務係を務めている
絶叫マシーン大好きな“大月みーな”さん……

先にもお話ししました通り、ゲームのイベントシーンとの連動企画と言うことで
本商品では私服のライダースーツで立体化されています。

基本的にその商品の成り立ち上、立体化・イラスト化される際にはどうしても
「鉄道関連の制服姿」であることを余儀なくされてしまう「鉄むす」たちだけに
こうした「私服姿」での立体化が、プライベートな部分での存在感を匂わせて
魅力的なキャラクターをより魅力的に感じさせてくれる嬉しい仕様。

そしてこの大月さんは、体にフィットしたタイトなライダースーツ姿なだけあって
全「鉄むす」商品でもトップクラスと言ってよいセクシー（笑）さのアピールっぷりが
通常とは別のベクトルで実に嬉しかったりも致します（笑）。

で、ラストは北海道へのバイク旅行中、高速道路のサービスエリアに立ち寄って
ほっと一息、な大月さんをイメージしての一枚。

背景は以前、長万部へ遊びに行った際に撮影したものです――
いやぁ、「素材」はこまめに撮っておけば、思わぬところで役立ちますねぇ（笑）。

お歳暮兼・先月末に作って差し入れたうま煮のお礼ということで、妹夫婦が
スモークサーモンを持ってきてくれましたので、今夜は早速ソレを使って
マリネなど作って頂くことに。

本来ならばこのマリネだけでも軽くご飯はバクバクいけちゃうワタクシなのですが
一応このサーモンは年明けのおせち料理用に回そうと決めておりましたので
さすがにそれは避け、他に何品かおかずを見つくろった上での夕食です。

出来たてのサーモンマリネに、酢ガキ、味噌汁、やきとり……
そして日本人ならばもちろん、ほかほかの炊きたてご飯。

あ、ちなみに北海道では豚串のこともひとまとめで「やきとり」と呼びます――
……というのは確か、以前の記事でもお話させて頂きましたよね。

“言っておくけど……
　僕は君よりもずっと前から、通りすがりの仮面ライダーだ。
　……覚えておけ！”
（『仮面ライダーディケイド』第１９話より、海東大樹の台詞）

大ショッカーから奪った“ディエンドライバー”により、様々な世界を股にかけ
「お宝」を求める泥棒青年・海東大樹が変身する仮面ライダーディエンド。
通りすがりの某店でたまたま安かったので、今更のように購入です。

や、フィギュアーツだＳＩＣだと、よりリアルなシニア向けディエンド商品が
続々発売されている現在、ホントに今更ではあるんですけどね――
とは言え、近年では出演作である『ディケイド』の枠を超えて、劇場用映画の
『超・電王トリロジー』にもゲスト出演を果たすなど、何気に息の長いキャラな分
これはこれでまたタイムリーな買い物だったのかもしれません（笑）。

一応は児童向け玩具の体裁をとっているものの、その塗装やディティール、
アクションフィギュアとしての可動範囲などは、シニア向け商品と比べても
決して見劣りする性能ではありません。
むしろフィギュアーツのように、交換用手首その他のオプションパーツ諸々を
うっかり紛失させてしまう心配もなく、安心してガシガシ取り回せる丈夫さは
ワタクシみたいな「プレイ派」にはヒジョーに有難い要素だったり（笑）。

「これからも、よろしくでゲソ」

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』や『とある魔術の禁書目録』などなど
大本命と目されていた大人気ライトノベルのアニメ化作品を相手に一歩も引かず
アニメ化の発表当初からは想像もつかないほどの好評を博して最終回を迎えた
テレビアニメ版『侵略！　イカ娘』。
北海度在住のワタクシも、先ほどネット配信で一週遅れの最終話を見終えました。

いやー、ほんとに楽しいアニメでしたね〜。

「イカ娘を可愛く見せること」という、ほぼその一点だけに焦点を絞りこんだ
シンプルな構造の物語と、衒いなくブレることもない直球勝負の演出・構成……
そしてそんなシンプルさの中においてイカん……いえ、遺憾なく（笑）発揮される、
原作漫画の魅力的エッセンスを更に膨らませたり、エスカレートさせてくれた
演出陣・作画陣・演技陣の三位一体による、「声のお芝居」と「動き」が相まった
「アニメーションならでは」の、弾けるような楽しさを生む「技」の数々。

身構えることなく気軽に楽しめ、また次週もチャンネルを合わせたくなるという
「テレビアニメ番組」の根源的な魅力をも再認識させられたような気がします。

アニメスタッフ陣の手から、ひとまず原作者・安部真弘氏のもとへと帰って行った
イカ娘と愉快な面々の物語ではありますが……
でも、敢えて「サヨナラ」とも「お疲れ様」とも申しません。
……だって皆さん、まだまだ余力は充分過ぎるようにお見受け致しますから（笑）！

