ホームセンターや日曜大工ストアなどで、普通に売られているラッカーシンナー。
溶剤の成分が強いのでプラモデルの塗装には適しませんが、筆や用具などの
洗浄用としてなら充分に使えますので、ワタクシめはコレを別容器へ小分けにして
もっぱら「筆洗い専用シンナー」として使ってきました。

ただ、ソフビ塗装趣味の分野では、ソフビ専用塗料である「イリサワXカラー」の
強力なうすめ液によって「Mr.カラー」や「ガイアカラー」といったプラモデル用の
ラッカー系塗料を希釈して塗装することにより、格段にソフビへの食いつきがよく
剥がれにくい塗装面を作れる、という裏ワザがあるのだと聞き及び……
……ワタクシ、そこで
ティンときてしまいまして(笑)。
つまり溶剤成分の強力さということなら、ホームセンター系のラッカーシンナーで
プラモ用のラッカー塗料を希釈したとしても、ソフビへの食いつきと塗膜強度では
同様の効果が得られるのではないか? ということです。

てなわけで、思いついたら即、実行。
別皿に取り分けたラッカー系塗料を件のシンナーによって希釈し、おもむろに
用意しておいたソフビに塗りつけていきます――
結論から先に申しましょう。
今回のこの実験、おかげさまで
大成功でした(笑)。
完全に塗料が乾いた後はソフビにガッツリ食いつき、丈夫な塗装面を形成して
軽く爪でこすった程度のことでは剥がれたりしません。
格段に強い塗膜に、アクホバ父さんも思わずびっくりです……
……って、それは『
恐竜100万年』(笑・「トマク」違い)。

そう、
先月7日更新分記事のゴモラは、ぺんてる・ネオセーブルの性能テストと
並行する形で、「ホームセンター系ラッカーシンナーで希釈したラッカー塗料が
ソフビ塗装においてどこまで使えるか」の実験台でもあったんですね〜(笑)。
プラモデル塗装にてこんな乱暴な塗り方をしたら、強力なシンナーの溶剤成分が
たちまちプラを冒して、せっかくの力作が無残な不燃ゴミと化してしまうトコですが
ソフビ塗装に関しては、プラモのように溶剤成分に冒されて破損する心配などもなく
むしろ溶剤成分が形成する、その強靭な塗膜が結構この上なしです――
Xカラー入手が困難だとお嘆きの同志諸兄、今すぐホームセンターに走れッ(笑)!
なんちて。
で、それはそうと、この「ウルトラ怪獣シリーズ」版ゴモラ(旧造形版)。

それ以降も新しい塗料や筆などを買ってくるごとに、まず性能テストのため
片っ端からいろんな色をいろんな筆で塗ったくり、しばし放置しておいてから
忘れたころにまた塗り……そ〜んなことを、数週間に渡って繰り返した結果
現在、ごらんの有様です(笑)。
モルモットおじさんばりに「実験台」として酷使されまくり(笑)の彼……
いつまでもこのまま、っていうのもちょっち可哀想なんで、この塗りを下地として
一気に仕上げまで行っちゃってもいいかな?
強力なラッカー希釈の塗料だけに、下地の丈夫さは折り紙つきですし、ね。

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