前回・第5話が沖縄へ着くまでの話、そして今週放送分(BS−TBS)の
第6話が、沖縄から東京へ帰る飛行機内での出来事……と、沖縄旅行の過程を
まさかまるまるすっ飛ばしてしまうとは思いもよらなかった『
武装神姫』。
ワンカットのみ登場したメリエンダが超可愛かったことに関しては、以前の記事で
既に触れていることなのでさて置きまして(笑)。

さて、今回は東京へ帰る飛行機の中において、アーンヴァル型神姫を利用した
爆破テロに遭遇してしまって云々かんぬん、という騒動劇。
神姫を利用しての犯罪が、充分に起こりうる世界観である、ということですが
それならそれで、これだけマスターの命令や支持とは別に自らの意思でもって
恣意的な判断を下せる高性能ロボットが野放図に闊歩しまくっているアニメ劇中の
この社会の構図と言うものに、改めて薄ら寒いものを感じてしまったり(汗)。
まァその辺りは、コナミ『武装神姫』オフィシャル設定の段階でも曖昧と言うか
かなり意図的にボカしていた部分ではあるのですが……。

で、今回は主人公グループの一体・アン以外にも、テロリスト(役)だったり
特殊部隊だったりキャビン・アテンダントだったりと、同型のアーンヴァル型が
続々と登場してくるのも大きな見所。
アンを含めた、これらアーンヴァル・タイプの声を全て一人でアテていらした
阿澄佳奈氏が、なまじ極端な声色の使い分けなどをしていない分、同型同士の
混戦模様になると、完全に見分けがつかなくなってしまう、なんてのも却って
“同タイプの神姫が「商品」として量産され、一般的な商品として流通している”
『武装神姫』ならではの「らしい」描写で、個人的には割と好印象――
何はともあれ、今回の阿澄氏には心から「お疲れ様でした」と申し上げねば(笑)。

そしてそして、前回よりED提供クレジットが流れるエンドカード枠におきまして
一般ユーザーさんから募った写真やイラストなどが紹介されるようになったことも
特筆しておかなければならない大きなトピックスでしょう。
誕生から今日までを、ユーザーとともに歩んできた本作品ならではの趣向であり
恐らく本編中ではフォローし切れないであろう武装神姫たちの顔見せ的な意味でも
実に嬉しく、心憎い趣向であると思います。
まぁ本音では、全ての神姫に声つきの出番があって欲しいんですけどね〜(笑)。

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