ですからワタクシが、アニメスタッフ＆キャスト陣に贈る言葉はただひとつ。

「アニメ版イカ娘の、更なる飛躍に期待します！」

ゲッソ〜、ゲソゲソ〜（笑）。

その唯一無二と言える、熱いペンタッチと台詞回しの際立った個性により
連載終了から１０年以上を経た現在もなお、続々と新たなファンを獲得して
カルト的人気を博している傑作漫画、山口貴由氏の『覚悟のススメ』。

その中に登場するガジェットのひとつ……
本編における敵役にしてもう一方の主役、現人鬼・散さまがその身に纏われる
お美超鋼（はがね）こと“強化外骨格・霞”。

本年３月にリリースされたこのお美超鋼のフィギュアーツが、同年１２月の
某店舗クリアランスセール棚に並んでいるのを発見し……
その価格を見て、思わず目を疑ってしまったワタクシ。

本来の定価・4.725円のところが――なんと、980円！

そりゃあ、買うよね(ﾟ_ﾟ)？

てなわけで、即座に霞さまをお救い申し上げて参りました（笑）。

商品そのもののレビューに関しましては、既に名だたる玩具系サイトのお歴々が
詳細な記事をＵＰしておいでですので、拙ブログでは控えめにいきますが……
いやぁ、実に素晴らしい可動フィギュアです。
抜群の可動性能（特に股関節の構造が出色！）によって、原作コミックにおける
ケレン味たっぷりのポージングを再現できるのは勿論……

胸部や脚部など、随所にダイキャスト・パーツをも併用することによって
元々の造形の素晴らしさと言う「視覚」のみならず、ずっしりした重量感や
ひんやりとした金属の手触りによって「触覚」にも訴えかけてくるという
「触れて楽しむ」玩具ならではの醍醐味をたっぷり堪能できる、という次第。

本編の名台詞四種類のうち、ランダムにひとつ印刷されたものが付属してくる
専用スタンドも、ワタクシが一番欲しかった台詞だったこともあり……
いやぁ、もう言うことなしの大満足ですよ！

拙ブログとも相互リンクをさせて頂いている「DeeperDungeon Re:birth」
管理人・トロルさんが、拙ブログの『飛び出せ！　宙マン』のために、
ご自身でリペイントしたフルカラー版のベリュドラをはじめとした、数々の画像を
ご提供下さっている、というのは、先月更新分のこちらの記事におきまして
既にお伝えしました通りですが……

それらの中には画像の写真映りのテストだったり、あるいはもう完全なる
トロルさんの「お遊び」ショットだったりと、『宙マン』本編には使えないながらも
このままワタクシだけで楽しむには、あまりに勿体ない写真も多いのです。

で、今回、それらの「使われない」写真をまとめてお蔵出し（笑）。
トロルさんの手によって各アイテム群に施された可動カスタムの絶妙さも含めて
どうぞ皆様、存分にお楽しみ下さい。

世界中の子どもたちが……そして大人たちも、誰もが待ちに待っていた日。
そう、今日は楽しいクリスマス！

サンタクロースのシンボルである赤と白の意匠や、豪華なクリスマスツリー、
華麗なイルミネーションや飾り付けなどが街を彩り、市内のあちこちで流れる
クリスマス・ソングとも相まって、ハレの日気分は早くも最高潮。

と言うわけで、今回の『宙マン』は……
クリスマスムードに染まった、ここ・１２月の千歳市から物語を始めよう。

ああ、今や懐かしの（泣）バンプレスト「コスチュームパーティ」シリーズ……

実在のメイドカフェに実地取材し、キャラクターたちに各店舗のメイド服を纏わせた
その話題性と、折からのメイドカフェブームの追い風もあって、その発売当初は
関連商品にベラボウなプレミアがつくほどの瞬間風速を記録した本シリーズ、
その勢いを逃すまいと、カード付きウェハースに大型フィギュア、ドール、ゲーム、
更に実在するメイドカフェとの連動企画……などなど、積極的な商品攻勢と展開で
２００６年と言う時代を正に駆け抜けたということは、本作を知る方々にとっては
改めて繰り返すまでもない周知の事実でありましょう。

そんな、２００６年時に一気にリリースされた「コスチュームパーティ」関連の
派生アイテムのひとつがこちら……手のひらに乗るミニサイズのぬいぐるみ、
全四種が発売された“ミニコスチュームマスコット”版の落合さんです。

ぬいぐるみらしいファンシーなアレンジは、「メイドカフェコレクション」の
リアル＆アニメチックな方向性の造形とは、また違った味わい深さ――
２７ｃｍドールと絡めれば、ご覧の通りの「抱き人形」にも早変わりということで
なかなかどうして、面白い使い勝手の期待できるアイテムでもあるのです（笑）。

いわゆる挿入歌集だけでも三枚のアルバムがリリースされるなど、音楽面では
これまでの戦隊シリーズを遥かに凌駕する力が注がれ、またそれらの楽曲群が
劇中でも効果的に機能していたことが印象深かった戦隊シリーズ屈指の異色作、
シリーズ第２０弾『激走戦隊カーレンジャー』。

