今月25日にリリースされた、ウルトラ怪獣ソフビのニューフェイス……
現在好評展開中の「ウルトラ怪獣シリーズ500」よりも大きなサイズとボリュームで
強豪怪獣たちをより迫力いっぱいに立体化していこうという「ウルトラ怪獣DX」。

昨年リリースのスーパーグランドキングに続くアイテム第二弾として登場したのは
ウルトラ怪獣屈指の強豪として名を馳せる“
暴君怪獣・タイラント”。
今回は『ウルトラマンタロウ』初登場時のオリジナルではなく、リニューアルされた
ウルトラ怪獣ソフビシリーズの大きな売り物である“ライブサイン”機能に連動した
シリーズ最新作の映画『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』において登場した
SDU(スパーク・ドールズ・ユナイテッド)版としてのリリースです。

映画においては七体分のスパークドールが合体融合した強力怪獣として登場し
その規格外な強さと存在感をたっぷりアピールしてくれたタイラントであるだけに
いち早いソフビ化が切望されながらも、現行の「500しりーず」ソフビにおいては
タイラントの「素材」たる怪獣・超獣・宇宙人は全てが商品化されたにも関わらず
肝心のタイラントが影も形も現さず、やきもきしていた方も多かったと思いますが
待たされただけのことはあり、造形面の猛々しさもボリューム感もディティールも
全てがハイレベルで纏めあげられた素晴らしいソフビに仕上がっています。

とりわけ圧倒的なのは、「怪獣たちの怨念が集合合体して生まれた強豪」という
タイラントのキャライメージを、手に取っただけで一瞬のうちに納得させてしまう
怪獣ソフビとしてのボリューミーな満足感。
1500円という高価格帯設定ゆえに思い切ったボリュームのある造形を実現できた
この「ウルトラ怪獣DX」と、500円という低価格帯設定ゆえのフットワークの軽さで
バラエティ豊かなアイテム群の充実を短期間のうちに実現することが可能となった
「ウルトラ怪獣500シリーズ」……これらふたつ、現行のウルトラ怪獣ソフビにおける
意欲的なアイテム展開を見るにつけ、それまでの定番「ウルトラ怪獣シリーズ」の
840円という価格帯および商品サイズ設定は、我々ユーザーが思っている以上に
商品展開においての足枷となっていたのではないか……とも感じてしまいます。

以上、簡単ながら今回は「ウルトラ怪獣DX」版タイラント購入のご報告の巻でした。
マスプロダクツ商品としては、現時点での決定版と言えるこのタイラント……
あるいはコレをベースに、これまで発売されてきたタイラントのパーツを融合させて
“自分にとっての究極のタイラント”を自作してみるのも楽しそうですね〜。

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