……まさかの駆け落ち(爆笑)!

日曜朝のお楽しみ、『
海賊戦隊ゴーカイジャー』。
奇才・浦沢義雄氏と坂本太郎監督の名コンビが、伝説の(笑)14話にも増して
いつも通りの調子で、のびのびお仕事をなさっていた(笑)今週放送分……
ワタクシは大いに笑わせていただきましたが、皆様はいかがでしたでしょうか?
え、呆気にとられた? いや、それはそれで実に正しい御反応です(笑)。

「偏見や差別意識を乗り越えて、宇宙人と地球人との間に生まれる絆」と書くと
いかにもまともっぽいテーマであり帰着点ですが、なにしろ答えだけが正しくて
「その解答に至るまでの道筋」が全てデタラメもいいところなのは、我が国の
脚本家さんたちの中でも、浦沢御大にしか辿り着けないひとつの境地(笑)。
そのシュールな笑いの破壊力の前には、毎回恒例の視聴者サービスである
豪快チェンジによる歴代戦隊登場シーンさえもかすみかねない勢いです(笑)。
ラストシーンの何ともいえない虚無感もまた、浦沢氏の名を不動たらしめた
「不思議コメディシリーズ」そのもので、ファン的にはまた狂喜乱舞――
それにしましても、こんなトンデモないテンションと超展開、ギャグの連打を
数ヶ月に一回、二回のイレギュラー回だけではなく、それこそ毎週のように
10年以上の長きに渡って繰り出し続けてきた「不思議コメディシリーズ」とは
なんと只ならぬ番組であったろう、と、今更のようにその凄さを思い知らされ
「オンリーワン」としての浦沢氏の価値をも痛感させられてしまいます(笑)。

で、こんな危険球(笑)のあとには、がらりと変わって直球勝負――
疾風流忍法「忍風館」第507期の卒業生たちが、9年ぶりの顔合わせ。
豪華ゲスト群に負けるな、海賊戦隊ゴーカイジャー(笑)!!

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