その数多い楽曲群の中から、今回はこちら……
今の時期にぴったりな、スーパー戦隊シリーズの長い歴史上でも殆ど類例のない
“戦隊クリスマス・ソング”をチョイスしてご紹介。

カーレンジャーの五人とダップが一堂に集い、楽しく歌う本ナンバー……
クリうマス・シーズンの販促という意味もこめられた、年末時期の三部作にして
『カーレンジャー』屈指の燃えるエピソードでもある第４４話におきまして
本編のラストを彩ったことにより、本曲も単なる「企画物」の枠にとどまらない
立派な「戦隊ソング」のひとつとして、ファンの心に焼きつけられたというのは
本作を愛するファンの方には、改めて繰り返すまでもない事でありましょう。

“ズバっと参上、ズバっと解決。
　人呼んでさすらいのヒーロー、快傑ズバット！”

先日更新分の記事において「落合さんのコスプレ版」をＵＰしておきながら
本家本元・何をやらせても日本一な彼を素通りするテはないですよね（笑）。

てなわけで本日は、メディコム版ズバットをそのままの形でパチリ。
前回記事でも記しました通り、合成皮革製のスーツの痛みが激しいもんですから
「恐らくコレが最後のお勤めになるだろう」と、ハラくくった上での撮影です。

古色蒼然たる覆面ヒーローのイメージをより現代的な方向にブラッシュアップし、
「変身ブーム」期の主流だった、目鼻のある漫画的ヒーロー像とも一線を画す
クールなゴーグル・フェイスをいち早く東映ヒーローのデザイン中に取り入れて
“ヒーローの敵がヤクザである”という、一種現実的で生々しい基本設定とも
絶妙のマッチングを見せていた快傑ズバット。

もちろんこのクールなマスクの無表情と、不世出のヒーロー役者・宮内洋氏が
万全のお膳立てのもとにのびのびと披露した、伝説のキザ演技の「熱さ」との
コントラストも絶妙だったことは言わずもがな！

アイディア満載の脚本、現在の目で見ても実にテンポよい演出などとも相まって
今なお「伝説の男」として語り継がれているのも、実に納得できちゃいます。

「クリスマス気分が盛りあがるようなブツ」という、実にアバウト極まりない（笑）
大前提のもとに、手持ちのガラクタ箱をあれこれと物色致しました末……
今年のクリスマス記事では「彼」にご登板願うことに。

『ビーストウォーズ』最後期商品に当たる“メタルスパワードコンボイ”が
翌年の『ビーストマシーンズ』展開時に色替え再版され、我が国におきましては
トイザらスのみの限定販売にて流通がなされた巨大戦士“プライマル・プライム”。

Ｇ１コンボイのカラーリングを意識した、鮮烈なメタリック・レッドのメッキ処理が
目に眩しいこの超ロボット生命体を、今回は「クリスマスカラー」と解釈することで
この時期にぴったりの存在である、と強引にこじつけてみました（笑）。

毎年恒例・ミニスカサンタに扮した落合さんと並ぶことによって……
よりそれっぽく見えてもくるような、こないような（笑）？

１９９５年１０月発売のアルバム「さよなら　にっぽん」所収……
拙ブログでも何度となくご紹介させて頂いた、我が敬愛するシンガーソングライター
さだまさし氏が、「きよしこの夜」のメロディーとともに、旧陸軍特攻隊の兵士たちが
したためた遺書を読み語る、という趣向の一曲。

いわゆる「思想の左右」に囚われることなく、右派・左派双方からの批判にも屈せず
自分自身の中から生まれた言葉によって、一貫して平和への願いや反戦の志を
静かに、かつ強く訴えかけ続けてきたさだ氏……
そういう意味では、これもまた実に「まっさんらしい」一曲です。

私たちの隣人の国にて戦火があがり、痛ましく悲しい惨劇が現実になってしまった
本年・２０１０年の聖夜なればこそ……拙ブログを訪れて下さった皆様方には
せめてほんのひと時、本曲のことばに耳を傾ける時間を割いていただければ……と
切に願わないではいられません。

２２日から現在にかけて、北海道の天気はちょっぴり荒れ模様。
湿った雪がどっさりと降り積もった、こんな寒い夜は……
やはり、身も心もポカポカとあっためてくれる鍋料理に限ります。

てなわけで、１２月２３日の夕餉は鍋料理。
函館の知人が、お歳暮としてどっさり送ってくれたカニがありましたので
それをメインに据えてのカニ鍋、と洒落こむことに致しました。

カニの身の上品に甘く、淡白な味わいを殺さぬよう……
ダシ汁、具材など、務めてあっさり、あっさりいくのがミソ。
……などと言いつつ、醤油味仕立てなんですが（笑）。

まぁご覧になって下さい、熱が通ったカニの身のこの色っぽいこと（笑）！

前倒しのクリスマス祝いということで、口福この上なしでした――
積雪のために遠出が出来ず、『ウルトラマンゼロTHE　MOVIE』を観るための
映画館行きが叶わなかった辛さを、大いに埋めて余りある美味しさです（笑）。