“名もなく、地位無く、姿無し。
されど……
この世を照らす光あらば、この世を斬る影もあると知れ。
……天魔伏滅!!”
我が国が世界に誇り得るスーパースター、千葉真一(現・JJサニー千葉)氏が
自身の率いるアクション俳優集団・JAC(現・JAE)の精鋭を多数起用して
現代的かつスピーディー、そしてダイナミックなアクションを画面狭しと展開、
時代劇の世界にかつてない新風を吹きこんで、多くの視聴者の心を掴んだ
関西テレビ・東映製作の『
影の軍団』シリーズ。
夜6時台の戦隊シリーズ、夜7時台のメタルヒーロー・シリーズなどによって
JACの超人的アクションの何たるかを徹底的に刷りこまれ、「教育」されて
その魅力にメロメロになっていた80年代当時のワタクシめが、時代劇において
JACの面々が大暴れしていると耳にした日には、興味の沸かないわけもなく……
でもって、しっかりハマらされてしまいました(笑)。
そんな『影の軍団』シリーズの中より、今夜はテレビシリーズの最終作に当たる
『影の軍団W(影の軍団・幕末編)』のメインテーマをご紹介。
内容的には初期のハードさに比し、だいぶマイルド&バラエティ色も強くなって
その辺が濃い目の『軍団』ファンからご批判を頂くこともある本シリーズですが
ことテーマ曲のかっこよさ、シャープな切れ味に関しましては折り紙つき!
体を張り、文字通り命を賭けた体当たりのJACアクションにもよくマッチして
見返すたび、聞き返すたび、血潮の沸騰は必至ですッ。

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