“「スーパー変化」のカクレンジャーがいた。
「シノビチェンジ」のハリケンジャーがいた。
そして今、第三のニンジャ戦隊――!”
(『手裏剣戦隊ニンニンジャー』番宣スポットより、
大平透氏によるCMナレーション ←ウソ)

と、言うわけで……
本来の予定より一週遅れのスタートとなったスーパー戦隊シリーズ最新作こと
『
手裏剣戦隊ニンニンジャー』。
いざ蓋を開けてみれば、破天荒ながらもしっとりセンチメンタルな作風が魅力だった
前作『トッキュウジャー』から一転、ヒーローたちの集結から初変身、初ロボ戦までを
80年代前半の戦隊シリーズばりの勢いで、「見せ場の連続」にて前面に押しまくる
元気いっぱい、上々のスタートダッシュとなりました。

中でも今回の『ニンニンジャー』においては、その特撮パート……
市街地セットをそのまま忍者屋敷に見立てたような発想&ビジュアルの破天荒さが
アカニンジャーの駆るオトモ忍・シノビマルの、例年にない動きの軽快さと相まって
実に楽しく、圧巻の一語。
その一方で主役のニンニンジャー五人に扮する演技陣の、特に台詞回しの拙さが
例年以上に際立ってしまった感もありましたが、そこは本作のカラリと割り切った
「明朗なマンガ乗り」の世界観や、脇を固めるベテラン演技陣、そして百戦錬磨の
戦隊スタッフ陣によって充分にフォロー可能ではないかな、と、一視聴者としては
わりと楽観視していたりも致します――
改めて思い返してみればかなり危なかしかったですからね〜、去年の今頃における
『トッキュウジャー』主演陣の有様も(笑)。

本作が「戦隊」初メインライターとなる、下山健人氏の手綱取りの手際も含めて
今年もまた『ニンニンジャー』、楽しみに視聴したいと思います――
やはり下山人脈つながりで、大和屋氏や浦沢御大の登板もありえますかな(笑)!?

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