遊びをせんとや生まれけり

前回のスパイドンに続き、またも「スーパーチェンジシリーズ」……
今回のご紹介はこちら、ダンゴムシ型のビーロボ５号機“ダンゴロン”です。


ビーロボごとに独自の変形機構が設けられているのが楽しい本シリーズですが、
このダンゴロンも通常のノーマルモードから緊急用のスーパーモード、そして
ダンゴロンのみに与えられた形態である“ホイールモード”への三段変形を
巧みなギミックで見事にこなし、楽しませてくれます――

その複雑な可変機構の凝りっぷりゆえに、ロボット玩具の楽しさの一要素である
ポージング性能は他のビーロボたちに比べて若干心もとなくなってしまいましたが
その面を差し引いても、その変形ギミックそのものの楽しさと小気味のよさは
ロボット玩具で遊ぶ醍醐味、というものを十二分に感じさせてくれるものです。

このダンゴロン以外にも、何気に多いダンゴムシモチーフの玩具ロボ……
やはりその「球形への変形」というビジュアルの鮮烈さが、世のロボ設計者たちの
“ギミックごころ”を擽ってしまうんでしょうかね〜（笑）。

「笑えないピエロ」「夢しかなかった」などのヒット曲を有し、本道においては
地元・ＳＴＶラジオの番組における“お昼の顔”としての知名度も非常に高い
北海道羽幌町出身のシンガーソングライター、みのや雅彦氏。

そのみのや氏が、普段より親交の深い元プロレスラー・ハヤブサ氏のため
負傷により欠場を余儀なくされてしまった彼に捧げたのだという本ナンバー。
みのや氏ならではの男性的な気迫と真摯なヴォーカルが、聞くたび胸に迫って
胸の中に熱い「何か」がこみあげてくるのを禁じえません。